題名:沢遊び 登場隊員:ケッツァ・ゾンド(ウィシドフィード要塞) ケッツァ【入室】 (2009/06/02 (火) 21:37) ◆ ケッツァ :…ありがとう。もうお行きよ、帰りは大丈夫さ(坑道を抜けた先の夜明かりの道。お供を頼んでいた黒い小さな影へ声を投げてから)青い沢は、もう、すぐ、そこ(岩に手をかけて降りていく姿は文字通り岩場を転げ落ちるよう。すとん、ころん、容赦ないショートカットを繰り返して沢まで落ちていく) 2009/06/02 (火) 21:47 ◆ ケッツァ :(ことん、転げ落ちたにはやけに軽い音とともに水辺まで辿り着いた子供は、上下逆さまに真っ先頭を沢に突っ込んだ格好だ)………(青い中で、ぶくぶくとあぶくの声を洩らしてから、空気の中へと勢い良く頭を戻す)…っはは!青い、青!ウィシドフィードの青だよ!(ぶるぶる振るって水しぶきを飛ばしながらの大はしゃぎ。岩を転げ落ちて溺れかけた者の様ではない) 2009/06/02 (火) 22:03 ゾンド【入室】 (2009/06/02 (火) 22:19) ◆ ゾンド :(木立の中でも凡庸極まりない、ある一つの針葉樹が身を捩じらせていた。根元の瘤がもごもごと動き出しているけれども、人気の全くない暗い林の中では誰の目にも留まることはなく、辺りにある動的な物体と言えば、閑静に澄んだ風が木立の合間を通り抜けてゆく涼やかな音波だけである。一頻りぴりぴりと細かく身を震わせたあとで、べっ、と、黒い何かを吐き出した。針葉樹の吐き出し穴は次第に大きな洞のような形に収束して、異常さの欠片も無くなった。放り出されたモノとは、四肢五体を持つ、人影である。うつ伏せのまま大の字を描いて沈んでいた人間状の細長い物体が、やがて膝を立てた腕立て伏せの体勢になるまで、五分以上は裕に掛かった。立ち上がることは適わず、せいぜい足を崩した正座モドキの形態で地面にへたり込む程度が限界である。陶器のように白く生気の薄い表情を、夜空に浮かぶひしゃげた月と向き合わせて、湿った林の中、ただぼんやりとしていたけれど、陽気な子供の声が聞こえて、四本足の四つん這いで前へと進み、沢の岸に群がる雑草の叢から、小さい白黒の頭だけを覗かせた。) 2009/06/02 (火) 22:26 ◆ ケッツァ :澄んだ綺麗な光の色、これはウェイィの色かな…(不思議な色した水を覗き込む子供の瞳に同じ色が映って、いつもよりきらきら眩しい色になった。しばらく夢中で水とその中を行き来する小魚に見とれていたが、そのうち眩さに目が眩んだかしぱしぱ瞬きを繰り返しつつふらりと沢から距離をとる。すぐ傍の岩にちょこんと腰掛けて、目を閉じて一休み)愛しのマイミュゼ、この青は…お父さんの青とは、ちょっと違うけど(ぽたぽた青い雫をしたたらせながら呟いて、ふいに草むらから音がした気がして、目を閉じたままくるりと頭を向けた)…だあれ? 2009/06/02 (火) 22:28 ◆ ゾンド :(さっきからずうっと視界が朦朧としていて、自分のすぐそこにあるそれは、空色と白の混じり合うふわふわな何かにしか見えなかった。ひとの歩幅でもそう何歩も離れていないくらいの、すぐ傍だったのに。真っ白なポタージュスープの朝霧にも見えたそれは、自分に声をかけていた。その声という膨大な情報は、それが彼女であって、彼女が何者であるかを如実に知らせてくれる、けれど、)……ケッ、ツァ……?(返事の声色には、明らかな疑問符が伴われていた。)きに、慣れ過ぎてしまっている。なんだか、おかしくなっているみたい。(ひとの仕草を真似て眼を擦ったけれど、それはこれの構造上、何の意味も為さない。) 2009/06/02 (火) 22:37 ◆ ケッツァ :…ゾンドさん。うん?(呼びかけに返った声でこちらも相手を把握したけれど、眩んだままの目を開いても見える景色はただただ眩い薄青一色だった。焦点の合わない光る青が宙をさまよって)木になって遊んでたの?(声を頼りに両手を突き出しながら手探りで相手の方へと近付いていく)むう、私、色が映って、全部青いや…ゾンドさん今も木の形なの? 2009/06/02 (火) 22:46 ◆ ゾンド :……??樹に、間借りをしていたと、言うべきだろうか。…ごめんなさい。上手な説明の仕方が、わからなくて……。