題名:年忘れ 登場隊員:ゾンド・レナード・セレス・アウラ(イルマ要塞) ゾンド【入室】 (2008/12/31 (水) 21:38) ◆ ゾンド :(岸壁の縁から見上げる、夜空に浮かぶ月は細い。空気は澄み渡り、流れる雲は速く、薄かった。陸の寒気と水上の暖気が混じり合う上空は、乱流が格好の棲家にしているのだろうか。水辺は冬でも温暖だと言われるのは大凡に事実である。だが、風に吹き曝しの水上広場となると、例外として属させるを得ないのだろう。大荷物を運び降ろすに当たり、最初の数回こそ、規則的に上下を繰り返す段差に難儀させられた。そうして小一時間ほど掛けた作業の賜物が、岸壁に近い一角に張ってある。風除けのテントが簡易のベースとして試験的に造られていて、そこはまだまだ殺風景だ。用具の持ち込みが、これからの作業となる。) 2008/12/31 (水) 21:38 レナード【入室】 (2008/12/31 (水) 22:00) ◆ ゾンド :(予め、要塞の備品庫からネコ車を持ち出している。要塞を出てからは、食材や燃料をまず岸壁に集積。準備の段階に応じて必要な物資を取り分け、防寒テントの影まで避難させる作業が続く。人々の喜ぶ集会の構造には疎いけれども、有り余る物資さえあれば、必要なものか、或いは代用品が混入している筈ではないだろうか。木箱入りのお酒は種類も品銘も無差別に集まっているし、食材は冷えていても、徹底して衛生的なものを選んでいる。小ぶりな簡易の竈を幾つか組み立て、使い込まれた焼け焦げの目立つ金属製のそれに作り置きの鍋物を乗せると、一区切りが付いたと判断した。食材入れに使った木箱を椅子代わりに、暫しぼんやりとする。) 2008/12/31 (水) 22:00 ◆ レナード :(墜落には至らないほどのゆっくりとした速度で月を蝕む影が落ちていく。我が物顔で双翼を広げ、紅い目を光らせながら数度旋回の素振りを見せた後、自らの体躯を倍に見せている重たい荷物に引きずられるように再び落下を始め、落ちた先には竜がいた。彼の尖った竜角を止まり木代わりに降り立ち、呼吸して、)…移動前には間に合ったようだけれど、(疲弊の滲む割には何処か気の抜けた声を発し、膨らませた翼を折りたたみながら橙にかり始めた瞳で周囲の様子を窺う。人影に目を凝らして、キィ、と高く啼いて呼んだ。) 2008/12/31 (水) 22:06 ◆ ゾンド :(水平に保っているつもりだった首が、かくりと横に傾ぐ。広場の平衡が僅かに動いたからか。揺れた原因は、竜だろうか。彼らは身じろぎ一つでも、それはそれは強い力だし、体重一つとっても決して無視できるものではない。天幕と、三方だけを幌で覆うだけのテントを迂回して広場に出ると、月の方角、竜の寝床を見遣った。)…お帰りなさい。 2008/12/31 (水) 22:18 ◆ レナード :…ああ、うん、(酷く不機嫌そうな竜を適当にあしらって、踏みつけた彼から降りる直前に一度空を見た。よく晴れた、澄んだ月。空気は痛くなるほどに冷たいが、羽毛の存在と、あと突き出た耳がない御蔭か頭痛のようなものは伴わない。機嫌を良くした短い足で数歩進み、声の方面へ体を向けた。黒い少年に、丸い目玉を瞬かせ、)…ただいま、…といっていいのかな。それよりゾンド氏?君、どうかしたのかい?まさか何かあったのか…?(声に返してから、羽毛を奮って人の形へ化けていく。闇に解ける影が膨らんだ先に出来た小柄な体は、自然と危惧を滲ませて、)こんな所にテントなんて…もしかして、何か起きて追い出されたという話はやめておくれよ…?(引きつった冗談のみ呟いて、食べ物のにおいのする其方へ目を向けた。手にぶらさげた荷物は人になった今でも大きい。) 2008/12/31 (水) 22:28 セレス【入室】 (2008/12/31 (水) 22:32) ◆ セレス :(既に酒を楽しんでいた要塞の人に訊いてみると、馴染みの黒い少年が先に物を借りて出て行ったと言う。広場に辿り着けば、普段とは違う場所の姿に暫しぽかんとして、)呼べばいいのにな。・・・ゾンド、居るか?(こんなに大荷物なら、と呟いてから、少し声を大きくして先にいるはずの人を呼んでみた。その内にも進んで簡易テントの方へと近づく。軍服の上に更に支給のローブを着た人はやはりいつもの白い火を連れていたから、向こうから見つけるのは難しく無いだろう。) 2008/12/31 (水) 22:37 ◆ ゾンド :全く、何も。不審者の報告も無く。…付け加えれば、具体的な命令すら。(言及がテントに移る、彼の抱いた懸念にも、納得が行った。袖から軍規手帳を出し、末頁を開いて、月明かりを遮らぬ角度で提示する。論よりは証拠を出した方が、早いと踏んだからだ。)…この記述だが、待機隊長の希望が述べられている。故に、こうした施設を設営したのだけれど…。(大仰に手を振って、返答と居場所を同僚に示した。