題名:魅惑の花園 登場隊員:リオ・レナード・ゾンド・カル・ゲルハルト(グラン・デール要塞) リオ@カジノ奥【入室】 (2008/11/29 (土) 22:31) ◆ リオ@カジノ奥 :(何故だ。何故、こんなことになっている。ユカタの上に羽織っていた白外套を彼女達に奪われて、寒々しく己で肩を抱きつつ引き攣った笑みを浮かべた。正直笑っている場合ではないのだが、ひとにだって笑わずには居られない状況、というのはあるものだ。それはこの竜にも同じだったようで)…………はは(乾いた笑いをちょっと漏らす。ちょっとした好奇心で奥を覗いたのが運の尽きだったみたいだ。初っ端からのたまった言葉のせいか少年に間違われた少女は、瞬時に中へと女性達に引きずり込まれてしまったのである。現在はベッドの上にて胡坐を掻かざるを得ない状況で、ちょいと目線を上げればまさに、女達の壁。己の四方を囲む彼女らの妖艶な美しさにやけに、威圧感を覚える。) 2008/11/29 (土) 22:41 ◆ リオ@カジノ奥 :(ぐるりと周囲を見渡し状況を確認しようにも、背のあまり高くないせいで視界は完全に遮られていた。ただ、それでも慰安婦ではない他の人の気配や、会話の声は聞こえてくる。逃げたい。超逃げたい。――しかしまあ考え方を変えれば、このような経験はそうそうあるものではないから――私は男だ、私は男だ、と脳内で自己暗示しながら、胡坐を掻く足も真っ直ぐに伸ばした。次の瞬間、抜けるような笑顔を作って腕を広げて、両隣の黒髪と銀髪の女性の肩を抱いて、)ああ、これがまさに百花繚乱と呼ぶのだろうね、美しい姉様方、――どうか順番に、小鳥の囀りよりも麗しい君達のその声を、僕に聞かせてくれないか?(口調に至ってはそれほど違和感は感じなかった。ただし、その歯の浮くような台詞の数々には内心吐き気を催しそうになりつつも、微笑だけは平然と浮かべ首を傾げて見せる) 2008/11/29 (土) 22:52 ◆ リオ@カジノ奥 :『ねぇ、お姉さんたちに坊やのこと教えて?』(両側から女性の腕が伸びて、身に着けた香水の匂いが鼻を突く。眉根が寄りそうなのを必死で抑え、感情の押し殺した穏やかな表情で首を横に振り)…ううん、僕のことよりも。僕は君のことが知りたい……君の森の泉を映したような美しい目は、僕以外のどんな殿方を映しているのかを…(目が合った、奥の赤毛の女性の顎を慣れた所作で持ち上げて、灰青でその瞳を憂うように覗き込んだ。どこの酒場の接客業だ。社会見学とした変な経験が物を言わせていた)『そんな……あたし、あなただけ見ているわよぉ…』(女性の返した言葉に、ふ、と金髪の子供は唇で笑い、嬉しいよ、と一言、故意に低めたアルトで囁く。傍目にはノリノリに見えても仕方ない) 2008/11/29 (土) 23:02 レナード【入室】 (2008/11/29 (土) 23:13) ゾンド【入室】 (2008/11/29 (土) 23:18) カル【入室】 (2008/11/29 (土) 23:19) ゲルハルト【入室】 (2008/11/29 (土) 23:19) ◆ レナード :(黒地の浴衣に紫の蝶が艶やかだった。羽織った人の顔が無面に近いので、華であるかは相当疑わしいものの、顔を覆う鳥天狗の面に手を掛けてやっと開けた視界は一層分かりやすい華の道だった。香水のにおいは甘いものから柑橘から様々で、誰か意見を出し合って統一してくれたら良いものを、女の影を縫い合わせつつ進む翼持ちの仏頂面は、目の前を阻む金髪の娘と衝突する寸前でやっと開口し、)…やあ、マドモアゼル。失礼、知人を探しているんですが、宜しいでしょうか?(片手には何か名簿のようなもの。名前の前に幾らか丸があって、どうやら隊員の生存をいちいち歩いて確認しまわったらしい。暇なの?と綺麗に笑う女に、おかげさまで、と皮肉で返してやったが流石に動じない女を諦めて、)やれ、後見つけてないのは…、何人だったかな?(ベッドの脇のシーツを抜け、後ろを確認するように顔を向けて、) 2008/11/29 (土) 23:21 ◆ ゾンド :(烏天狗を手にしている少年の後に続くは、幾何学模様柄のユカタを着込んだものであった。前を行く彼の呟きは独り言と受け取り、表情も変えずに視線を見詰め返しているだけだ。何せ、正確な人数は此方では計っていないのだから。部屋の央部で立ち竦んだまま、施設の各所を遮蔽する繊維の向こう側には意識を向けていない。) 2008/11/29 (土) 23:30 ◆ カル :(何となく、人生初めてのカジノの中を歩いていた男…その長い銀の髪のせいか、それとも上背があるせいか、はたまたあまり見かけない獣の耳と尻尾のせいか。引き込まれてはいないものの、こちらにも女性の囲いが出来つつあった。『お兄さん素敵ね…奥に行かない?』などと妖艶な声で誘いを受けるわけだが…)・・・・・・(こちらは、その気があるわけでもなく。かといってうまい断り方も分からない。誰か通りかかってくれればいいのだが、そんな気配も今のところない。無表情の内側では、微妙にあせっていた) 2008/11/29 (土) 23:30 ◆ ゲルハルト :(黒地の浴衣の上には、着ている浴衣には似合わない黒い外套。)