題名:給食 登場隊員:リオ・ゾンド(バーパジーラ要塞) リオ@昼【入室】 (2009/04/17 (金) 22:17) ◆ リオ@昼 :(激戦区真っ只中の食堂は、己の体のサイズではなかなか突破するのに難しい面があった。食事にありつけるという点では街に出た方が効率が良かったのかも知れない。ただこの街は、空を飛べない地上の人にはなかなか酷な道程も含まれていて、昼飯のためだけに外出を選ぶ気にはなれなかった。この時間帯で既に、地味に疲労していたりする。)――、(うかうかしていたら、知らない要塞兵士に先を越された。まあそれは仕方がない。ここは昼の戦場なのだから。意を決した硬い表情で、前の者と隙間を埋めんと行列に歩み寄る。) 2009/04/17 (金) 22:19 ◆ リオ@昼 :(実に喧騒の絶えないこの場所では、耳に入る言葉は兵士たちの真っ直ぐな友情なのか、それとも一時的な言い合いの内の怒号なのか、全く検討もつかない。要塞食堂のメニューは既に把握して居たから、壁際を見上げる必要もなく、周囲を目だけで窺っていた。そうはしても、なかなか人が多すぎて、誰が誰だか判りそうにはない。視線を戻して、己の前に立ちはだかっている人の背の服の皺を、睨むように見据えて居た。この皺は何だか、蜘蛛の形に似ているなんて、他愛も無い事を考えていて。) 2009/04/17 (金) 22:31 ◆ リオ@昼 :(人の列が進み始めた。そろそろとした僅かな歩みでも、ブーツのヒールの音がこつこつと存在感を露にする。間を開かないように前にくっ付いて歩いて居たが、そうすると己の白いマントは背後の人に邪魔になってはないだろうかとふと思い立つ。あ、と止った灰青で、裾の長い白いそれを指先で摘み上げてみたけれど、脱ぐ隙間もなさそうだった。諦めて手を離していると、ようやく己の番が来たらしい。)『リオちゃんじゃない!お仕事は区切りがついたの?』ん?そんなところだ。こんにちは、今日も綺麗だよ、マリーカ。(微笑んで、カウンターの向こうに立つ食堂の中年女性に手を上げてみせ、頼む種類も限定されてくるのにメニューを見上げる振りをして、壁を見る。) 2009/04/17 (金) 22:45 ゾンド【入室】 (2009/04/17 (金) 22:45) ◆ ゾンド :(怒号の飛び交う食堂の中であるが。太く小高い黒山の一列からあぶれるように離れて、つい先ほど飯の配膳にありつけた一人が、涼しい顔で食膳を運んでいた。食餌内容は、一皿のサラダとは全く名ばかりのもの。実質的には質素もここに窮まろうという内容が、運ばれる皿の上には鎮座している。 メニュー未満家畜の餌以上の物体を運ぶそれは、列に並んで四苦八苦の最中である同行部隊の指揮官を見付け、足を止める。そこだけ極端に背丈の山脈が低かったので、白マントの彼女であると判別できたのだった。列の確保という現在の重大な状況の邪魔をするのは憚られるので、声を上げずにゆらゆらと、小さく纏めた手を肩の高さで振る。) 2009/04/17 (金) 22:50 ◆ リオ@昼 :『今日もまた野菜だけじゃないでしょうね?子供はお魚も食べないと駄目よ〜、』(水辺の人だからなのか、歳の割につやつやとした顔色にいい笑顔を浮かべて彼女は勧めてくる。それを明らかに眉間に皺を寄せ、手で押しやって拒否の意を示し、)やだよ、いつものやつでいいよ。クルトンいっぱいね、『はいはい、それならシーザーサラダね。慣れなさい!』……。(女性は聞き入れずに、背を向けて奥に進むこと暫し。子供は待つ間、無表情でやばいと思っていて、カウンターから目を逸らしていた。その際に、見知った少年の黒髪を見つけると、その姿に呼応するよう手を振り返す。女性が、なかなかでかいボールに海鮮サラダを放り込んだものを手にして戻って来る。