バージェス墓標群




「バージェス墓標群」 No.1(親記事)

DATE : 2006年02月18日(17:15)
NAME : ゾンド
要塞待機部隊・エクセルド護衛部隊・傭兵部隊・竜騎士部隊第6小隊・レグナリス攻撃艦隊。
以上の部隊にエンデュミリオン命令を通達する。

ハイランド・ゼフィユ両国に分轄統治されているバージェス地方に不穏な空気がある。
バージェス地方に駐留している筈のハイランド軍部隊からの定時連絡が途絶えているのだ。

我がハイランド軍はバージェス方面先遣偵察隊を組織し、状況確認に向かわせたが、
これら偵察隊の消息も不明となっている。

ゼフィユ方面に潜入した工作員の情報によると、
この事態と呼応するが如く、同地域に駐留するゼフィユ軍にも動きが見られる。

至急バージェス地方に向かい偵察隊を捜索し、発見次第同部隊の支援に当たれ。
万一敵勢力と遭遇した場合速やかにこれを無力化せよ。

諸君ら四部隊の捜索ルートはただ一つ。
中型艦船によってハイランド領バージェス南西部沿岸へと移動し、
同地域にある対ゼフィユ小規模戦線、
拠点呼称「ブルーポイント」(以降BP−01と表記)にて揚陸。
北東方向へ北上しつつ、第一補給地点呼称「グリーンポイント」(以降GP−02と表記)を経由し、
平野に広がるバージェス旧市街ゼフィユ国境を通過、旧首都近郊に存在する鉄資源供給鉱山、
ゼフィユ軍拠点呼称「リファレンスポイント」(以降RP−03と表記)を踏破せよ。

以上の各拠点に侵攻、制圧してすら先遣偵察隊の消息を掴めない場合、
諸君等は防衛隊としてRP−03を死守。後続部隊の支援に当たれ。
後続部隊の到着が期待できない場合、
敵戦力の規模に関らず諸君等の単独行動で状況を打開せよ。

命令は以上。諸君等の武運を祈る。

[挨拶] No.2(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月18日(17:16)
NAME : ゾンドPL
▼こんにちは、ハイランドでは常に迷惑の限りを尽くしています。ゾンドPLです。
今回のイベントは、ゲーム的な戦闘システムに拘ったバトルメインの内容となっております。
イベントの舞台はバージェス地方、要塞待機部隊一行の現在の駐屯地はミニョルですが、
このイベントはハイランドのパラレルワールド設定となっております。
また、イベントの各所にはグロテスクな表現や残酷な描写が存在します。
これらの内容に不快感や嫌悪感を覚える方は、十分に注意をなされた上で御参加下さい。

今回のイベントは「簡易ダイス」という方式を用いて処理を行います。
「簡易ダイス」とは、専用のcgi等を使わず、
投稿した時間の「分」数一桁目を処理に採用する方式の事を指します。
それ故、完全なランダムではありません。狙えば最大の数値を出し続ける事も可能です。
このダイスを用いた戦闘のルールについては、
[戦闘及び各種ルールについて]の項で詳しく説明致します。
大変面倒かと思われますが、よくルールを熟読なされた上で参加する事を御勧め致します。

本イベントは戦闘を繰り返すだけの単純な構成になっております。
シナリオは一本道です。ストーリー分岐はありません。
道中に設定された敵Cを撃破しつつ進軍し、
シナリオの最後に待ち受ける最終ボスを倒せばイベントは終了します。
また、参加している戦闘員PCの全員が戦闘不能になるとバッドエンドとなり、
強制的にイベントが終了します。
一応イベント開始前に参加者募集をかけますが、
「イベント出撃宣言」の投稿をすればイベントの途中からでも新規参加が可能です。

私の日本語の稚拙さと膨大な量のルール説明によって、
文章が難解になっている箇所も数多あるかと思われます。
質問、相談は随時受け付けておりますので気軽に申し付け下さい。

それでは、皆様の御参加を心よりお待ちしております。

[戦闘及び各種ルールについて] No.3(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月18日(17:17)
NAME : ゾンドPL
▼本イベントに参加を希望される方は、まずBBSに「イベント出撃宣言」を投稿して下さい。
イベント出撃宣言投稿のテンプレートは後述します。
投稿内容に問題が無ければ、GMが出撃宣言に確認レスを投稿します。
GMの確認レスを読了後、イベントのロールを開始して下さい。
イベント開始前に出撃宣言をした場合、GMが投稿する確認レスを受領後、
要塞内にて通常の生活ロールを回して下さい。
訓練室で簡易ダイスの練習等をしてもOKです。
イベント開始後に出撃宣言をした場合は、戦闘中・進軍中に関らず、
すぐに行動を開始して頂いて構いません。

▼イベント開始直後や、新たなチャプター(新章)への移行時等に、
おおまかな目標地点(補給地点や敵拠点等)をGMが提示致します。
敵と遭遇して戦闘が開始されるまでは、目標地点への「進軍ロール」を行って下さい。
「進軍ロール」は、PCが移動している描写さえあれば自由なロールを行って頂いて構いません。
偵察、探索、報告、友軍PCとの会話等、基本的にはなんでもありです。