……あ、あははは……(『お兄さん、男の癖して綺麗な髪してるわね』。両隣には女性。健全な男子であれば喜ばしいのだろう。だが、彼にはあまり嬉しくはないものであった。散歩してカジノの奥に来てしまったのが運の尽きだった。有無も言わず取り囲まれその場に固まるしかなかった…迸る汗なのかよく分からないものと引きつった笑み。今すぐにでも叫んで逃げ出したい、そんな状況であった。) 2008/11/29 (土) 23:34 ◆ リオ@カジノ奥 :『坊やには、いるのぉ?心に決めた姫君が』…うん?(投げかけられた艶っぽい問いかけに耳を傾けて、ふふ、と口先で笑って見せる。さあ、どうだろうと両腕を少し上げて白を切り、)大切な子は、居るよ。でも、一人なんて選べない。『えーっ』(非難や諸々の入り混じった高い声が上がる。大切な子=飼っている動物達のことであるが、まあ真実なんてどうでもよかろう。ただ、いつまで少年の振りをしていれば良いのだろう。微笑の裏でぐるぐる考えていると、女性の手が伸びた)『坊やぁ、結構細いのねぇ』そ、そうかな。えーっと…(冷や汗が背筋を下りていった。人数確認をしている人の声に気付くには、少女はそれどころではなかった) 2008/11/29 (土) 23:37 ◆ レナード :(視界の不明瞭な影に入ると、ただのくすんだ銀色のような髪の先を弄び、それは面倒そうに肩を竦めていた。顔は、新入隊員であればこの人の前にも履歴書は通るので一応は把握しているし、それ以前の隊員もまあ名簿や通りがかり程度になら顔だって分かる。少し周りに目がいきにくい場所であることは否めないけれど。)…ふう。此処で粗方捕まるといいんだけれど。坊や、すまないね此処まで連れ込んで――足元も見えにくいだろう、お気をつけなさい。(ひらひらと呼び込むように手をひらつかせ、後ろに続く黒い頭を待ってからまた歩み出す。あまり距離を開けないよう寄り添っているのは、年若い彼が此処の華乙女共に見つかった時、はぐれるのを恐れてだ。少し歩いて、割とそれは簡単に見つかった。唯一知っている顔は、身内と思われる文官と、)あのふかふかなお兄さん、照合してもらえるかい?見覚えがある…気がする。僕は先にあの人を、(言いながら、気乗りでない顔をした黒い男に向けて歩み出す。寄って来る女は適当にあしらって、)やあ、俺を一人にしておいてこんな所でお遊びかい。仕事ですよ、(一人で仕事させやがって、という表情はおくびにも出さず、嫌がらせの笑顔でゲルハルトにそう呼びかける。返事は待たず、直ぐにかかとを返して、次はあのさわり応えのありそうな獣耳に向かって、) 2008/11/29 (土) 23:43 ◆ ゾンド :此方の施設では…、利用者氏名の控え等は、保管しないのだろうか?係員に拝見させて貰えば、日時との照らし合わせで、生存確認の進捗が効率的になるのでは。(カジノ裏という地の本質を、まるで思い誤っているような発言が幾つか続いた。)…確かに、照明は著しく少ない…。(出立の間近な部隊の事務手続班一行という形を無意識に装えていた。レナードの指示には確かに首肯し、黙しつつ了解の意思を伝える。目標の特徴さえ示されれば、背格好の高い偉丈夫を見付ける事は容易い。接近は数歩で十分。人々で築かれた薄いバリケートの外から声を投げかけた。)すみません。少々あなた様のお時間を下さい。…待機部隊所属の、方…でしょうか? 2008/11/29 (土) 23:53 ◆ カル :(どうしたものかと考えを巡らせている間にも、女たちは男の着ているユカタの袖をくいくいと引いている。無下にその手を払うのも気が引けるのだが、このまま引かれていくのも困る。少年のものと思しい声が聞こえてきたのは、まさにそんな時だった)…ああ、傭兵部隊のものだが…。(ふわり、小さく尻尾が揺れた) 2008/11/29 (土) 23:57 ◆ ゲルハルト :え〜っと…そのですね……ん?(背後から聞き覚えのある声がした。まさかとか思いながら振り向くと…『なーんだ、あのお兄さんの連れなんだつまんないの』そういって立ち去っていくお姉さん方。ホッと胸を撫でながら)いや、遊んでいた訳じゃないんですよ…散歩してたら迷子になりました。(嘘は付いていない、信用されるかされないかは別問題だが、返事を待たずに踵を返した相手を追いかけて) 2008/11/29 (土) 23:59 ◆ リオ@カジノ奥 :……おい、何処を触っている。(割と素で突っ込んだ。ソプラノの声は焦りから多少低められていたが、)『坊やったら以外と恥ずかしがりやさんなのねぇ〜』(間延びした声で女性が言うのに、むうと唇を尖らせて、触れている手を取りあげ)――僕などに触れては穢れてしまうよ、お姉様方……、君達は何よりも無垢で美しいのだから……(うって変わったように女性達を見上げて、にこりと悪戯の好きそうな子供っぽい笑みを。平静を装って元のキャラに急いで戻し、愛想を振りまくも心は穏やかではなかった。何しろ自分は雌だ。雌の竜だ。女性に媚を売られて嬉しいわけが――ないわけでもない、が、平常でも居られない。なにやらカジノ奥に、声の主が、増えた、ような気がしたが、冷や冷やしつつ僅かに目線を上げるだけ、) 2008/11/30 (日) 00:04 ◆ レナード :…ふふ、あくまでもお遊び公園を通したいんだろうね、此処は。