前の少年を向いたまま、連想した続きを囁く。)数日ほど前、セレスに、あなたの事について詮索された記憶がある。何か、あった? 2008/12/31 (水) 22:41 ◆ レナード :(疲労はよくよく嫌な思考を共に連れて来る。赤薔薇から大事の報告は受けていないが、これだけの帰宅の遅延を『迷子』と笑ったくらいだから何があってもおかしくはない。表情はさして変わらず、声だけ苦虫を喉に詰まらせたような嫌な音をさせていた子供が遠くに白い炎を見て小首を傾いだ。伝えられた事柄はこれといって不穏でも何でもない、望んだはずの報告で間違いないのだが、)…成る程、赤薔薇様か。ふふ、君はいい子だねぇ…こういう時はね、誰か1人を引っ張って手伝わせていいんですよ。あのことかね。(その白い炎に目を眇めて、ゾンドに示しながら小さく笑った。差し出された軍規手帳の縁を軽く押しては了解と短く告げる。とりあえず食物のにおいがしたので、虫にたかられてしまう前に其方へ向けて歩き始めつつ、)…はい?男に詮索されても気色悪いだけです。…、彼に何かした記憶はこれといって…、伝言が気になるんですかね、 2008/12/31 (水) 22:51 ◆ セレス :(ゾンドの返答よりも早く、キィと高い声で挨拶する声があった。離れた場所に起きぬけの白竜を見つけ、貴方の騎士は遅れてくるそうだ、と告げて・・やっと、手を振った同僚を見つけた。)お疲れ様。こんなに大変な仕事なら呼んでくれれば良かったのに――粗方終ったのか?(男は布で包まれた何かを抱え、手に三つほど、火の無い小柄なカンテラを下げていた。動くとそれが揺れて、ぶつかり合う音と湖の波に紛れそうな水音を発する。近づいていけば、自分の火が照らす範囲に二人の人影。)・・・遅い。(もう一人、子供の姿をした人に向けた一言目は文句だった。長い距離を移動しただろう人に散々なことである。)・・・・・ゾンドから聞いたかも知れないが、本隊に異常なし。要塞自体も通常どおり、目立った事件もなく、平穏そのものだ。・・貴方は?(寄っていって、次には報告だった。最後に、レナードを頭から爪先まで確認して首を傾げて、無事かと訊ねる。彼の大荷物を示し、手を貸そうとしながら。) 2008/12/31 (水) 22:57 ◆ ゾンド :終わったと、処したいけれど…。…目標とすべき範。テンプレートが…無かったから。…道具だけを取り揃えた、不完全な状態で、切り上げている。(暖房器具を兼ねたあちこちには、まだ火が入っていない。軽食もまた冷え切っていて、お酒の栓も新品でいる。荷物に手を貸しに向かう同僚の道を空けようと、数歩は下がって、外部の風景を望んだ。人気は無く、要塞からは煌々とした灯りが零れている。) 2008/12/31 (水) 23:08 ◆ レナード :…許しておくれよ、約束通り年内には帰ってきたじゃないか。(門限を破った旦那の気まずい気分を少しだけ理解しつつ、単刀直入な第一声に苦笑いを零した。約束と口では行ってみたが、実際には二週間を目安に飛び出した人が一ヶ月近く留守を決め込んでいたのでもう何を言われても仕方ないと諦めている。そそくさと食べ物に逃げようと、ゾンドの手を引いて、)はん……うちの隊の厄を背負っていった訳ですか、僕は。まあ、何もなかったなら何よりだよ。いやね、もしも有事だったら君におしおきしてしまうところでした。しかし――年越しか。、もうそんな時期なんですねぇ…、(荷物に伸びてきた手には、先に逃げてしまった所為で渡しそびれて舌打ちする。取り合えず座りたいので声には出さないまま、テントの影にもぐりこんで中の様子を窺った。)身内の宴なら、材料さえあれば何とかなりますよ。…皆で年を越すことに意義があるんでしょうから。 2008/12/31 (水) 23:12 ◆ セレス :そうだなぁ、一段と曖昧な命令ではあった。でも形にはなっているから、大丈夫だろう。むしろ上々だ。(そもそも、命令とするのは違うのかもしれないが。笑いながら言って自分の抱えたものを思い出した。布の中から片手サイズの水筒を一つ出し、ゾンドに手渡そうとする。中身は砂糖が入れられた、温かい茶だ。)・・・どうにか顔を忘れないで済んだよ。おかえり文官殿。ご無事でなにより、だな。(特に事故はなかったらしいと聞いて頷き、荷物共々逃げられてしまったので素っ気無く、帰還した同僚に言葉をかけた。笑いそうな顔はそのまま、息を吐く。)それで――火は要るのかな。(どちらの人に対して、と言うでもなく問いかけ、自分の持ったカンテラに無言のままで火を入れる。色はまだ白い。) 2008/12/31 (水) 23:18 ◆ ゾンド :(小柄な体には不釣合いな荷物を持ちながらも、悠々と自分を曳行するぐらいの余力はあるらしい。連れられるままテントの影へ。人っ子一人居ない静まり返った内部は、風が入らない分の体感は温暖であっても、体を暖める火の気もまた皆無だ。