トレイを用意し、スプーンとフォークを手際良く一緒に並べると、続いて飲み物の注文を待つ。)ゾンド、いいところに!席とっておいてくれる!(食堂のおばちゃんを待たせ、そんな図々しい言葉。ソプラノを張り上げて投げかけた。) 2009/04/17 (金) 23:04 ◆ ゾンド :(兵隊も指揮官も無差別かつ荒っぽさ五割増という列順に耐え抜いた手柄として、ようやく食事にありつけたひとを見ていたが。飲み物を待つリオの背丈と、彼女が抱えるボウルの半球の内容量、その二つの偏ったバランスを見比べて、不思議そうなものを見る瞳を作った。恐らく非礼な振る舞いであろうが、時は既に遅い。) 了解した。(揺らぐ手を止めて、降ろす。素っ気無くもあり、文の上では無味乾燥な応答を返して、浅くこくりと顎を引き、了承の仕草を作った。なるべく食堂の後方に赴いてまだ無事な席を探す。食堂の最も奥、横に長い四角のテーブルをじりじりと辿り、左端からから数えて二つ目の席を見付けた。通路側を一つ空けて座れば、確保されたリオの席は少年と隣合うテーブルの左端っことなるだろう。場所取りの為にゾンドの軍規手帳が置かれる。) 2009/04/17 (金) 23:15 ◆ リオ@昼 :(あまりよろしくない目付きでボールの中を覗いた。悩んでいても仕方がないので、)紅茶、ポットでくれる?何度も飲むから、(頼んで、トレイの上に紅茶のポットとカップを載せてもらう。女性は相変わらずの輝かしい笑顔を刻んだまま――ともすると、糸目なのかもしれないが、彼女はオマケ、とばかりに子供のトレイに飴玉を数種載せて来た。)いつも悪いねマリーカ、ありがとう、(代金も払っておいて、どっこいしょ、とトレイを傍に引いて来て持ち上げる。そして、案の定重くて足元が危うくなる。ふらふらしながらゾンドの居場所を見回して、食堂の奥に見つけることが叶えば其方へと進んで行く。途中でトレイを返しに行く人を避けて歩く様子は安全とはとても見え難いけれど。混沌とした通路をやっとのことで掻い潜り、子供は手帳によって守られた己の席に辿りつく。音を立て、手帳を避けた位置にトレイに置くと、席に座るのも後回しにして息を吐き、)はぁ、ありがとう!君もいつも、ここで?(首を傾げ、ようやっと椅子を引き、腰を落ち着けた。) 2009/04/17 (金) 23:23 ◆ ゾンド :(大層重そうな食膳を支えながら歩む、あっちこっちで生きた障害物が飛び交うリオの苦難に満ちた旅路を、酷くまじまじと視線を送っていた。席を取っておくという任務の性質上、支援に出るわけにも行かぬというジレンマに悩まれていたせいだが。それでもトレイを引っくり返しもせず無事に辿りつけた少女に)おつかれさま。パンなどでよければだが、依頼すれば食堂に来ずとも執務室へ持っていったのに。(見事に任務を完遂した軍規手帳を労わりでもしているのか、埃でも拭うかのような仕草で表紙を撫でて、本来仕舞われているべき場所に収納する。)我々は主に、バーパジーラの市街に出る場合が多い。時間とコストは要するけれど、安価で高品質な食堂の優先順位は、より訓練に打ち込んだひとに譲りたいから。 2009/04/17 (金) 23:35 ◆ リオ@昼 :ここはいつでも変わらないな。激戦区なんてよく言ったものだ、(ねぎらいの言葉に微笑んで、愚痴のように溜息交じりに漏らした。トレイを引っ張り寄せて、とりあえずはポットを手に取る。)ううん、それには及ばないよ。要塞の食堂だと得も多いし、(漏らしてちらりと見遣ったのは、トレイの端に寄せ集められた丸い飴玉の存在だった。本日損をしたのはこの時点ではあまり考えないことにした。)私もバーパジーラの食堂にも行くんだけれど、要塞はこの賑やかさがいいなあって思うんだ。訓練に打ち込んだ人か、それなら、私はここで食べてたら行けないかも、(ゾンドの言葉に頷きながら、空のティーカップに紅茶を注いでいく。