▼ある程度PC達が進軍すると、敵に遭遇して戦闘が始まります。
先攻は常にハイランド軍です。
ハイランド軍の攻撃ターン時に、PCに設定されている武器を用いて、
敵への攻撃ロールを投稿して下さい。1ターンにPC一人につき1ロール攻撃できます。
1ロールに使用できる武器は一種類一回のみです。
敵が複数存在する場合、ロール中にどの敵へ攻撃するのか描写して下さい。
魔法攻撃やガードをロールする事も可能です。これらも行動に1ターンを要します。
PCの攻撃は必ず命中します。判定するのはダメージ量のみです。
ハイランド軍の行動ターンにはGMが投稿期限を設けます。
投稿期限を過ぎても尚、敵が生存している場合、今度は敵の行動ターンです。
敵のタイプによっては複数回連続攻撃や遠距離攻撃を仕掛けて来る事もあります。
敵の攻撃も回避行動はできません、狙われれば必ず被弾します。
ハイランド軍の行動ターンでPCがガード姿勢をロールしていた場合、
防具の防御力が上昇して通常の状態より被ダメージを抑える事ができます。

▼敵へのダメージ量、または敵の攻撃による被ダメージ量は、
各PC、或いは敵Cが攻撃ロールを投稿した時間の「分」数一桁目の数字を用いて計算します。
「1」分なら1ポイント、「5」分なら5ポイント、
「0」分なら10ポイントとして数式に組み込みます。
数式はPCの攻撃の種類によって変化します。

▼敵Cの攻撃により、被ダメージ量がPCに設定されているライフ数を越えてしまうと、
そのPCは「戦闘不能」となり、戦闘が終了するまで一切の行動が取れなくなります。
「戦闘不能」となったPCは戦闘終了後にライフ数1ポイントで復活できます。
「戦闘不能」は即ち死亡ではありません。復活するまで行動はできませんが、発言は自由です。
死んではいないとは言え、重傷に違いはありません。
戦闘不能後には容態に見合ったロールをして下さい。

▼遭遇した敵を全滅させれば戦闘は終了します。
戦闘終了後は再び進軍ロールを始めて下さい。
進軍中、「補給地点」と呼ばれる拠点に立ち寄る事もあります。
「補給地点」では消耗した体力を軍医に治療して貰ったり、
軍属アルケミストによって武器を修繕させて貰う等の行動が取れます。

▼敵の撃破数や倒した敵の種類によりポイントが計算され、
イベント終了後に各種勲章がゾンドPLから勝手に表彰されます。
ただ単にオマケみたいな要素ですので無視なされても構いません。

[戦闘配置についてのルール] No.4(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月18日(17:17)
NAME : ゾンドPL
▼進軍中は、敵に近い順に「前衛-後衛-非戦闘員」という陣形を基本に行動します。
皆様のPCが設定なされている戦闘配置によって、
敵に通用する武器、PCの攻撃力や防御力は大きく変動します。
敵に前衛or後衛の区別はありません。常に前衛として判定します。
・前衛
剣、刀、斧、弓、魔法など、全ての武器が100%有効に働く距離です。
しかし、敵の攻撃が最も熾烈な距離でもあります。
ガードを駆使し、防御力と体力を高めないと生き残る事は難しいでしょう。
・後衛
弓、槍、長剣などの遠距離対応武器、投げナイフ等の投擲武器、
魔法以外の直接攻撃による威力が50%減少します。
遠距離攻撃の手段を持たないPCが役に立つ場面は少なくなるでしょう。
メリットとして敵の直接攻撃によるダメージが半減されます。
敵の魔法や投擲武器による遠距離攻撃のダメージは軽減されません。
・オールラウンダー
唯一戦闘中に距離を変更できる配置です。
ただし、配置を変更するには移動ロールが必要です。
移動ロールには1ターンを要し、移動中は敵への攻撃ができなくなります。
メリハリのある戦闘を展開するには事前にPCの役割を明確にしておきましょう。
・竜騎士
前衛、後衛、オールラウンダー、どれも扱いは地上戦メインの各Cと同じです。
竜騎士以外のPCは空中を飛行する敵に対し、
弓矢、投擲武器、魔法等の遠距離攻撃でしかダメージを与える事はできません。
しかし、竜騎士はこれら空中の敵に対しても剣や槍等の直接攻撃を行う事ができます。
また、地上の敵からの攻撃を(直接攻撃に限って)受けないという特徴を持っており、
対空攻撃の手段を持たない敵Cに対して一方的な戦闘を展開する事ができます。
デメリットとして竜騎士は敵の攻撃をガードできません。
騎竜による攻撃も可能ですが、ロールの内容に関らず全て直接攻撃として処理します。
・その他の戦闘配置
全て後衛として処理します。
・非戦闘員
部隊に同行できます。戦闘中、敵への攻撃は一切できません。
また、「イベント出撃宣言」投稿に差異があります。詳細は後述します。
軍医、アルケミストはイベント中に到達する「補給地点」において、
負傷者の手当てや劣化した武器の補修などを行う事ができます。
軍医は処置ロールを行う事で、補給地点一箇所につき戦闘員PCを最大三人分、
一人につき最大ライフの50%を回復させる事ができます。
アルケミストの修理ロールは補給地点一箇所で最大三人分、
戦闘員PC一人につき武器一種のみ、初期耐久値の50%を回復させます。
それ以外の職の非戦闘員の役割については特に規定を設けません。
友軍PCへの作戦指示などで戦闘を有利に導きましょう。
例え戦闘能力も作戦立案もできなくとも、補給地点で食事の配給など、
非戦闘員の活躍は皆様の想像力次第です。
・NPC
判定練習の際、ゾンドCが便宜上ライフ無限になっています。詳細は後述します。
イベント開始後、部隊に同行しますが、実戦では戦闘に参加しません。
また、軍医及びアルケミスト職Cの参加率が少ない場合に限り、
ゾンドCが治療・修繕行動を行います。キモチワルイやり方ですが御了承下さい。