薄暗かった奥地がカンテラで照らされると、無機質で無骨な、まるで食料備蓄倉庫の風情をした世界が浮かぶ。)申し訳ないのだけれど、……我々は…。年…、暦…節目?を…あなたがたと共に、経過することは、できない立場に居る。此処とはまた別の、任務があるようだから。 2008/12/31 (水) 23:25 ◆ レナード :はいはい。ただいま、坊や。……で、君は何を詮索したいんだい?お土産ならこれからですよ、(飛行中の事故は、縄張り意識の強い連中に少し絡まれたとか位で格段負傷もなかったし、出先で出逢った暴漢からの痛手は完治してから戻ってきたので今文句があるとすれば荷物が重い程度のものだった。右の荷物は隊向けに酒を、左はそれ以外のものを詰めているから右に自然と重心が偏る。不安定な足元の所為か、少し眉を寄せて右の袋を足元に置けば、)火…、…いいんじゃないのかな。折角つきが綺麗だから。食べ物を取るのに不自由だったら点けておくれ。―――後ね、ごめんよ言い方が悪かったようだねぇ…。空間的共有というより、君達が生きてこの隊にいるという事が大事という事です。…非戦闘員は大抵そう思ってますよ、きっと。出来れば、戦闘員の方もね。(パンを取って、暖めるよう握ったが元々の手が冷えているので何の効果もない。ついでに酒は飲まない方なのだが、少し考えて、)グラスも貰っていいかな。 2008/12/31 (水) 23:31 アウラ【入室】 (2008/12/31 (水) 23:35) ◆ セレス :それは、仕方の無いことだが・・・休む時間はちゃんとあるのか?無理はするんじゃないよ、(ゾンドの申告に、僅かに眉を寄せて言う。自分も日が昇ってからは巡回の仕事があるわけだが。)ん?――ああ、いや。ただ帰りが遅いから。厄介に巻き込まれたのかと思って。連絡も無いし。(詮索、と聞いて初めは何のことかわからず首を捻っていたが。少しして思い至る。なんでもないよ、と続け、カンテラと幾つかの水筒を適当な場所へと置いてしまう。茶以外には、厨房の人から貰った温かい葡萄酒がある。)・・・・・あの人たちが何かしたわけではないよな。(これは独り言の範囲で、文官の帰還が遅れた理由を推測したうちの一つを。) 2008/12/31 (水) 23:39 ◆ アウラ :(そこにやってきたのはももこもこした真っ白なコートに足首近くまで包まれた少年風貌。毛糸編みの白い帽子と手袋をしっかり装着してピンク色のマフラーまで巻いて完全防備。相変わらずふよふよと漂いながら三人を見遣る。)何してるのー?(何とも呑気な声が響いた。) 2008/12/31 (水) 23:40 ゾンド【入室】 (2008/12/31 (水) 23:49) ◆ ゾンド :(諭す様に紡がれる丁寧な言葉が返されて、数秒の間をおいてから、こくりと頷いた。置くに置かれている木箱の一つ、特に小さなそれを持ち上げ、蓋を開けた。清潔な布に包まれるグラスを取り出して、目に見えて慎重な手付きで渡す。逆さになった形のままだが。それは、誤って落としてしまう可能性を見越して、厳重に過ぎるような梱包をしていた。)あまり時間がないから。…では、我々は、これで。(いつ空気に掻き消されてもおかしくないような声量を残し、佇む二人の立ち位置の中間点へ深く頭を下げた。次いで現れた、浮遊する何かをじっと見据え、やはり会釈を行い、テントを後に。先日に依頼された、水蛇の容態を監視する役目は、もうすぐそこに迫っている。) 2008/12/31 (水) 23:49 ゾンド【退室】 (2008/12/31 (水) 23:49) ◆ レナード :問題はない。連絡は…、まあ、私事で出かけていたからね。赤薔薇様くらいにしか伝えておりません。―――ああ、それはそうとセレス。君は良い知人を持ったねぇ…?(声が聞こえたかどうかは表情には表れないので分かりづらい。ただ、やたらといい笑顔で微笑んで、揶揄なのか本音なのかあやふやにさせながらにぃやりと口角を吊り上げる。身内を連れてくれば直ぐなくなってしまうような酒の群れを横目で見やり、取り合えずとばかりに葡萄酒の容器を取る。グラスを受け取る途中若干目を瞬かせてしまったのは、式場でさえそうは見れない慇懃な態度の所為だろう。)…有難うね。お気をつけよ――ああ、お土産あるんです。後でもって行くから時間をおくれよ、(少し声を張って伝えて、去った背を暫く目で見守った。少しくらりときたのは恐らく気の所為で、額を抑えてから、指の隙間より新しい声に臨む。若い小さい毛玉のようで、眉を寄せつつも一応、)宴らしいです。…君こそ、何を? 2008/12/31 (水) 23:56 ◆ アウラ :(ふんふんとレナードの言葉に頷くのは納得したような、確認がと取れたとでも言うかのような頷き方で。)お父さんがどっかで年越しの飲み会やってるから特別に行ってきてもいいって。ここらへんって教えて貰ったから見に来たんだ。(ぷかり、ぷかり。