そういった面倒な手続きのない、自由きままな時間を過ごしてもらおうという計らいではないのかな。…あの地獄の荷物チェックや、入ったものを決して出さない矛盾具合が愛しくなってくるよね。(ゾンドに振り返らず、口元に浮かべた笑みも見せないまま他国の袂をひらひらと揺らしていた。折角見せた微笑みも結局は此処の慰安兵に浚われて、声を掛けられる前に我関せずと逃げていく。)セレスの噂を聞いたんだけれど、今夜は居ないようだね。お説教を上手く逃げたようだ、あのこもなかなか運がいい…。(周囲を見渡して、ベッド以外のものは全て見渡したことを確認しては、背中から生える大振りの翼を踏まれないよう足を留める。身内にも天使の仲間を間違われ、一度接客をやらされそうになったのは誰にも言ってはいない。)ゾンド氏…あそこの少年がついてきてくれたから良かったものを。一人でこんな暗い所を歩かされるところだったなんてぞっとしませんね。あ、それとは話が変わりますが…俺、この要塞を出たら暫くお出かけしますから………ふふ、俺の書類宜しくお願い申し上げますねえ、ゲルハルト氏?(信用とかその辺りとか、そもそも怒っているわけではなかったらしい。仕事を押付けるいい口実を見つけて、にぃやりといい笑顔を浮かべた二十台中盤の男はまた羽を揺らしてご満悦に歩き出す。ゾンドを指差し、)俺は他に誰かいないか探して来る。赤薔薇様も副隊長様もお忙しくてね、雑務は大体押付けられた。(舌打ちの音は、雑音に消えて、) 2008/11/30 (日) 00:08 ◆ リオ@カジノ奥 :『もおーっ、坊やったら口がお上手ねぇ!』『ほんとに細くて女の子みたいなのよ』『あなた、さっき叱られたばかりでしょ、』(わいわいがやがや、四方の女性達がざわめく声は耳に優しくない。再び伸びて来た腕やら手が何か増えている。明らかに。何だこの悪夢は。)何を言っているんだい、お姉様方。嘘じゃない…本当に君達は美しい、華の権化のような存在なんだよ――ふふ、僕が女の子みたいだって?(それは女だからだ。だからそう触って来るんじゃない!という心の叫びはおいといて、僕は正真正銘、と呟いてから人差し指を立てて唇に当てて小首を傾げる。表は平常だったものの、脇腹がくすぐったいので死にそうになっていた。それらを天国と呼ぶ人も居るかも知れないが) 2008/11/30 (日) 00:19 ◆ ゾンド :(この場では、反応があっただけでも僥倖と思わねばならない。しかしながら、彼は確かにレナードが見立てた通りの、同僚の一人であった。恐縮したように頭を垂れる。)ご協力、感謝します。…次に、氏名と配置を仰って下されば、それで確認は完了となります。(大柄な男性を嗜好としているように見えた人々は、どうやら機嫌を損ねられたのだろうか。一人また一人と人垣が減りつつあるのを把握すれば、下げた面は暫く元には戻らない。やがて彼の周囲には、ゆらめく尻尾を弄んで闊達に笑うのに夢中でいる、年若い少女の慰安兵が一人見えるだけになった。)重ね重ね申し訳ありません、もし今後の予定を失逸してしまったのであれば、…人員の確認作業に、ご協力下さいますでしょうか。娯楽を奪って尚の、厚かましい願い出なのですが…。(最後に位もう一度、恭しく陳謝する。同意を得られるとは露ほども予測に含めておらず、ゆるやかにレナードの後を追った。)…人間は、娯楽において特に、ものの緩急、落差などの要素を好むと、書籍資料に記してあった記憶がある、納得の行く説に思える。(セレスの話題を振られると、確かに彼は勤勉な方であった事を経験的に覚えている。彼とはまた性質は違うようだが、やはり人間が好みそうな声色を聞き取った。此方も経験的に、覚えがあるのだ。)レナード様。方角は分かりかねまずが、複数名の人間が集まっている只中、恐らく寝台の上でしょうか。待機部隊所属の方が最低一名ほど、居られるように思えます。 2008/11/30 (日) 00:24 ◆ カル :…カルヴィン・アスキス。配置は前衛だ…。(人垣が減って行き、尻尾に夢中になっている少女一人になればそれくらいはほうっておいてもいいだろうと思ったのか、特に何か言うわけでもなく。協力の申し出には、相変わらずの無愛想さではあったが)・・・構わん。最初から特に予定があったわけでもない・・・。・・・何をしたらいい?(あまりそういう作業には慣れていない。なら何をしたらいいか聞いたほうが役に立てるだろうと、少年に尋ねた) 2008/11/30 (日) 00:29 ◆ ゲルハルト :勘弁してくださいよ。この間、やっと片付いたばかりだというのに………ま、仕方ないですね。(一応、助けてもらった恩もあるので諦めるしかないのだろう。元々片付ける書類が増えたと割り切るしかないと肩を竦めた。)他にもいないかって…そんなの適当に扉を開ければいいんじゃ……(そういって、何気なく扉を一つ開けた。扉の先には現在お楽しみ中なのか、それともこれから始まる所なのか分からないがベッドに横になる見覚えのあるような無いような人影が一つと人影を囲むようにして女性が4人。)………お邪魔しました。