…でも、相手の蟹は、遊びに来ていたのかも。にんげんを食べる、蟹だったけれど。(ケッツァの指摘に、虚を突かれた思いだった。静かに自分の指を体のあちこちに這わせて、ちゃんと元に戻れているか様態の確認に取りかかる。腕も二本あったし、足もちゃんと二つ伸びている。軍服の構造には自信がなかったけれども、服を着ていない訳ではなかった。)樹木とは、違うと、思う。外面を整えたばかりだから、まだ感覚器官が平常機能を取り戻していないもの、だと。(近場になればなるほど、自分の知る少女であると思われるそれは、沢の青をそのまま取り出したようにも見える、不定形の物体にしか見えなくて)あなたは、大丈夫?なぜか、我々はまだ、視界が滲んで見得るから。 2009/06/02 (火) 22:57 ◆ ケッツァ :木とカニ……。ええっと、木と同棲して、カニと遊んで…人間を食べるカニ?それって、この間人間に食べられちゃったカニかしら?(新しい登場人物に必死に頭を働かせて先日の歓迎会で出たらしい料理に繋がった)…ふうん。酔っぱらってるのね、木の感じのまんま(ようやく青の向こうに薄ぼんやりと景色を認識できるようになって、自分の伸ばした手の先に人らしい姿を見つけて)私は…大丈夫、だと思ってるんだけど。あれ…(相手の目が本調子でないのか、自分がおかしくなっているのか今ひとつ判別できず、自信のない声)えと、回りが青く光って見えてて…もしかして青く光ってるのは、私の方、かも…(びしょ濡れでいるうちに光を写しとって発光している、というのが正解なんだろう) 2009/06/02 (火) 23:10 ◆ ゾンド :カニ、食べてしまったの?とても大きな、カニだったけれど。(ここ数日間、要塞の内情からすっかり離脱していた少年は、次々と増える疑問符の処理が追い付いていない。ただ自分の視界は、時間を追うごとにだんだんと明瞭になっている。)お酒を飲んだ経験はないから、現在の感覚がそれに符号するものかは、わからない。でも、なんだか、身体が重くて、周りの時間の流れがとても早いような、気がする。(黒い夜空と黒い林、青いふわふわが徐々に少女の姿を現し始めた。頭の横をわしわしと指で薙ぎ、ぎゅうっと目蓋を閉じて、30秒ほど。暫くして瞳を開いたときには、)………もう、大丈夫。ケッツァが青いのは、確かにそうみたいだけれど。形はしっかり平常通りだから。(少女の服の裾などでも握って、自分が見ている形は、本当にその形をしているかどうか、触覚で確かめようとじりじり手を伸ばす。) 2009/06/02 (火) 23:22 ◆ ケッツァ :うん。大きなカニがごちそうだったって…お土産になってたの、見たわ(パーティルームに持ち込まれたそれは確かにカニの甲羅に見えたと頷いて)そう…私が飲んだときはね、身体が軽くなってね、ふわふわって感じがしたよ。……木は人よりゆっくり過ごすから、そう感じるのかも(精霊はどちらかと言うと酒気をばらまくだけだから、酔っぱらうとはちょっと違うかもしれないが)……ん、人に戻ってきた?ふふ、よかった(伸びてきた手を青のベールがかかった視界の端に捕らえて、こちらからもやわやわ手を伸ばし)うう、今度は私がおかしくなっちゃったかぁ……ここの青は眩しすぎるよね(はしゃぎすぎた自分を棚に上げて、青いのを沢の光の所為にする) 2009/06/02 (火) 23:37 ◆ ゾンド :(納得の意思表示として、こくこくと、首を浅く縦に振る。運搬を援護した記憶はある。死骸というものが主にどのような末路を辿るか、知らない筈も無かった。首を少しだけ上に傾けて、時折雲に含まれてしまう月を見る。)木に感覚があるのかは分からなかったけれど、彼らと一緒になっていたのは、ほんの少しの間のような気がしたのに。月はもう、あんなに膨らんでしまった。(その所作が許されるならば、互いに向かい合う手と手の、ケッツァの指と自分の五指を絡めて、きゅ、と握りたい。一際背の高い雑草の一房を、空いているもう片方の手に手繰り寄せて、ケッツァの青い光に翳した。一直線に長い葉っぱが、揺れる)緑の、葉っぱ。水は、光の中の緑を取ってしまうから、青色。葉っぱは、光の中の青を吸ってしまうから、緑。 2009/06/02 (火) 23:49 ◆ ケッツァ :……月。ああ、そうだね。