空気中をシャボン玉か何かのように浮遊しながら会話がしやすい距離まで降下してレナードへそう返事を返した。) 2009/01/01 (木) 00:02 ◆ セレス :お疲れ様、気をつけてな。(ゾンドに挨拶をして、彼の去るほうを見送る。と、そこに他の二人よりも小さな子供の姿があった。目を瞬き、それが誰かをはっきり確認すると笑顔を作る。)こんばんはアウラ。傭兵隊長代行は、居間何を?(訊きつつ、彼を手招きする。寒いからおいで、と。――その片手間、一つぐらい暖房にしようと竈に火を入れる。自分の仕事といえばこれぐらいな物だ。)え、(レナードが笑顔で言った時、こちらもまた見えない方を向いていて、聞えた言葉に声を出さずに口を開閉した。何かやったのか。やったのなら、送るか送らないか迷って結局やめた手紙の数々を纏めて送りつけてやろうと思う。)・・・何か、した?(妙に控え目な声で訊ねて、まだ振り向かなかった。) 2009/01/01 (木) 00:05 ◆ レナード :…飲み会に行ってもいいというのは聞き捨てならないのですが。その方には後でお灸を据えるとして…、セレス、このこはうちの隊の子で間違いないですか?もう、暫く子供はいいと思っていたところなんだけども、…折角ですからね。(書類で目を通した程度にしか知らない小さな頭を見上げて、此方は此方で再認とばかりに小首を傾ぐ。まあどうせ自室で飲むものも多いだろうから、それについていって飲酒されるなら目で届く範囲にいたほうが幾分か神経に優しい。手招くセレスを横目に眺めて、此方は食べ物を貢ぐかとゾンドが用意した食物に目をやり、)坊や、俺と運祝いをしないかい?(ケーキを探しながら、アウラに小さく微笑んだ。お酒は未成年の前なので一旦止めて、グラスは大事に握ったまま、今度は声だけセレスへと、)…ふふ。子供の前で話すものじゃありませんよ、(仕事の事はね、と、誤魔化して、ころころと笑いながら指についたリングを外す。出かける前には着いていなかったものなので、恐らくは戦利品か。) 2009/01/01 (木) 00:11 ◆ アウラ :セレスさんだ!こんばんは!(深夜だというのに眠気を思わせる仕草や表情は一つとしてなく、まるで昼間の時のように元気だ。)昼間は勉強してて夜しか遊ぶ時間ないから遊びたいって言ったら騒ぎに混ざってきていいって。(レナードへそう言うと次いで聞こえた祝いの言葉に顔をぱぁあ、と輝かせて大きく頷いた。セレスが竈に灯してくれた火から発せられる熱がほんのりと温かい。) 2009/01/01 (木) 00:20 ◆ セレス :(やってきたアウラの頭を軽く押すようにして撫ぜ、困った顔で笑う。)ああ。傭兵隊長代行の息子・・になるのかな。・・・・まったく、何を考えているんだかなぁ。(今回はこれと言った事件もなく、無事年末だった。とはいえ、この時間に子供を外に出すとは。変質者は年中無休だと言うのに。良くも悪くも傭兵か、と感想を抱き、溜息をつく。一個、カンテラを掴んで揺らし――やっと文官に顔を向けた。)・・・悪い話なら、その、言わなくていいぞ。本当に。(割と本気の言葉が漏れる。酒を辞した彼の姿が見えて、茶の入った水筒を押してから、カップを探しに行く。ゾンドが先ほどグラスを取ってきたところに用意されていた。)何か、食べるのか。用意ぐらいするよ。 2009/01/01 (木) 00:24 ◆ レナード :全く…だから傭兵は苦手だ。しかしまあ僕達が此処で話してもしょうがないものですからねぇ…、子供が不安になるからその話は後でお説教と一緒に。(暫くの間大人しかった頭痛を覚えて、初めて帰ってきたという感覚がした辺り悪い意味で毒されているようだ。こめかみを押さえたまま、グラスは勿体無い素振りで再び布にくるませ、物憂げに溜息をつくのを最後に普段の貼り付けた笑顔を覗かせる。ちろりとセレスに目を遣ったら途端に視線がぶつかって、わざとらしく目を細めてやった。大半はただ疲れている八つ当たりだと彼が気付いたら大笑いするのだが、大人気ないなと失笑に留まって、ゆるゆる首を振った。)セレスもおやりよ。指輪はあるから…、とりあえずこの菓子でいいかな。セレス、ナイフその辺りにないかい?(指輪を拭い、水で念入りに洗ってからまた布で拭いて、念入りに洗ってから菓子の中に指輪を押し込んだ。穴は適当にクリームで覆ってしまって、)知っているかい?指輪が入っているのを食べた人が、王様なんだよ。 2009/01/01 (木) 00:33 ◆ アウラ :(セレスに頭を撫ぜられるときゃあ、と嬉しそうな声をあげてくしゃりと笑った。)お父さんは多分まだお部屋でお仕事してると思う。今日くらい書類どっかに行ってくれないかなって言ってた。(多分行った本人は冗談半分。今もきっとデスクで残っていた書類を片付けていることだろう。)んー…たぶんねー、『ほーにんしゅぎ』?(おそらく意味が分かっていないのだろう、首を傾げながらそう言って笑った。