(謝罪して扉を閉じた。) 2008/11/30 (日) 00:31 ◆ レナード :『…あらぁ?あなた、いらしてくれたのぉ!』  …あ。(独特の間延びした声に思わず表情を引きつらせた。そういえばビアホールに入る前にこんな容姿の女に声を掛けられた記憶は新しい。あの時も、同じ挨拶で彼女から逃げて、その矢先にポストを捕まえたから帰りに酷く癇癪を喰らったものだった。逢いに来てといわれて、場所を聞いていなかったが成る程此処の女だったのかと他人のように思う。せめて彼女の長い長い髪が黒髪でさえあったら、話くらいは聞いたかもしれないのだが、今日は今日で後ろからゾンドの声が聞こえて、女の顔が微かに引きつったようにも見えた。)…すまないね、今忙しいから、(叩かれる前に女の横を急いで抜けて、背後のゾンドが捕獲されないよう祈りを捧げながら口早に、)…刺激を求める、と判断しても良いのかな。人間は何時だって面倒な生き方をするねぇ…君には少し有益なものはあったかい、ゾンド氏。仕事ばかりさせているけれど、――――――わお、アバンギャルド。ゲルハルト氏、君なかなか大胆だねえ?(呑気なお喋りもほどほど、ゾンドに提示された意見には頭を垂れて同意の言動を変えそうとしたその瞬間、堂々を夜のカーテンを開くゲルハルトの姿に流石に目を丸めた。)君、こういう場所になじみがないのかもしれないけれど…なかなかやるねえ。さて、いるとすれば傭兵辺りがいそうだと思ったけれど…今の影、小さかったよね?(開いた中をしっかり見ていた人である。) 2008/11/30 (日) 00:35 ◆ ゾンド :(軍規手帳のあちこちを捲り、目的の頁を読み取る。明かりも少なく、軍規手帳の本来の使い方ではないのだが、日当の任務に携わる上で、隊員の氏名程度は、確認のために筆記で写しておいたのだ。)確かに、傭兵部隊のカルヴィン隊員とお見受けします。それでは、こちらへ同行して下さい。(手振りは行わず、件の目的地に同僚を先導するように進む。図らずも、色調も目鼻立ちも風貌も此方より遥かに目立つ傭兵隊員を囮にしてしまっていた。やがて二人の人影が立ち往生する現場に辿り着き)あちら、寝室内部の捜索を、あなたに一任したいと思います。氏名と所属の確認に確証が得られれば、それで完了です。宜しく、お願いします。 2008/11/30 (日) 00:46 ◆ カル :(言われるままに、少年の後を付いていけば・・・)・・・・・・・(えらいことを言われた気がする。場所が場所だ、いきなり開けるわけにもいかない。かといって開けないわけにもいかない。どうしたものかと再び考え込んだが・・・)・・・了解した。(何か考え付いたか、一言そう言うと…白銀の狼へと姿を変えた。そして、手近の部屋の扉の下に空いたわずかな隙間へ鼻を近づけ…それらしい匂いがしなければ次の扉へ…と移動していく) 2008/11/30 (日) 00:52 ◆ ゲルハルト :まあ、そんなに行きたいとは思いませんからね…そんな暇もないですし。(そんな事して変な噂が立つのは嫌だし。何よりも、進んでいきたいとは思いません。とは口が裂けても言えなかった。)よく見えませんでしたが…小さかった気が…(確認のためにもう一度カーテンを開いて中を確認しようとした。) 2008/11/30 (日) 00:55 リオ@カジノ奥【入室】 (2008/11/30 (日) 00:55) ◆ リオ@カジノ奥 :――っ、そろそろ、はは…やめてくれないかな、イイコ達だから…そうだろう?(白い肌を諸々の感情と理由で僅かに上気させつつやっとのことで上体を起こした。扉が開かれた音に気を回している暇もなく、手で一人の女性の体を押しのけようとする。しかし女性同士といえど体格が違う。男性はここで楽に休憩を取れているらしいと聞いたが、全く話が違うではないか――というか女は男が相手するのではなかったか?あ、そうか自分は何故か男に間違われたのか、と嬉しくもない自己完結)…もう何でもいいから、他の殿方の所へでも何処でも行くといい…僕は体力が無いんだから…ははは…(余程消耗したのか、支離滅裂なことを女性達に呟きながらも笑ってしまう子供は、壁たる女性達の僅かな隙間から、助けを求めるように腕を伸ばした。それは僅かにぴくぴくと痙攣を伴っていて、嫌に弱弱しい。しかし、続けられた言葉は確固たる意思を持っていた。弱弱しかったが。耳が余程良い者ならば、それがまさかの娘の声だと気付いてもおかしくない)助けて… 2008/11/30 (日) 00:55 ◆ ゾンド :多様な環境を経て、経験と知識を積み重ねるのが、生存競争に有利となるからでは。前提として、生命を維持し続けるという事自体が、決定的に迂遠な現象だと考えています。(声量は敢えて淡く抑えている。彼と居る上では、業務の支障となる問答の押し付けは避けたい。せめて無視の可能な程度に答える。)有益なもの。…取得の期間を設定して頂けなければ、この場で簡潔に答えるのは、とても困難です。(漏れ出る音を聞きつければ、自身の指先を使い、明確に部屋の中を指し示す。)カルヴィン様、あちらより救援要請です。(施設の目的を鑑みぬ、場を弁えない無粋な輩であった。) 