ふくふく、まあるく、なあれ(言葉につられて空を仰いで、ぽっかり浮かんだ月にため息を洩らし)……私、光るの上手になっちゃった。ふふ、青いお月様も、いいよね(お互い求め合って繋がった手にぎゅと僅かに力を込め、翳された葉っぱに目を細める。そうすることで、少し視界がはっきりするような気がした)水と葉っぱはお互いの色を取ってしまうの?お互いの色が羨ましいから欲しくなっちゃうのかな。 2009/06/03 (水) 00:01 ◆ ゾンド :(膨らみ、満ちる月は、自分にとってとても短い観測の記憶の中で、普段と変わりない健勝な姿を繰り返している。バーパジーラで犯した失敗は、どうやら致命的なものにならずに済んだようで、深い安堵感を改めて味わった。)光るのが、下手な子も、いるの?……考えてみれば、もうすぐ、この辺りには蛍が飛光する季節になると思う。(しごく自然に疑問が沸いた。けして少女の光りを下手だと軽んじるつもりはないけれど、とりとめのない思考はすぐに飛んでしまう。まだ、本調子には戻っていないようだ。力を込められた手をできるだけ優しく握り返しつつ、自分は腰を沢縁の岩に落ち着ける。天をようく仰いで、囁くように語る)少し、違うかも。上空から降る、月や陽の光り。与えられるたくさんの色の中で、青色が苦手なのが沢。緑色が苦手なのが、葉っぱ。かれらはとても好き嫌いが激しいけれど、それの罰として苦手な色を与えられてしまうのかも。……ケッツァの苦手な色は、ある? 2009/06/03 (水) 00:15 ◆ ケッツァ :(次の満月には、欠けるところないすべらかな丸の隣で青く光っていられたらいいな、ぼんやりそんなことを思って)ん、光るのはなかなか難しいよ。強すぎたら眩しくて訳がわからないし、弱すぎたらお化けと間違われちゃうんだから。……蛍かぁ、あれは光るのお手本だよね。ひらりと光を飛ばすの(薄青い指先をゆらゆら動かして蛍の真似のつもり)苦手の色をしてるの!?……まあ、なんだか悔しい話ね。どうせなら好きな色になれたらいいのに(ぱちくりと瞬いて、光る沢と葉っぱを見比べて複雑な表情を浮かべた)私の苦手な色は……鋼色かなぁ。ぎらぎら鋭くって、ちょと怖い(思い浮かべたのは刃の色。色というより、その形が苦手なのだけども) 2009/06/03 (水) 00:29 ◆ ゾンド :難しい。光るのを学ぶことは、とても大変そうだとわかった。我々はまだ、蛍の光を見たたことがないの。たくさんの蛍が一斉に瞬く様子は、とても綺麗だというけれど。(薄っすら揺らめく指の先を、自分の想像できる材料から蛍の飛び方に当て嵌めてはみたが、流れ星などとは、趣がまた別なのだろうか。)どうだろう。苦手というよりは、かれらの体に入り込めない色彩だから。でも、沢は、昼はとても眩く、白く輝くときがあるけれど。水飛沫が稀に虹を作るときもある。葉っぱだって、花や実を付けるのだし。いつも普段から着飾っているよりは、特別な時期を選んでいるのかも。(色を直接、色彩という感覚で知る事のできない少年は、ただ波長の意味でそう会話を紡いでいた。存外に意見が通じることに正直驚いていたが、これも、ひとつの安堵だ。)鋼色。映りの鈍い、鏡のような?(鋼をとても広い範囲で連想した少年には、その嫌悪感にあまり共感が沸かなくて。ぎらぎらしたという形容にも、まだ刃を思い出すには至っていない) 2009/06/03 (水) 00:45 ◆ ケッツァ :そうなの。あ、リベリオンさんはね、上手な光を操るよ。お日様とお月様の両方!(光る極意は難しい。神妙な顔で頷いた後で、よく光を連れた人を思い出して付け足した)蛍が出てくる頃に私たちはまだここにいるかしら……。むー、東の森にも蛍はいるかな。ほんとに素敵なんだよ(蛍と知らないという相手に、こんな真似事じゃなくて本物と出会う機会はないかと考えつつ)入り込めない、かぁ……こんなたくさんの色があるから、うん、全部を取るのは難しいかも。ふふ、とっておきのおしゃれのために普段は大人しく我慢、ね(なるほどとこくん大きく頷いて、そう言えばこの沢だって昼間は普通の沢と変わらぬ色をしていると言うし)そう、ぎらりと光るのに軽くないの。重たくって…鏡のように映すのに、なんだかとても硬くて冷たい感じがする(想像を膨らますに鋭い切っ先が浮かんでくるようで眉を寄せて) 2009/06/03 (水) 01:03 ◆ ゾンド :リベリオン……さん、が?