父親がフリーダムに育ったが故だろう。)…?お兄さん、傭兵さん苦手なの?(レナードに首を傾げながら問うてみる。)あとね、僕アウラっていうの。(これはきっとレナードへだろう。己の名を告げた。)指輪が入ってるのを食べた人が、王様?(くじ当てのようなものだろうか、と思いながら菓子をじっと見遣った。) 2009/01/01 (木) 00:43 ◆ セレス :(レナードの言う傭兵は苦手、が自分の知り合いとの邂逅による言葉で無いことを祈る。合ってしまった視線はゆるりと外して、さっさとカップを探し当てた。ついでにナイフと、皿も一緒に見つけて戻ってくる。歩く人より早く、連れた火が二人の方へと引き返す。)年明けから説教とは、難儀な話だ。・・・ああ、面倒ついでに言っておくけれど。新しく就任した代行殿が散らかして大変そうだから、整理のしかたを教えてやれ。慣れているだろう?(皿に乗せたナイフを差し出しながら、今も子供の親と一緒に仕事かもしれない人のことを言う。実際の所は、彼の仕事を増やしたいわけではなくて、話を逸らしたいだけである。)・・・・・試しに私が攫ってみたら、少しは考えを改めるかな。(放任主義、との言葉にやや呆れつつ独り言。皿を渡してしまえば、菓子はレナードに任せて茶の用意をした。やはり布に包まれていたカップを取り出し、まずはアウラに、湯気のたつ甘い茶を差し出す。)王の菓子、か。何処の地方の風習だったか―――ワインと、どっちが良い。(誘いに乗る乗らないは曖昧なまま、レナードの分を用意するのに迷って訊ねた。アルコールを飛ばした甘いワインなら、飲んでも大丈夫ではないか、とは子供の頃から酒を飲む北の種族の考えだ。) 2009/01/01 (木) 00:51 ◆ レナード :………、(書類整理に関してはおおまか間違いなく自らの不在の所為で仕事を増やさせてしまったのだろうから、卑怯ものは口をつぐんだ。いまや完全に金に戻った瞳をそろっと逸らして、)…傭兵は無茶をする人が多いから、心配で、苦手です。でもね、(カタコトで伝えられた主義に関しては訊かなかったことにした。身分を預かるという話で彼を預かっているものと思ったが、放任してどうすると説教の種と頭痛の種を増やしそうなので。)そう。本当はね、ガレット・デ・ロアと呼ばれるらしいね。陶器の人形の方がいいんだけれど…生憎割れ物なのでお土産にはしていないんだ。うっかり飲み込まないようお気をつけよ?(ふふ、と穏やかに笑って、名乗る子供と目線をあわせつつ小首をかしぐ。その年一年の幸せを、といわれるお菓子は、流石に王冠も用意してないがお遊びだからいいだろう。セレスから受け取ったナイフで三等分にして、断面に指輪が見えてないか確認してからまずアウラへ差し出し、)好きなのをお取りよ、アウラ氏。一番をあげる。(ナイフを布で拭い、聞き流しかける勢いでなんか面倒そうな手伝いの話に眉を寄せた。新しい代行は確か二人いたはずだが、)…どちらだい?整理は生活管理官に言っておくれよ…まあ、暇な時間でしたらお話しするついでになら。(今は休みたいです、なんて、此方も話を誤魔化す方面のつもりか冗談みたいに甘えた声を出して、)じゃあ、君と同じものを。(酒に関しては、出かける前のお土産話の仕返しのつもりかそうあやふやに返す。アウラの次にケーキを向けて、)でも浚うのはやめておくれね…、僕、狩りだされたらいやです、探すの。 2009/01/01 (木) 01:01 ◆ アウラ :僕の事攫ったらご飯とか大変だよ?僕抜け出すの得意だし。(にこー、と笑う顔は無邪気かそれとも意図的にか。少なくとも食費が大変なことになることは必至だ。食堂でもそうだがこの親子は揃いも揃って人の倍の量は食べる。)だって僕朝ご飯とお昼ご飯とおやつと夕食と夜食食べるもの。(基本、一日5食であることをけろりと告げた。)それに此処来るときちゃあんとみんなに行ってきますって言って来たよ。途中で会った見回りの人にも年越しのお祝い行ってきますって言ったし途中まで連れて来て貰ったんだよ。(どうやら会う人会う人すべてに告げてきたらしい。見廻りに便乗してこの近くまで連れて来てもらったおかげで迷子にならなくてすんだらしい。何せ、昼間は屋内にいるが故に外の地理には疎い。)無茶は…するね。うん。僕のお父さんも時々凄く無茶するよ。(レナードの言葉に相槌をうちながら首から下げた御守りをぎゅうと握り締めた。)入ってると良いな、指輪。んーと……じゃあこれ!(と、一番端の物を選んで受け取るとケーキが次にセレスに向けられるのを見遣り、それから自分のケーキを見遣った。指輪が入っているかどうか、わくわくとしながら。) 2009/01/01 (木) 01:16 ◆ セレス :宝石を入れると聞いたんだけど、貴方の話では違うんだな。(ソウルケーキと違って、浸透していない話だから誤差は出るだろう。思いながら、空を視て時間を確かめる。多分、日付は変わったが――どこかで鐘でも、なっただろうか。