題名:赤の祝祭日。その一 登場隊員:真紅を纏いし巨漢(NPC)・セレス(ベノフレア要塞) 真紅を纏いし巨漢【入室】 (2007/12/24 (月) 22:08) ◆ 真紅を纏いし巨漢 :(禍、天より来たる。―――シャンシャンシャン…と、夜空高くで鈴の音が鳴り響いたその時、同時に何かの落下音。城壁の上に轟音を立てて着地するは、変質的なまでに真紅を纏いし巨漢。もうもうと上がる土煙の中、ゆっくりと立ち上がり…目の前の要塞を睥睨した。その眼光は黒いサングラスに隠されている。)Target・・・・・Lock on!!(ピピピ…と電子音のごとき高い音がサングラスの奥で鳴り響く。しかし電子と言い切れば明らかにオーバーテクノロジーなので、あくまで「電子音のごとき」だ。とにかく、筋骨隆々とした大男は要塞を眺め回し…視線がある一点で止まる。地響きを立てて、一歩踏み出した。)捕捉した…。ミッションスタート!(変質者の極み、ここにあり。) 2007/12/24 (月) 22:08 ◆ 真紅を纏いし巨漢 :(突如の襲撃。城壁で警備をしていた兵士複数名は腰を抜かしたが、あきらかに異常者であると認識できるその男を通すわけにもいかない。「止まれ!」と武器を手にして男の前に立ち塞がった。しかし、男の進行は止まることなく―――)道を開けろ!さもなくばターミネートだ!(「な、何言ってるんだー!」。やむを得ない。兵士たちは手にした武器でそれぞれ男に斬りかかったが…肉の斬れる感触はなく、逆に金属を殴ったような手の痺れる衝撃が兵士たちに返っていった。怯んで、それぞれ武器を取り落とす。)Delete!(鉄の拳が兵士たちを襲う。ハンマーで殴られたような衝撃に、一人残らず地に伏せて気絶した。男は再び要塞内へと向けて進行を開始する。) 2007/12/24 (月) 22:17 ◆ 真紅を纏いし巨漢 :(地響きを立て、さながら魔物ハンターでいう老山龍の如く進行を続ける真紅の巨漢。その身に矢が射かけられようとも刺さることなく弾き返す。反撃に右の二の腕あたりからが外れ、火を噴きながら飛行し弓士を殴り倒した。俗にいうロケットパンチだ。弓士を殴り倒せば腕は元の場所に戻り、何事もなかったかのように接合する。)チルドレン…待っていろ…!(高い高い城壁から飛び降りた。されど、何事もなく轟音を立てて着地し…要塞へと向けて進行速度を速めた。歩きから、早歩きに、早歩きから小走りに。) 2007/12/24 (月) 22:27 ◆ 真紅を纏いし巨漢 :(腕を直角に曲げた奇妙にカクカクとした走り方で一直線に要塞へと向けて走り続ける。一歩踏み出す度にガッションガッション音がしているのは何ゆえか。男を排除せよと伝令を受けた兵士たちが次々と襲いかかるが、まさに鉄人たる変質者のパワーに勝てる者は存在しなかった。男が走り去る後には返り討ちにあって気絶した屍が累々と。)損傷率3%…ノープログレムだ!ミッションを続行する!(相変わらずサングラスの奥で何か高い音を鳴らしながら、地響きと奇妙な音を立ててダッシュする。) 2007/12/24 (月) 22:39 セレス【入室】 (2007/12/24 (月) 22:44) ◆ セレス :(突如、火炎が変質者の進行を妨害するように地から吹き出した。灯りとして灯っているものではない、魔法の白い火。その更に先、まだ遠い距離で立ちはだかるのは巡回帰りの魔術師だ。)これはまた、・・・(続く言葉は飲みこんだ。今まで変な奴には沢山会ってきたが、一段と凄い。何か見ているだけで意識が遠くなる。)枷となれ!(飲み込んだ言葉の代わりに紡がれる捕縛の魔法。まだ燃え盛る炎の中に、相手を拘束する風が舞い込む。)大人しく捕まれ・・! 2007/12/24 (月) 22:51 ◆ 真紅を纏いし巨漢 :熱源反応接近。(一言、そう呟いた。白い炎が噴き上がって男を包み込む。初めてその進行が止まり、さらに拘束の風で男は完全に束縛された。