2008/11/30 (日) 01:02 ◆ レナード :『わあ、狼さん。何処から迷い込んできたの?』『何処かの部隊じゃない?ほら、竜だってあちこち放し飼いだもの』『ねぇねぇ、さっきのお兄さんに似てるわ!このお耳、凄い柔らかそう!』『この子大きいわねぇ…背中って乗れると思う?』『あんた動物相手に何してんの!』(そんな黄色い歓声が狼に集まっている頃、外の女の相手はまだ声も交わしていないカルに押付けて、覚えている限りの名簿の情報を脳内で引き出しながら――特徴が一致したのは、この場所で見つかるべきではない人材しかなくて、眉間に寄った皺は深い。場所が場所だけに姿形は大人のものであるから、普段のそれと比較したらさぞ険しくみえたろう。)マドモアゼル。手の上のキスは? 『?…尊敬』 額の上は? 『友情ね』  それでは掌は?  『さあ…なんだったかしら。』(押し問答に近い質問の跋扈の後、一番手前で壁を作っている女の手を取って平の上へ口付けた。軽くそのまま引き寄せ、奥の一等小柄な人が見えるようになると、)懇願のキス、だね。…すまない、そちらの子はもしかすると俺の身内ではないかな。(貸してください、と、猫の子か何かのように奥で小さくなっている子供を示して、)何をいっているんですか、ゲルハルト氏?いざという時は君にこの方々相手をしていただくつもりなんですから、(助けてあげてください、と、そう続けた。) 2008/11/30 (日) 01:05 ◆ カル :(ちょうどいいスケープゴートになった狼は、女性たちに再び取り囲まれることになった。一応役には立っているのだろうか・・・それはわからないが、救援要請があったという部屋には何処かの文官と思しき人物が入っていったのでとりあえず時間を稼ぐことにした。・・・といっても、黙って触られているだけなのだけれど) 2008/11/30 (日) 01:09 ◆ ゲルハルト :(狼が間を擦り抜けて入っていき。女性達に取り込まれていた)……え?レナードさん今何か仰いましたか?(あまり聞きたくないような事を聞いた、そんな気がした。尋ねながら、そーっと室内に入り込んでベッドに行くと)…えーっと…何であなたがここに?(そこで寝ているのは紛れもなく身内だった、しかも男ではなく女性。首を傾げながら尋ねる) 2008/11/30 (日) 01:13 ◆ レナード :『ね、まんま食べる?』『狼って何を食べるんだい?』『それよりこの子とってもふかふかぁ…ああ、新しいコートほしいなぁ…』(違う意味でカルの体が狙われたりしているのだが、まさか毛皮を狩られたりはしないだろう。電波ばりに飛び飛びの女の甘い声を背中で聞きながら、ご愁傷様と心の中で合掌する。もしも五体無事で帰って来たら、給料は出せないが少し何か奢ろうとそう思ったりもしながら、ゲルハルトがリオの相手をしている内に不意にゾンドへ向き直り、)多様な環境、ねえ…なら次からの移動はもってこいかもしれないな。これだけ休んだ後だ、次の任務は肉体労働だからねぇ…いいリハビリにはなるだろうけれど。(溜息に近い語尾はよく聞き取れなかっただろう。ベッドの女に睨まれたり絡まれたりしているのを澄ました顔で流して、)そうか。それでは、何時か時期を設定しようか…これから暫く忙しそうだからね。君にとって有益なものを、一つ見つけられたなら何よりだ。(恐らく俺は次の街にはいないけれど、とも加えて、今度はベッドの上のゲルハルト。折角の夜の華の世界なのに、話しているのが男ばかりというのが少し悲しいが、さておき、)いえいえ。いってらっしゃい、スケープゴート…(女に捕まったら今度は自力で頑張れと、見守るだけの役立たずが手を振った。) 2008/11/30 (日) 01:21 ◆ リオ@カジノ奥 :…うっ…ううっ……(僅かに背を震わせながら呻いた。灰青に涙はかろうじて溜めては居なかったものの、女性達と対等に戯れて居た最初の頃とは別人である。両足を体に寄せて来て腕で抱え、壁の側へと身をくっ付けた何とも鬱な姿をさらして、入ってきた者達をちらりと見上げ、見やる。そのうちの、同じ騎馬隊の文官に掛けられた声には)……何で居るんだろうね、私も聞きたいよ…ちょっとした好奇心だったんだ…(聞き取れるか取れないかくらいの声量で、ソプラノが呟く)――…でも悪いことしてないよ、私は全然悪いことしてない…(めそめそ。平常の大人びた至って冷静と言える雰囲気は失われていた。まさにそれは、怒られる手前の子供で、根拠も何もない言い訳を呟くのみだ) 2008/11/30 (日) 01:25 ◆ ゾンド :(人々の壁の合間から覗く同僚のおおまかな形状は、確実にいつぞやの記憶とほぼ同一のものを保っている。しかし、かつての様子に比べて、まるで余裕らしきものが失われているように見えた。)最低限…短期的にも、メンタル面での療養が必要では。娯楽の要塞であるのに…一体何が…。(騒ぎを客観視できるよう、なるべく一同の離れに位置していたが、こうなれば方針を変えざるを得ない。)レナード様、この場合、保護の必要はありませんか。 2008/11/30 (日) 01:33 ◆ カル :グゥ…(大人しく触られつつ、人間ベースに戻る隙をうかがっている。