そう言われれば、彼女は、確かに。蛍やヒカリダケなどは、自分そのものを闇に浮かび上がらせるけれど、それとは全く違うあの子の光は、どこか荘厳ささえ感じた覚えがある。簡略化されて手元に降りてきたかのような、天体の光。(そういえば、ここで何日過ごしてしまったかも自分にはわからないのだ。お礼の品を持って行くどころか、ココロに決めた決意をすっぽかして長い。焦りの表情が浮かぶことはなくても、辺りに野草の草花でもありはしないかと見回して、徒労をこなした。)我々は、リベリオンに報いる義務を負っている。このあいだ、勿忘草を貰ったから。とっておきのおしゃれをした野草、どこかに咲いていないだろうか。(途方に暮れた思考は、言葉の終わりが不自然にだんだんと掠れることで表される。ケッツァに会わせる顔もなく、視線はかつて蟹が占めていた、沢の淵に沈んだ。)たしかに、鋼色の形容に聞こえる。鉄の棒などは、そのような感じがする。でも、ぎらぎらなら、もう少し、鋭い?……縫い針、とか?(想像だけでも眉を寄せている少女に、そのものずばりな例えを述べてしまって、自分の犯したミスに少しだけ背筋が震えた。絡み合わせた指を、無意識的に少しだけ、きゅっと握ってしまう。) 2009/06/03 (水) 01:17 ◆ ケッツァ :私もよく月や星から光を借りて遊ぶけど、それとも違うのよね。リベリオンさんの光はまるで本物みたいな感じがするの(ゾンドの説明に同意するように頷いてから、辺りを見回す仕草にそのまま首を傾げ)ふうむ、素敵なとっておき、ね…(弱くなる声と共に俯いてしまった相手に傾げた首を戻せば今度はこちらがきょろりとあたりを見渡す番だ。沢の淵、流れから外れた辺りに光に照らされ青白い蕾が浮いているのを見つけて)向こう、お着替え中の子がいるよ(睡蓮の仲間と思しきそれを指差して、どう?と小首を傾げてみせた)…鋭くって、縫い針もそうね(その言葉が紡がれた瞬間、頭の中の想像図が見事縫い針に変身した。繋いだ手に力がこもったのに気付けば柔らかく握り返して、おどけた口調で続ける)だから私、お裁縫のときは凄くどきどきしちゃうんだ! 2009/06/03 (水) 01:40 ◆ ゾンド :本物……、光の真偽の区別は、我々にはできないけれど……彼女は、太陽や月の作り方を知っているのかも。――??つぼみ……。ほんとうだ。(指の先で示された箇所は、大きな石に遮られて、沢の流れがだいぶ緩くなった外れの辺り。ゆらゆらと青白く揺らめく丸い珠が、その頭をちらりと覗かせていた。今にも綻びそうな小さな子供。)明日になれば、花を咲かせているかも。また、明日の朝一番に来て、様子を見て、お借りしようと思う。(首を傾げている顔を見て、しっかりした頷きを一つ返す。ケッツァの瞳を見て、ありがとう、と呟いた。)……どきどきなんてして、大丈夫?大切な繕いものに、血の球などが付いてしまえば、洗うのはとても大変。でも、我々にとっても苦手だから、棚には上げられないかも。(先まで眉を寄せていた花弁は、全く以って一瞬に綻んでしまった。あまりの変わり身の早さに最初はこちらも混乱してしまって、憎まれ口のような諫言を言ってしまうけれど、付け足すように静かな同意を添えて。)ポストは、とてもお裁縫が得意みたい。かれにとっても、怖かった時代が、あるのかな。 2009/06/03 (水) 01:57 ◆ ケッツァ :うん、きっとあれはちいちゃなお日様でお月様だと思う。……曇りや雨の日もリベリオンさんにお願いしたら、ひなたぼっこやお月見ができるね(いいことを思いついたつもり。そんな勿体ない使い方はするのはこの精霊ぐらいじゃなかろうか)…うふふ、どういたしまして。明日、いい顔を見せてくれるといいね(見つけた蕾はどうやらお礼に値するらしい、と頬を綻ばせて)………むむ。どきどきするからいつもよりずうっと気をつけるもん!だから、失敗なんてしないの…(憎まれ口にぷくっと頬を膨らませて反論するものの、苦手なのは間違いないから今ひとつ言葉に勢いがない)ポストさんはびっくりしいだから……ちくんとしたら怖い、かもしれない。でも、得意なら…怖いことはなかったかも(繕い物をしているときの姿を思い浮かべつつ) 2009/06/03 (水) 02:13 ◆ ゾンド :リベリオンにとっても、それはとても、疲れるのことなのでは。