絶望していた兵士たちから歓声が上がる――――が…。)ノープログレム…!Delete!!(炎も、風も、強引に引き?がされるような感じで吹き飛んだ。メラメラと燃え盛る炎の中より、一歩…巨漢が前進する。鬼の如く。そして不意にその腹部が開き、その空間に設置された十字架型の羽根が露になる。)エネルギー充填…!クロス・ウインドミル始動…!(詠唱とは何か違う。何か違う言葉が紡がれた。腹部の十字架型の羽根が高速回転し始め…さらにそれが帯電する。ビリビリと、電撃が男の体に走った。そして―――)《サンダー・クロス》!!―――ファイアッ!!(電撃の竜巻が男の腹より放出され、前方の全てを消しとばさんと…襲いかかる!) 2007/12/24 (月) 23:00 ◆ セレス :(自分の魔力が弾かれ、肌の上を駆け抜けていく。霧散したそれに少々呆気にとられるが、不審者がまだ動けると知ってはそうしている時間も長くはなかった。)・・・貴方の言っている言葉は全く分からない。ラウム語で話せ。・・・というか、待・・っ(右手を振って、魔石の刃を具現、構える。が、何もかもが一段と凄かった。よく分からないがとりあえず危ないのは確かだ。その系統の術師が魔力を集めるときにも似ている――あくまで似ているだけだ――その光景に慌てて周囲の兵士たちに後ろに来いと呼びかける。そのすぐ後、攻撃が放たれた。)壁を願う。紡がれる風は母の腕、強かに抱擁せよ・・・!(刃を握った右腕を突き出して早口で詠唱し、魔力の許す限り、広範囲に障壁を展開する。風で成した壁は触れれば敵を削ぐ、防御と攻撃が一体になったそれだ。これで食い止められるか。) 2007/12/24 (月) 23:11 ◆ 真紅を纏いし巨漢 :(電撃の竜巻は風の障壁に防がれ、それぞれ光の矢となって夜空に飛び散っていった。無表情の巨漢は風によるダメージは受けていなかったものの、完全に魔術師によって足止めされている。キュィィィン…と、また奇妙な音をサングラスの奥よりさせながら、ようやくラウム語らしい言葉を吐いた。)Get out マジシャン。邪魔をしなければ貴様らをアタックするつもりはない。ただミッションをコンプリートするだけだ。(感情の籠らない声で、そう告げる。同時に背中より何かが打ち上げられ、パンと夜空で弾けた。別に攻撃ではなかったようだが…。)もう一度言う。邪魔をするな、マジシャン。さもなくばターミネートだ。(まるで機械のような…というか明らかに機械人間っぽいその姿と言葉。) 2007/12/24 (月) 23:20 ◆ セレス :(刃を支え、壁を維持したまま・・・荒れる風の向こう、紅い色を見ていた。後ろから何も出来ずにいる兵士たちが武器を構えたままで覗き込む。)貴方のような者まで『敵対する意思は無い』などと、言うのか。(此処はそういう街なのか?既に終了している事件のことを思い出し、低い声で呟く。少し黙ってから、では、と続けた。)身分提示を。話ぐらいは聞いてやる。連行は免れないだろうがな。(構えは解かずに言う。もう空から来襲した時点で身分提示も何も無いような気がするが、敵意はないと明言されてはこう答えるしかない。『いいからトドメさせよ!』と先ほどまでの動きを見ていた兵士が後ろで騒ぐが、それ以外は皆で動かなかった。しかし――そろそろ風の壁が崩れてきている。強行突破は可能な程度に。)こちらも、要塞で暴れるのは不本意ではない。 2007/12/24 (月) 23:26 ◆ 真紅を纏いし巨漢 :『ホーリーナイト』所属…コードネーム:レッドサンダー。(そう名乗った。赤い稲妻とは一体何のことなのか。そもそも『ホーリーナイト』という名前自体謎だ。謎すぎる。)…これより、強行突破する…。損傷率15%…想定の範囲内だ。――― come on!ライトニングホーン!!(その声に呼応して綺麗なベルの音が響いた。そして、幾ばくもしない間に夜空より何かが飛来する。