無論毛皮を本気で狙おうものなら噛み付くぐらいはするつもりだったりして。早く救助して来いと念じるばかりである) 2008/11/30 (日) 01:34 ◆ ゲルハルト :(どうやら目の前にいる同僚は混乱している…いつもの冷静な雰囲気とかは全くない。)ええ、知ってますよ。とりあえず、こんな所にいてもあれですし、さっさと出る事をオススメしますが?(女性達に遊ばれている狼…会話を聞く限り危ない状況になりつつある。だが、手を貸そうとしない冷たい同僚だった。) 2008/11/30 (日) 01:39 ◆ レナード :(よく分からないが心身消耗しきった娘の声に、言いかけた説教の言葉もなくなった。慰めの類は得意ではないので、先陣を切ったゲルハルトに託し、)…ゾンド氏、ゲルハルト氏、それと…カル氏、と窺ったあなた。…副隊長殿には秘密にしておあげ。(同情の滲んだ声でそれだけ短く告げて、本日何度目かの溜息を洩らす。騎馬隊にはあまり通じていないが、赤薔薇姫から騎馬隊についての話を先日行ったばかりだ。これからの任務のためにも、人道的にも、流石に放置するのは出来る事ではない。)…メンタルの療養とは、ドッグセラピーも可能なのかな。―――ああ、流石にこのまま置いておくわけにも行かないな…事情を聞く必要もある。…リベリオン氏、だったかな。…大丈夫か…?(ゾンドの言葉に若干険しく頷いて、また幸せを吐いてしまわないうちに此方もベッドへ歩んでいく。何かいっている慰安婦を受け流して、のし、と軋みを立てるベッドに片膝を乗せ、逃げられなければ顔もろくに見えない小さな頭に掌を乗せて、)…立てるかな、リベリオン。(狼に纏わりついていた女共も、流石にこの騒ぎに耳をそばだてて、触る手が少なくなった。) 2008/11/30 (日) 01:42 ◆ ゾンド :高位より証言を求められる事態を除き、命令を遵守します。(そうまで重大な件だったと解釈する。副長の健康維持は日々綱渡りと聞いている。事務の負担も並大抵のものではないらしいと伝えられているし、正確な報告義務には違えるが、止むを得ない指示と理解した。)ドッグセラピー?…それは…リベリオン氏の適性に依存してしまうけれど…。アレルギー反応などもまた、考慮する必要が。(少しばかり離れた卓に進み、清潔なタオルを借り受けて来る。係員には無断であった。歩みは止まらず、この時点で漸く部屋に足を踏み入れる。レナードの側背に控え、無言でタオルを奉じた。) 2008/11/30 (日) 01:54 ◆ カル :(撫で回される手が減れば、するりとレナードの下へ移動していって)グルル・・・(低いうなり声。了解した、の意が雰囲気で伝わるだろうか。ベッドの上の少女にはちらりと視線を向けて、もし嫌でなければ別に乗せて帰ってもいいのだけれど) 2008/11/30 (日) 02:02 ◆ リオ@カジノ奥 :付け焼刃の戯言なんて、こんなものだよね…(へっ、と自嘲気味に笑いつつ誰にも当てていない独り言を呟く少女。何か相当キているらしかった。インに…インに殺されるかもしれない…との独り言まで言っていた。ベッドが僅かに軋んだので、息を呑んで体を堅くし顔を上げた。己の名を呼んだ声が女性でないのに僅かに安心したのか、口角を少しだけ上げて微笑を作り)……うん、だ、大丈夫だよ、立てるよ。私は、それほど弱くもない(なんて言う声は弱弱しい響きだったが、壁に手を当てて立ち上がろうと足に力を入れる。無体なことをされた訳ではないが疲れ果てた体には多少酷だったようで、立つこと叶わず、シーツの上に座り込むだけであった。俯いて、非常に申し訳なさそうに小声で、腰が抜けた、と情けないことを呟いた) 2008/11/30 (日) 02:06 ◆ ゲルハルト :これで全員発見、と言う事でお仕事完了ですかね?(そういって踵を返して床に転がっているリオのモノであろう。白い外套を綺麗に畳みながら持ち上げて)後は…腰が抜けたお嬢さんを誰が連れて帰るかですね。 2008/11/30 (日) 02:07 ◆ レナード :大丈夫さ。…此処で絡まれていた隊員は、‘全て男だった’。…そういうこと。あの子のトラウマを深くする必要も、悪戯に副隊長殿の胃に穴を開けることもないだろうしね。(現に、今こうして現実を見ている自らも若干頭痛を覚えている。今は消沈しきっているが、まだあどけなさの残る娘子が女の毒牙にかかっていようなんて誰も思うまい。配慮の利くゾンドが用意したタオルがリオの元に届くまで見守って、)騎馬隊に属するくらいだから、多分…生き物が好きとは思うけれど。そうでもないかな、やはり?……まあ、落ち着くのはホームが一番かもしれないね、(一人は寂しいから、なんて嘘か誠かも分からない薄っぺらい言葉の後に、ちらりとカルをみた。アレルギーがあればこれからの移動の厄介そうだが…まあそこはどうにかなるだろう。多分。)ふふ…別に、弱くなくても無理に強くある必要はないよ。俺たちは、身内だろう。…やれ、うちの姫の救出は大変だねえ。おいで、リベリオン。(腰が抜けた、聞いて、初めて笑みらしいものを見せた。それは大分苦かったけれど、どうやら現実の世界に返ってきたらしい娘の手首を掴んで引き寄せるように体を起こさせる。