彼女に任せ切りだと、独りだけ日向ぼっこやお月見の最中に、頑張らなければいけないのだし。やはり、天然の太陽や月が、自然な形なのだと思う。(さっきから否定的な意見ばかりで、最後まで言ってしまったあとに少しだけ反省をした。後の祭りかもしれない。)摘んだあとは、ちゃんと水を張った鉢の中で養生させてあげて……鉢が要るようになるかも。要塞の備品を、借りてしまってもいい?生活管理管さん。(膨れっ面になってしまった予想外の様子に、目を丸くした。)ん……、ごめんなさい。あなたの失敗したところは、見た事がないから、そうだったみたい。ポスト君も、きっと失敗はしないのだろう。 2009/06/03 (水) 02:27 ◆ ケッツァ :………。そうかもしれない……ごめんなさい(言葉を聞いてしばし考えれば、しゅんとして、しおらしく呟いた。考えなしに頼んだりする前に気付いて良かったと思う)摘んでしまっておしまいはよくないもの、もちろん素敵なお家を用意しちゃいます。倉庫に眠ってる鉢もその方が嬉しいと思うもの(お任せあれ、ぽんと胸を叩いてみせて)あ、と…わ、わかってくれたらいいのよ。ん、でもお裁縫仕事は、ポストさんにお任せするといいと思うわ(素直に謝られるとそれはそれで何となく居心地が悪いような…視線がゆらり彷徨うのはご愛嬌。相変わらず繋いだままの手を軽く引いて)…そろそろ要塞に戻った方がいいと思うのだけど、ゾンドさんも帰ろう? 2009/06/03 (水) 02:41 ◆ ゾンド :ん……大丈夫。(握る手を、自分の喉元まで持ち上げる。もう片方の手をもまた一つ重ねて、少女と繋がり握り合う手は、少なくとも自分側はこれで両手になった。)まだ、大丈夫。実行に移してしまう前に、ちゃんと踏みとどまったのだから。(慰めの発言には、あまり慣れていない。他者の感情を汲み取ることにも長けていないし、自分の延長から考える事も困難だから、まるで小説の人物のような、微妙におかしな発言になってしまうが)では、また明日、摘んだ睡蓮を持参するから、かれに似合う鉢を探そう。(こうなると、感性に乏しい自分にとってはとても頼もしい味方だ。)発案は、是としたい。我々も戻ろうと思う。(手を引かれたような感覚がしたけれど、その真意はケッツァ自身によって話されている。一つ頷きを返してから、こちらがまず立ち上がった。少女が立ち上げる手助けの為に、やや上の位置に要る自分の手を丁寧に引っ張るか) 2009/06/03 (水) 02:54 ◆ ケッツァ :(両手に包まれた手と大丈夫の言葉に、ありがとう、声を返してほんのり笑った)ふふ、とびきりおしゃれに飾ってあげなくちゃね(どんな花を咲かすかを楽しみに、今夜は気分良く過ごせそう)うん…帰り道、急な岩場だけど大丈夫?(手を引かれてこちらもよいしょと立ち上がれば、そんな軽口を叩く。手を繋いだそのまま自分はふわりと身体を浮かせて、岩場を浮かんで登ろうという算段だった。――もちろん相手がバランスを崩すようなことがあれば、助けるべく地に足をつけて大して役に立たぬ奮闘をするんだろうけど) 2009/06/03 (水) 03:10 ケッツァ【退室】 (2009/06/03 (水) 03:11) ◆ ゾンド :大丈夫……だと、思うけれど。(立っているだけならば何の違和感も心配も無かったけれど、一歩踏み出した途端に視界がぐらりと左右に大きくぶれた。危ないと思った脚の踏み場が間に合って、たたらを踏むぐらいで済んだけれど。ごつごつと高く積み上がった岩場は大層な難所だ。だが、這い付くばるように進む少年には却って都合が良かったのかも。四本足の安定は、二足のそれとは比べ物にはならない。時間と引き換えに、無事に要塞へ着いたようではある。) 2009/06/03 (水) 03:16 ゾンド【退室】 (2009/06/03 (水) 03:16) HIGHLAND FORTRESS 峠の要塞(閉鎖しました) http://h-f.sakura.ne.jp/kariken/index.html BACTERISM MATRIX http://bacterism.matrix.jp/ PCキャラページ http://tryx-quad.sakura.ne.jp/zond.html