まだそれは熱くて、湯気を空気中に漂わせた。) 2009/04/17 (金) 23:48 ◆ ゾンド :食堂自体を増設したりは難しいのだろうか。要塞のあちこちに点在するように、分散を図れると思うのだけれど。……意見を述べるだけなら、このように簡単だ、実行は、難しいのだろう。(飲用に注ぐポットに手を伸ばした隣客とは違い、やや座高の上回る少年は早々に食餌へ着手した。剥いて茹でただけの元ブロッコリーを、枝から小さく切り分けてフォークに載せて口に運ぶ。それにはドレッシングも何も無い。ただ茹でるときに食塩水が使われたのみだ。)多くの人間の存在が身近になる、ということ?要塞に勤務する方々が、活気を保ったまま一同に会する光景を見れるのは、確かにこの時間帯のここだけかも知れない。(少年はティーカップを保持していない。フォークを銜えながら紅茶から昇る湯気を目で追うが、それは天井付近で消失する。外の陽気はだいぶ暖かくなった。あと二月もすれば、冷水に取って代わられる季節に入るのだろう。) 2009/04/18 (土) 00:00 ◆ リオ@昼 :最近は特にね、破壊された路やら家屋やらが多いし。資金は舗装に回すので手一杯なんじゃないかなあ。(実行は難しい、という点に深く頷き、ポットをトレイに落ち着ける。空いた手でカップを持ち上げて、一口喉に流すと静かに置いて、)うん。身近になる。――ああでも、いっぱい居すぎて、遠い気もするね。ゾンドが居なかったら、独りで飯を食べなければいけなかったかも知れない。(半ば安心した様子で微笑むと、此方もようやく、目の前の巨大なボールに目を向けた。スプーンを握り、中の材料をまじまじと見詰める。小さな海老と、種類の見極め難い魚肉の破片が交じっている。海草の類は食べられそうだから、まずは其方を器用にスプーンに載せて口に運ぶ。ゆっくり噛んで飲み込んで、)…君、お茶、いらないの?(ふと、気になったことを問うてみる。) 2009/04/18 (土) 00:11 ◆ ゾンド :確かに、そうだ。リオの発言に同意したい。資金もそうだけれど、補修に要する人員や時間なども必要かと。市街の修復よりも、破壊の跡のない軍要塞の増築などを優先したとなれば、市民の不興を買うことに想像は難くない。(ゆっくりと丹念に海草を噛む少女の一方、こちらの顎の上下は小さく、口に入れた野菜をそのまま頬張っているままにしか見えない。辛うじて嚥下は遅いから、確かに細かくはなっているという証拠になるが。)そう?あなたなら、例え周囲の初面識の方とでも、円滑な昼食が摂れるように思えるのだけれど。これは参考資料だが、古い文献によれば、コドク・ノグルメという過去の英雄が、生涯を貫いて孤高の食生活を営んでいたらしい。(茹で上がってくるりと尻尾を巻いたエビと、魚類の残骸を少しの間だけ眺めていると、降って沸いたような質問が飛んで来た)……??必要なときは、湯冷ましを貰うけれど。……お茶は、熱いから。飲むとしても、冷ます時間が疎ましい。 2009/04/18 (土) 00:26 ◆ リオ@昼 :(海草の撃破は叶った。むしろ海の草なのだから、食べられない訳はないのだが。願い通り大量に投入されたクルトンをスプーンに載せて、口の中に放ればかりかりと小気味いい音をさせながら咀嚼する。)ふふふ、そうでも、ないよ。やっぱり、初対面のひとが食べている時は、話かけづらいぞ。急いでるかもしれないし… あれ、急いでる?(途中で確認を取るように、小首を傾げてみせた。)コドク・ノグルメ……、何故その者はそんな生活を……、(驚いたようでもあり、関心するようでもあり、灰青を見開きつつ頷いて、)あ、ゾンド、猫舌?私もそうだよ。だけど冷まさないから、時々火傷するけど、(不注意も良いところだ。からりと笑って、既に飲みやすい温度にはなりつつあるカップを持ち上げ、一杯飲み切った。) 