華奢な体は抱き上げるまでは容易く、ついでゲルハルトの言葉へ、)…だそうです。姫、別にこのまま俺が浚っても構いませんが、となるとこれからの仕事に付き合わせることになるんだよ。カル氏…面識があるか分からないけれど、傭兵隊所属の彼と、同隊のゲルハルト文官、誰をお選びになりますか?(場所が場所だけになんかお水っぽい質問なのはさておき。ゾンドは体が小柄なので、今回選択肢にはないが全員が同じ道を行くなら帰り道は同じだろう。) 2008/11/30 (日) 02:14 ◆ ゾンド :(腕の中へ抱き上げられたひとの表層に、若干の背伸びをして純白のタオルを掛ければ、帰路の邪魔にならぬよう、扉へ向かう直線上から身を退く。) 2008/11/30 (日) 02:22 ◆ リオ@カジノ奥 :わ――(いとも簡単に抱き上げられて、僅かに吃驚したのか小さく声を上げた。タオルを掛けられゾンドを見れば、決まりの悪そうにあらぬ方へと視線を泳がせた。そしてまた再び黒髪の少年へと灰青を一度戻し、まだ直接呼んだことのない名を呟く)ゾンド…、すまない、ありがとう。君には何かと助けられているような気がするよ。ゲルト、君もだ、ごめんね。優しくしてくれてありがとう。(同部隊の文官に頭をへこ、と下げてから――もう一人の蒼髪の方へ目を向けて)身内……家族みたいなもの?ありがとう、…どうやら、私は強がっていたようだ。無理をしているとは、思わなかったのだけど……えっと(選べというような言葉に、迷うように口をつぐんだが、視線の行き着く先はやはり――)わんこ。(と、その響きにはおよそ似つかわしくない至って真面目な表情で言い切った) 2008/11/30 (日) 02:29 ◆ カル :(ご指名を頂けば乗りやすいようにと、伏せるように座り込んで。手綱のような物は無論ないけれど、少しくらい毛を掴まれても問題はないし安全歩行を意識すれば落としてしまうこともないだろう) 2008/11/30 (日) 02:33 ◆ ゲルハルト :謝る事はないですよ。困った時はお互い様です。(肩を竦めながら答え、通り道の邪魔にならないよう道を開けて)では、お邪魔しましたお姉さん方。(忘れ去れようとしている4人の女性に軽く頭を下げて) 2008/11/30 (日) 02:37 ◆ レナード :…ほら、ゾンド氏、当たりだろう。ドッグセラピーは割といいようだよ…さて、指名の入ったわんこくん。宜しくお願いしますね、(ちょっと自慢げな笑みだが、この笑顔は元々の性格からだろう。本人は普通に微笑んだつもりで、下がった少年を振り返り口角を吊り上げた。足元のうらやましい毛皮のカルの背中に抱き上げた少女を座らせて、やっとひと段落した溜息がてら、)君が望むなら、家族とも、なんとでも。別に礼は必要ありません。仕事にそって君の身柄を確保させていただいただけですから、(くすくすと小さく笑って、どさくさに紛れてカルの顎を軽く掻く。これ以外にも今日は色々歩き回ったからこれくらいしても罰は当たらないだろう。屈んだ体勢のまま、)…寝床は…多少狭くなるけれど、宿泊施設をお借りなさいな。ビアホールでは二の舞ですからね。…さて、全員は寝れないでしょうから俺は仕事ついでに他の場所を点検して参ります。ゾンド氏、君も疲れたならお休みよ?(浅く頭を垂れて、ねっとりした周囲の女達の視線に表情を消しつつ此方も一歩出口に向け下がって、) 2008/11/30 (日) 02:37 ◆ リオ@カジノ奥 :…じゃあ、皆は家族だ。家族は多い程幸せだ。…ああ、そうだね、ありがとう……私は君の仕事を増やしてしまったようだね、すまない。とても、感謝しているんだ。(カルの背に乗せられながら、ようやっと落ち着いてきたらしいソプラノの声で素直な思いを紡いだ。うん、とレナードの申し出には心底素直に頷きを送り。出口へ向かいかけたその背に、もう一度ありがとう、と言葉を投げかけていた。そして、暖かい柔らかなカルの毛並みを撫でて)君も、ありがとう。わんこじゃなくって…カルという名前があるのだよね。先程はつい、妙なことを口走ってしまってごめんね。重くはないかな……(その背は、やはりあの傍若無人な我が騎馬の温もりを思い出させるものがある。だからか余計心は平静を取り戻しつつあって、嬉しそうに灰青を細めながらカルの頭をよしよしと撫でる。専ら犬扱いであるが、悪気は毛頭ない。) 2008/11/30 (日) 02:50 ◆ ゾンド :挙げられた手法は、汎用的な療法らしいです。拒否反応を起こしてしまう例外を除けば、広い範囲に効果が望めるものと聞いています。 ……我々としては、これは受動的な結果に過ぎません。礼を述べて下さるのであれば、レナード氏の功績に報いて下さると、…円滑で、あるかと。(視線を受け止めるが、耐え切れなかったか、此方から目蓋を伏せる。なるたけ、リベリオンの騎乗に紛れるだろう時機に合わせ、定型文そのものの言葉を述べた。 皆が今後の相談を示し合わせている間には入らず、最後に四人のひとびとに向き合えば、)…誠に申し訳御座いません。此方の身勝手な都合により、諸氏の業務に著しいご迷惑をお掛け致しました。要塞の出立を間近にする隊でありながら、心ならずもご心象を酷く悪くさせてしまうという大変な不敬と非礼を、どうか、お許し下さい。