今来ていない隊員たちも、朝になる頃には食事を求めてやって来る気はするので、鍋はそれまで保留にしようと思う。)竜騎士。うちは生活管理官も少ないからな。・・・休みたいなら動くな。頭も動かすなよ、貴方はそちらの方が気が重いだろうから。(『エリーが人だったら良かったなぁ・・・』手伝ってくれるから。なんて言っていた人をそう呼んで、更に別の難題を突きつける。笑いながらなので、冗談だとは知れるだろうが。返答に対し、一つ頷いて砂糖と香辛料が入ったワインを注いで渡す。半分は飛んでるとは言え、酒の匂いはした。)そうだなぁ。私も心が痛むから、やらないとは思うが。・・・・大変らしいしな。(何処でそんなに食べる余裕があるんだ。とやはり呆れつつ、酒の杯の代わり、取りやすかった右端のケーキを受け取っておく。) 2009/01/01 (木) 01:19 ◆ レナード :じゃあ今夜アウラ氏が行方不明になられたら、セレスかゾンド氏が疑われること間違いないねぇ…良かった、僕帰ってきたばかりで。(炎使いのセレスを見て、海蛇の蒲焼が毎日続くのではないだろうかと失礼なことを考えていた。食べられる気はしないが食材といえば海鮮に限定される。何も考えていないような中途半端な笑顔の裏でレシピを考えているうちに別の世界にいきかけた鳥羽は、ややあって最後に残ったケーキを卓へ乗せ、代わりに注がれたグラスを握る。少し掲げて、)国によって様々伝わり方が違うんでしょう。流石に旅をするのに無意味に宝石を持ち歩く程、命が惜しくはありません。襲われるのはこりごりですし、(指輪はまあ代理だと、陶器の人形に関しても自国の風習とは若干違う習慣だったので知識でしか知らないものだ。一度試してみたかったのだが年甲斐もなく出来るものじゃないから、アウラがいて救われた。急かすように、グラスを、と顔を動かし、)…まあ、赤薔薇様に雑用全般託されてしまっているからやるけどね。セレスも手伝ってくれるんだろう?君、荷物少ないから手伝うくらいと言っていたじゃないか。(宴で頭を動かさないというのは寧ろ通夜みたいなので考慮だけに留めておく。あまり交流の得意でない性格は理解の上か、自分を抜擢するのはどうかと思うがさぼっていた分の仕事はこなすつもりだし、何より少し話してみたかった人なので都合は良い。)さて、まああれですが。恐らく年くらいは明けたでしょう――新しい年に、乾杯。(持ったグラスを掲げて、やる気に欠ける普段の覇気でそう告げて、) 2009/01/01 (木) 01:31 ◆ アウラ :(蛇は食べられると聞いたことがあるが海蛇はどうなのだろう。それはさておき。)うん、セレスさんは優しいから絶対しないって僕も思うよ。セレスさん前もお父さんの事助けてくれたもの。(にこりと微笑むとケーキの乗った皿を両手で持ってレナードの乾杯の音頭にあわせて皿をグラスの代わりに持ち上げて乾杯をするとフォークで早速ケーキをつつき始めた。)(因みに余分な2食はちょっとした5分休憩だとかそんな隙に父親であれば携帯食料、この少年であればお菓子とそれに近い菓子パンを食べているようだ。皆と同じ食事の時間の中で倍の量を食べるのだから食べるのは物凄く早い。) 2009/01/01 (木) 01:44 ◆ セレス :(もし目の前の子が行方不明になったなら――多分、隊で連れるわけにはいかなくなるだろうなと思う。管理の関係で。それは口に出さず、勿論レナードの嗜好に気付く由もなく。)あんまり高価なものを持っていたら、叱ってもいいな。・・・・・余計なことばかり覚えている。それは、手伝うよ。今更ただの兵士で戦闘員だから、などと言い訳もしない。(男は眉を下げて笑い、肩を竦めた。報告書を書いたり整理したりするのは、ここ数年で飛躍的に上手くなった。喜ぶべきスキルかと聞かれると微妙だが、部隊に所属するものとしては、頷いていい。)・・・我が隊に平穏ありますよう。(同じように、グラスを掲げて言った。その少し前に聞えた言葉には、また眉を下げざるを得ない。多分あの時の話なのだろうが、あれで助けなかったら非人間の上処罰を受けるような緊急時の話だ。『優しい』の判定に使うのは如何なものか。・・・まあ、どうであれ助けただろうけれども。まず酒に口をつけて、指先の暖をとりながら、菓子を食べ進めるアウラを眺めていた。) 2009/01/01 (木) 01:49 ◆ レナード :(同じく、セレスと似たような事を考えながら。元々認められた入隊ではないから事件なんぞに巻き込まれたら即どこぞの要塞に引き渡す羽目になるだろう。掲げたグラスに唇をつけて、軽く傾ける。甘ったるく舌に残る味をなめ取って、)…それは誰が誰を叱るんだい?ちゃんと伝言は伝えたんだから、このくらいのおねだりは優しく訊いておくれよ。(余計なことばかり、というのは否定こそしなかったが無視をして、眉を垂れる仕草から目を逸らしてケーキの真ん中にフォークを立てた。