2009/04/18 (土) 00:39 ◆ ゾンド :いや、急いではいない。我々に逼迫したノルマは負わされて無いけれど、あなたは?……執務室組の労働環境は伝え聞いているから、こちらとしてもあなたがたに対して少なくない危機感を持っている。(ブロッコリーの枝三本目をつい先ほど制覇した。分割済みの塩茹でジャガイモも、その根瘤にフォークを突き刺す。淡々と少食な食餌が続いて、のんびりとした速度が先の発言を裏付けている。)既に故人かつ伝説中の人間であるから、当時の心理は知る由もない。ただ、これは我々の推測だけれど、自身が食べる食事に徹底した敬意を払っていたのではないだろうか。(青みがかった灰の虹彩を見つめ返して言うが、その際にフォークを口から離すことを忘れない)猫舌……だと思う。実際にそれといわれたことは、あなたが初めてだけれど。一度だけ、とても熱い目に遭ってから、慎重に慎重を重ねている。必要に迫られたときは熱い紅茶に冷水を足して、強制的に冷却してしまうくらいに。 2009/04/18 (土) 00:53 ◆ リオ@昼 :飯を食い終わるくらいの時間は貰ってるから、大丈夫さ。(束の間の休息、という程度であるが。入隊したばかりの頃は、まさか己が執務室組に参入するとは露ほども思ってなかったけれど、人生(?)とはよくわからないものだ。)まあ、そうだよね、(驚きに言葉を漏らしてしまったが、彼が英雄の心情を知る由もないのは当然である。うんうん、と頷いて、)そう考えたら、コドク・ノグルメは酷く誠実な人だったのだろうね。食べものへの感謝の気持ちを忘れないって、大切なことのひとつだもの。(言いつつも海老はいただけなかった。スプーンで海老をボールの一方に寄せる作業が始まった。言葉と行動が呼応していない。)それは、すっごく、猫舌なんだね…、でも、舌の火傷は思ったより、すぐに治るものだよ、(海老がこんもりと、一部に偏って積み上げられた。それと同時に、)……ゾンド、海老食べれる?(灰青は隣の黒い瞳を見上げると、首を傾げた。) 2009/04/18 (土) 01:05 ◆ ゾンド :そう…なのかも。休憩時間は最低限度にしても必ず取らなければ、人員の方が磨耗して仕事量に負けてしまう。(顔色は良いのだから、執務室組の人々もノイローゼに罹患するなどの重篤な世界ではないようだった。副長の胃腸を伝え聞いている身ながら、白い紙雪山と化した空間にはほど遠い生活を送っている戦闘員である。内部の事情を関係者から教わるに越したことはない。)彼の伝承話は、とても参考になった記憶がある。彼は、あくまで一介の商人だったと書かれることが多いみたいだった。(決して嫌そうな顔などしないものの、たっぷりと沈黙を作って迷った。会話がほんの僅かな時間断線するだけで、遠ざかっていた筈の辺りの喧騒が随分と勢いを取り戻したような気がする。)………ん。あなたの愛馬は、海老を食べたりは、しない?愛馬に限らずとも、親しい身近な方々が居れば、食べてくれそうな子を検討して欲しいのだけれど。(凍結から再起動した少年は、曖昧に断りの言葉を零してしまう。救いを求める手を振り払ってしまった事はとても悪いと思っているので、一応の代案も提出したが、是々非々は未知数である。) 2009/04/18 (土) 01:20 ◆ リオ@昼 :そうそう、今じゃ少し落ち着いているけど、前なんて、書類の山を枕にして気を失ってたことなんてざらに…、(笑顔のまま語られたが、あまりにあれな話題のような気もしたから、次第に尻すぼみになって消えていった。真顔になって、ごほん、と行き成り造ったような咳をする。)でもやっぱり、飯は誰かと食べるのが一番たのしい、(真顔のまま、生真面目な声音でそう漏らす。その次の一瞬、僅かな沈黙が訪れる。