雄々しき角を持つ、鹿に酷似した…しかし鹿ではないその動物。ズン、と音を立てて地面に着地する。)『Yes sir.』(トナカイだった。しかし普通のトナカイではない。鋼のボディを持った、しかも喋る、馬よりも巨大なトナカイだ。男はその背にジャンプし、騎乗する。) 2007/12/24 (月) 23:39 ◆ セレス :ちょっと待て、証明になって(ない、まで言い切れなかった。上擦った声で言ったところで、またよく分からないものが登場したからだ。)敵意が無いなら、止まってくれと言っているんだ・・・!(やはり、通じないのか。何故綺麗な鈴の音を伴ってあんなものが。そんな思考に、また間抜けな顔で固まりかけて、それでも復活は周囲より早かった。慣れた人間の成せる業だ。)戒めを願う、敵に枷を与えよ!(また似たような、風の拘束。捕まるとは思っていないが、少しでも遅らせられればと思っての事だった。強行突破、と聞えては、容赦する必要が無い。・・・声を聞いてはっとした兵士たちが、ようやく構えたままだった武器を握り締めて進行妨害の為に走り出した。) 2007/12/24 (月) 23:47 ◆ 真紅を纏いし巨漢 :リミッター解除。最大戦速にて目標ポイントまでゴーだ。―――ただし、キルはノーだ。 『ラジャー、マイ・マスター』(鋼のトナカイが真紅の男の言葉に返答し―――目の辺りがギラリと光った。数回、地面を掻く仕草の後…枝分かれした角を前方へ向け、尻から火を噴きながら一気に猛ダッシュした。そのパワーとスピードに風の拘束など一切意味を持たない。)Get out!ダメージを負いたくなければ下がっていろ!(止めようとした者は全てトナカイの角に引っ掛けられ、首を振るわれて天高く放り出されるだろう。聖なる夜に雪ではなく人が舞う。爆走するトナカイが向かうは―――要塞。) 2007/12/24 (月) 23:55 ◆ セレス :(『ぎゃっ』と幾つかの悲鳴が上がる。軽々と投げられていく屈強なはずの兵士たち。残るは、風が蹴散らされたのを感じて、もう一度詠唱しようとしていた男だったが)づっ(雪の代わりに天から落下してきた兵士のうち一人が直撃した。もろとも倒れこんで、魔法になりかけの力が辺りに散らばった。)いっ――・・この、馬鹿、重い、退けっ・・ああもう何を気絶しているんだッ!(どうにか頭を打たずに済んだらしい。ただし舌は噛んだ魔術師は口を抑えて呻きながら起き上がって、上の兵士を除け、蹴り、その足で今度は地面を蹴って、得体の知れない不審者を追いかけようと走り出した。符を投げて捕縛の蔦も発動してみるが、追いつかない。) 2007/12/25 (火) 00:02 ◆ 真紅を纏いし巨漢 :Go!タイムリミットが近い!急げ、ライトニングホーン! 『Yes sir!』(ドドドド…と宿場町の一角に響く蹄の音…。雲が晴れて満月と星が見える聖なる夜…変質者が要塞内へと突撃した。) 2007/12/25 (火) 00:08 真紅を纏いし巨漢【退室】 (2007/12/25 (火) 00:08) ◆ セレス :要塞に入ったぞ!被害を出す前に捕まえろ!(もう既に、要塞側の被害は出ているが・・・考えてはいけない。どうにか復帰した兵士たちと共に走り続ける。通りすがりの兵士も全て巻き込んで、騒動は要塞の中へ。一般人が、何事かと出てきたが・・・一部始終見ていても説明できる人はいなかった。) 2007/12/25 (火) 00:13 セレス【退室】 (2007/12/25 (火) 00:14) HIGHLAND FORTRESS 峠の要塞(閉鎖しました) http://h-f.sakura.ne.jp/kariken/index.html BACTERISM MATRIX http://bacterism.matrix.jp/ PCキャラページ http://tryx-quad.sakura.ne.jp/zond.html