行儀というか色々無視をしているが、中に指輪がない事だけ確認すれば半分になったケーキを更に一口サイズに切り取って口に運び、)今年の抱負とかあるのかい?仕事関連のものは業務中に訊くから、何か違うものがいいね。アウラ氏も、何かあるのかな? 2009/01/01 (木) 01:57 ◆ アウラ :(二人の考えを知ってか知らずか、目を瞬かせて静かに二人を見遣るとケーキを口に運んだのをきっかけにしていつもの何も考えていないような笑みを浮かべた。そしてケーキを少しずつ味わって食べているとフォークが何かを引っかけた。どうやら指輪らしい。)指輪出てきたよ!(にこにこと笑顔で嬉しそうな表情を作って二人に指輪を見せた。)抱、負…?んーと……もっといっぱい皆の役に立てるようになりたいなぁ。早く大人になってたくさん勉強して此処の隊の軍医になるのが夢だから。 2009/01/01 (木) 02:16 ◆ セレス :私か他の誰かが、貴方を。・・まあ、貴方がそこまで危機感の無い人だとは、私も思わないけども。(一口、菓子を切って口に運び、食べてる最中に残りを弄くって指輪の不在を確認した。無作法といえばそうだが、後で出てこられるより面倒が無い。そのうちアウラが指輪を探り当てて声を発したので、その作業も中途で終わる。)では、今年精霊の幸を受けるのは貴方。(にこりと笑んで、祝いの言葉を向ける。この後は?とレナードに視線を向けるのも忘れない。適当に甘い菓子と酒を胃に落としながら、抱負の話。)・・・・・・(仕事以外、と訊かれると困る。だんまりになって考えて、やはりいつの間にか、自分は仕事人間になったんだな、と思う。浮かんでくるものが大体仕事関連で、他の二人が話すのを待つことにした。そして考え続けるが、やはり出てくるのは仕事の事と、抱負にするにはあんまりなことばかりだ。) 2009/01/01 (木) 02:21 ◆ レナード :――おや、おめでとう。rex、何かご要望はおありで?ご所望に至れるか解りませんが、命令とあらば従いましょう。(飲み込まないでね、と、硬い金属音を聞きながら冗談めかして告げた人は、目の前に突き出された指輪を見て恭しく一礼をしてみせた。胸元に手を添えるのは貴族の礼。まあ、お遊びの延長だけれど、)…銀は、お叱りの対象かい?お任せというから僕の好みにしてしまったんですが。(酒の詰まったものとは異なった、小さい割りに重たそうな袋を一瞥して白状するように肩を竦めてそう問うた。がざごそとでかい袋をあさる姿は後一週間程度早ければ子供のスターと歌われるあの老人のようだったが、出てきたものは銀細工と子供向けの人形だけ。片方は、出先で心労をくれた子供二人と遊んでいたものだろう。)…うちの隊は勉強にはある意味向かないけれどね。実戦経験はまだつめないだろうけれど…無理をしないでおくれよ。若い頃の無茶は後々響くから、皆のためを思うなら自分の事を大切におし。(抱負という言葉を知っていたのにエライと思うのは、年寄りの感覚なんだろうか。少し虚しい気持ちになりながら、下で華張りの笑顔を見せる子供の頭を軽くなで、)セレスはそれを探すことが宿題ですかねぇ。…わざわざ抱負にしなくても、僕が帰ってきた以上仕事は押付けます。だから、やりたいことくらい自分の我がままとかをお探しよ?(くすくすと横暴に笑って、ワインを更に傾ける。酒豪でもないが器官が違うからか酔いはしない。ケーキは適当に摘んで、)…さて、僕も仕事に戻りますか。やっぱり生活の場が仕事先だと駄目ですねぇ、体に染み付いてしまって。 2009/01/01 (木) 02:31 ◆ アウラ :(指輪は丁寧にケーキから抜き取って皿の端に置くとレナードの取った仕草にきょとんと眼を瞬かせながらえーとえーと、と本気で思案し始めた。)じゃあねじゃあね、肩車してほしい!(なんて、そんなおねだり。)(袋から出てきた子供むけの人形には再び目をぱちくりとさせながら。)うん、大丈夫だよ。勉強した時はちゃんと寝ないと頭がやすまらないくて勉強が頭に入らなくなるって言われたからちゃんと寝てるし自分の頑張れる範囲で頑張ってるから。(この辺は父親を見て学んだのだろう。無茶をしてほしくないと思う少年はだからこそ、自分も無茶はしないように心掛けているつもりらしい。頭を撫でられると嬉しそうに笑顔を浮かべてレナードを見上げた。) 2009/01/01 (木) 02:56 ◆ セレス :(ごっこ遊びをする二人を微笑ましく眺め・・・お願い事には、頑張れ、と軽く手を振ってエールを送るだけ。同じく従者として遊ぶ気は今のところ無いらしい。)そうだな。任せた私にも責はあるが。・・というより、重かっただろう。(彼が取り出すお土産とやら、出てきた細工に手を伸ばして摘まもうとしながら)仕事は仕事だから、押し付けられたところで文句も言わん。が・・少しぐらい他の人に譲りたいな。何度も言うが、優秀な兵は他にいる。