同時に己も沈黙になって、曖昧だけれど拒否に違いない言葉にゆるゆると首を横に振った。)うぅん、海老は食べないよ。人参なら脇目も振らずに食べてくれるのに……、いいや、これはあとでインにあげるから。(頷いて、まだ多く残るサラダの主役とでも言えそうなレタスの一枚一枚を、フォークに持ち替えて食べ始めた。) 2009/04/18 (土) 01:33 ◆ ゾンド :あなたの捌き方が上達したと受け取りたい。戦闘員からの昇格組に、あまりに人員の比重が偏っているから……。でも、あなた方皆が勤勉かつ誠実で、感謝している。我々に公文書への記入は許されないから、直接の援助はできないけれど。あくまで労働集約な書類整理作業などであれば、どうか遠慮なく下令して欲しい。(だんだんと意気消沈の色が濃くなる、惨憺たる世界の体験談を引き継ぐように、希望というか要請というか、都合よく範囲の限定された支援を回りくどく申し出た。)それは、まったく賛成……。(自分の前に座る、名も知れぬ他部隊大柄なの兵士をぼんやりと眺めていたが、目を伏せ緩く頭を振り、幻視を追い払った。)確かに、こちらの提案に無理があった。草食性の動物であるから。……必要であれば、薄い包み布巾を借りて来られるけれど……?(寄せられた海老は、口ぶりから察するに馬とはまた別の友人に提供するらしいが、このまま生鮮食品を持って行くのには相応の難儀をするだろう。ジャガイモの切れ端は四つ目に入っていて、葉緑体以外の目的で食するそれは、残骸とそれの含む窒素が必須なのである。) 2009/04/18 (土) 01:49 ◆ リオ@昼 :ふふふ、そうかなあ。そうだったらいいなあ。(ぼんやりと続けられたような言葉だったが、顔の表情はかなり、緩んでいた。だいたいいつも緩んでいるけれど、増して。執務室内での己は、基本的に自信喪失気味であったりする。)うん、ありがとうゾンド。君が手伝ってくれたら、皆、大喜びだよ。(親切な言葉には、ありがたく頷いておく。)草食性といえば。…私たちも、草食動物みたい。食べているものが似ているね、(微笑して、交互に彼と己のトレイの上に乗っているものを眺めて、どこか嬉しそうに言った。しゃくしゃくと手際よくレタスを片付けていきながら、)大丈夫、ちょっと窓際に寄って、口笛なんかで呼び寄せたら、すぐ来てくれるから。(彼の提案に感謝の意も込めながらありがとう、と笑う。暫くそんな、他愛もない会話が続いたのだろう。その後少年が見たものは、窓から呼ばれた大鷲が、ボールの中の海老を啄む姿だったろうか。) 2009/04/18 (土) 02:03 リオ@昼【退室】 (2009/04/18 (土) 02:03) ◆ ゾンド :(浮遊感満点で微笑を作る表情に、少年は失礼千万にも“逃避”というあまり宜しくない心理状態を思い浮かべたが、実質としても進歩は著しい…筈だ。ともかく上達はしていると信じたい。草食動物は草食動物でも、白マントの少女は羊か山羊などの二つ名が似合いそうな容姿と色彩に比べ、こちらの少年は言ってしまえばむしろ青虫である。突如として窓縁に出現した大鷲を間近でまざまざと見た小心な少年は、食餌中暫くは背筋に広がる鋭い波紋がなかなか静まらなかったようである。フォークを使って塩茹での野菜を銜えながら、時折ちらちらと健啖な大鷲を見詰めていたそうな。) 2009/04/18 (土) 02:13 ゾンド【退室】 (2009/04/18 (土) 02:13) HIGHLAND FORTRESS 峠の要塞(閉鎖しました) http://h-f.sakura.ne.jp/kariken/index.html BACTERISM MATRIX http://bacterism.matrix.jp/ PCキャラページ http://tryx-quad.sakura.ne.jp/zond.html