(四人の婦女の目をじっと見詰めて、この日で最も深く頭を下げた。) 2008/11/30 (日) 02:53 ◆ カル :グルル・・・(掛けられた言葉には、小さく唸って見せて。そろりと、勢いをつけるどころかじわりと立ち上がってみせる所を見れば気にしてもいないし重くもないと言っているのが何となく分かってもらえるだろうか?獣になると喋れないのは不便だが、言葉を求められない分狼には気が楽なようだった) 2008/11/30 (日) 02:56 ◆ ゲルハルト :(相変わらずお姉さん方の視線は冷たいが、気にしない事にしたし二度と会う事もないだろう。もし仮にもう一度ここに来たとしてもこの場所にだけは来ないと断言できる。)……家族ね…ふむ、悪くない。(リオの言葉に頷きながらカーテンを開いてカルが通りやすいように道を作り、程なくして宿泊施設へと戻るだろう。) 2008/11/30 (日) 02:59 ゲルハルト【退室】 (2008/11/30 (日) 02:59) ◆ リオ@カジノ奥 :――ふふ、良かった。君が怒っていないようで安心したよ。ああ、でも…もうちょっと触ってたいのに……(毛の柔らかさが心地良い。瞳を細めて、ふあ、と欠伸を漏らした。ゆっくりと体をカルの背に預け、目を閉じた。今日は、酷い一日だったけれど、皆が来てくれたから――平気だ。 危うく閉じかけた瞳を開くと、『女の子だったのぉ?!』と案の定拍子抜けしている女性達が視界に入った。君たち、プロの癖にまだまだだな、なんて酷い目にあった張本人は心のうちで呟き――皆、ごめんね、と途切れ途切れのソプラノが呟いた後には、娘は立派に寝息を立てていた。) 2008/11/30 (日) 03:05 リオ@カジノ奥【退室】 (2008/11/30 (日) 03:05) ◆ カル :(背中にうつ伏せになられたのを感じると、余計に安全歩行を心がけて。ゆっくりと慎重に、宿泊施設へ向かっていく文字通りの送り狼。施設に着けば人ベースになってきちんとリオをベッドに寝かせ、その部屋を後にすれば自らもまた別室のベッドに横になるのだろう) 2008/11/30 (日) 03:09 カル【退室】 (2008/11/30 (日) 03:09) ◆ レナード :拒否反応か。…幼少時代に噛まれた経験を持つ者に著しく見られる傾向だね。あれは、本当に子猫みたいな大きさにさえよく怯える―――アレルギーも、なかなか酷いけれど。一部の人間に危害が起こり得る可能性があっても、縋ろうとする辺り人間はやはり神頼みの生き物だな。そういうところは、嫌いではないけれどね。(少し懐かしい思い出が蘇りそうになって、頭を軽く振って忘れることとした。四足で起きる獣は視界の隅で見守り、)?、仕事は、仕事さ。増えるも何も、大した問題にはならないから安心おしよ。…それより、もう無理をしないようにしておくれ。好奇心猫を殺すよ。(ぽふ、と手を彼女の頭に載せて、なでるでもなくただ軽く押す。続いてベッドから脱出すれば、)ご無礼の極み、許されないことを承知で退散させて頂きます。後ほどまた代表としてご挨拶に窺う予定ではありますが、…え、なに、男の子じゃない?何を仰っているんです、あなたは…。うちの隊の子は、嘘はつきませんよ。(散々リオを触り倒していた女が呆然と呟いた。小さく笑ってやって、)ゾンド氏、…さて、僕達も帰ろうか。年寄りには目に毒だ。…家族は、一緒に帰るものらしいから。(彼女等には聞こえない声で少年に囁いて、男も人の姿から鳥のそれに化ける。それから彼の肩に止まって、出口まで欠伸交じりに向かってもらうつもりで――カジノを出たら、こちらは再び男の姿に戻り救出隊を離れて要塞に向かったという。出発前の仕事は朝までのんびりと、地味な作業が多いから。) 2008/11/30 (日) 03:10 レナード【退室】 (2008/11/30 (日) 03:10) ◆ ゾンド :(文官と、同僚を載せた狼が運ばれれば、緩やかに頭を上げた。見た覚えのない容貌に変異したレナードが肩に留まれば、声の小ささに応じるよう、首肯のみで了承の合図を返す。)…神頼みとは、確率の比喩でしょうか。…多くの場合、それに対して取捨選択ができます。適正を見定める篩にかけ、成果の見込める方に処方すれば、問題の件数は最低限に抑えられる、かと。(カジノを出て何処へと消えるレナード、または安静を得られる環境を求め行く救出隊達とも、別の進路を取った。要塞の内壁面の煉瓦に向かって、潰れるように掻き消えた少年は結局、それを肯定しようとしない軋轢をどこかに感じながらも、家族という言葉を表明することを、あくまでも避け続ける。) 2008/11/30 (日) 03:24 ゾンド【退室】 (2008/11/30 (日) 03:24) HIGHLAND FORTRESS 峠の要塞(閉鎖しました) http://h-f.sakura.ne.jp/kariken/index.html BACTERISM MATRIX http://bacterism.matrix.jp/ PCキャラページ http://tryx-quad.sakura.ne.jp/zond.html