・・・・貴方は、どうなんだ。抱負。(自分に関してはもう放棄して、文官へと問いかける。――去年も、このようなことで終ってしまった気がする。今の日常が充実しているからかもしれない。)休むのが先、だろう?(この男も流石に、この程度の酒では酔わない。夜型の人は深夜にケーキを渡されても問題なく食べるので、皿の上も杯の中ももうそろそろ姿を消すところだ。) 2009/01/01 (木) 03:01 ◆ レナード :(まあ、指輪は物書きするのには邪魔だから彼にあげるにせよ自分で遣うにせよ後で洗うことにして、仰々しい姿勢のまま王からの命令を待った。傲慢とよく呼ばれた人だがこれでもお遊びは好きなのと、割と子供を猫っ可愛がりするきらいがあるのとで、そう棘はない。取り出した人形も、元は出先で世話をさせられていた子供に買い与えようとしたものだが渡し損ねた。)肩車…かい。いいよ、おいでアウラ。(出来るかどうか若干自信はないが、背丈を大人のものに変えれば力の問題はないだろう。背の羽を膨らませて、屈んだときに体の構成を青年のものに作り変えながら呼びかける。彼が届くよう膝をついたまま、セレスを見上げて、)ピアスがあいていたらもう少し選ぶ幅があったんですが。君の髪は綺麗だしね、銀が一番損なわないと思いまして。重たいのは別に構いませんよ、旅は長かったし…昔は僕も剣くらいは持っていたもの。(セレスが細工を受け取ったら、アウラにも人形を差し出して小首をかしぐ。眠たい目は普段と全く変わらないが、眠気はなさそうなはっきりとした声で、)例え、です。まあ仕事柄仕方ないけれど、仕事の話しか知らないからねぇ…、かといって今更ご趣味はなんて聴くのは気色悪いじゃないか。(考えるのを放棄するのはよくないよ、と、嗜めるように笑って、)僕は…君達が死なない程度に生きられるよう頑張ります。(此方も此方で甘党で、ケーキを啄ばみながら帰り支度を完了させた。アウラが肩に乗れば暫く彼の要望に従うし、そのまま帰るというなら要塞までは監視も兼ねてそのまま送るだろう。片付けは、まだ鍋が手付かずなのでまだ後に残す。遠くから聞こえる竜騎士の酒に餓えた声から逃げるように、取り合えず他の文官に謝罪に向かってから死ぬほど残された書類を片付けに戦地へと向かうんだろうが。) 2009/01/01 (木) 03:15 レナード【退室】 (2009/01/01 (木) 03:15) ◆ アウラ :(指輪が貰えるのであれば、それはきっと朝方には紐に通されて御守りと一緒に首から下げているのだろう。指輪をはめるには、まだ少し手が小さいから。肩車の了承が出れば顔を輝かせて残っていたケーキも綺麗に平らげると人形を受け取って嬉しそうにそれを抱きしめた。嗚呼、また素敵な宝物が増えた。そんな顔をしながら。レナードの帰り支度が済んで肩に乗せて貰うときゃっきゃとはしゃいで、そのまま要塞まで送ってもらうのだろう。)セレスさんも、いっぱいいっぱい良い事があると良いね!(セレスへそんな事を言いながら、レナードと共に要塞へ────。) 2009/01/01 (木) 03:28 アウラ【退室】 (2009/01/01 (木) 03:28) ◆ セレス :・・・・空いては、いるよ。埋まってるけれど。(髪をあげて自身の左耳を示し、小さく揺れる青い魔石を示した。白い色に照らされて、日中と同じぐらい明るい色で光っている。)―――はは、男にばかり褒められるな。ありがとう、(内容が虚しすぎる独り言はあくまで冗談の声音でなされる。どうも、と会釈をして貰った銀を指先で玩ぶ姿は、そう喜んでいるとは見えないだろうが・・けして疎んじていることはない。人から貰った物は溜め込む気質だから、しまわずに使おうと思う。)知っているよ。だから今考えているんだ。(嗜める声に不満気に文句を言って。それでも、次々浮ぶのは仕事のことか、他人のことばかりだ。レナードの言葉を叶えられそうにもない。その彼も、何か半端に濁したようだが。)・・・・はいはい、気をつけて。落ちるんじゃないよ。おやすみなさい。(ケーキを片した人は文官を見送り、まず二杯目を自分で注いだ。それから、入れ違いでやって来る人と、また遅れてやってくるだろう人たちの為に鍋の下に火を差し入れる。時間が時間だから、そろそろ白い竜を待たせた人もやってくるに違いない。酒宴に巻き込まれる前に、仕事に逃げなければならないが――火の番は暫く、そこにいた。) 2009/01/01 (木) 03:36 セレス【退室】 (2009/01/01 (木) 03:36) HIGHLAND FORTRESS 峠の要塞(閉鎖しました) http://h-f.sakura.ne.jp/kariken/index.html BACTERISM MATRIX http://bacterism.matrix.jp/ PCキャラページ http://tryx-quad.sakura.ne.jp/zond.html