[武器・防具のシステムについて] No.5(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月18日(17:18)
NAME : ゾンドPL
▼PCに装備できる武器は「メイン武器」「サブ武器」の二種類に限らせて頂きます。
武器にはそれぞれ「耐久値」が自由に設定できます。
「耐久値」は武器の重量で表します。単位はkgです。
敵Cに一度攻撃を仕掛けると、「耐久値」は1kg減少します。
「耐久値」が0kgになると、「武器破壊」状態となり、
修理して耐久値を回復するまでその武器は使用できなくなります。

▼弓矢や投げナイフ等の投擲・遠距離攻撃武器は「装備数」となります。
これらも装備数一個につき1kgで計算します。やはり装備数が0kgになると、
補充して装備数を回復するまでその武器は使用できません。

▼「耐久値」、または「装備数」の低下した武器は、イベント中に到達する、
「補給地点」においてアルケミスト職のPCに限り修理ロールを行い回復させる事ができます。
矢などの遠距離攻撃武器は「修理」ではなく「補充」としてロールして下さい。

▼防具にも重量があります。こちらも単位はkgです。
防具の防御力は重量によって上下します。単純に重い防具の方が防御力は上がります。
1kg重量が重くなると、敵Cの攻撃によるダメージを1ポイント軽減します。
防具は2つ以上の複数装備が可能です。その場合、合計重量を設定して下さい。
ガード性能は防具の重量に比例します。軽量の防具ではガードを有効に発揮できません。
また、敵の攻撃を受けても防具の重量は変動しません。

▼武器・防具の合計重量が、皆様のPCが設定なされている体重の半分を超過すると、
「重量過多」状態となり、出撃できません。小数点以下の数は切り上げます。

▼装備の設定例は後述します。皆様のPCの個性的な装備品設定を期待しております。

[PCのパラメーター作成について] No.6(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月18日(17:18)
NAME : ゾンドPL
▼以下の項目が、必ず「合計25ポイント」となるように数値を配分して下さい。
項目一つ当たりの最大値は「10」、最少値は「1」です。
・体力
PCの最大ライフを決定する数値です。
PCには初期ライフとして15ポイント与えられており、
パラメーターの数値を追加して最大ライフが決定されます。
よって、ライフは最少で16ポイント、最大で25ポイントとなります。
数値を10に設定すると、ボーナス能力として戦闘終了後に体力が5ポイント回復します。
・筋力
PCの基本的な攻撃力を決定する数値です。
ダメージ計算数式では、「筋力ポイント」として処理します。
敵に安定したダメージを与えたい時にはこの能力値を高めに設定して下さい。
数値を10に設定すると、ボーナス能力として敵に与えるダメージに+5の修正が付きます。
・精度
PCの攻撃がどれ位敵に効果を及ぼすか決定する数値です。
ダメージ計算数式では、「精度効果」として処理します。
1だとダイス判定の10%しか敵にダメージが入りません。
5に設定すると、常にダイス判定の50%のダメージで攻撃できます。
数値を10に設定すると、ボーナス能力として敵に常時クリティカルヒットし、
ダイス判定の150%でダメージを与えます。
・魔力
魔法による攻撃の威力を決定します。
ダメージ計算数式では、「魔力ポイント」として処理します。
魔法攻撃を使用した場合、魔法攻撃一回につきPCのライフが2ポイント消費されます。
数値を10に設定すると、ボーナス能力として魔法使用時のライフ消費が
半分の1ポイントに軽減されます。
PCのライフが2以下の状態では魔法を使用できません。

[ダメージ計算数式] No.7(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月18日(17:18)
NAME : ゾンドPL
▼ダメージの決定には以下の数式を使用します。

直接攻撃
{(ダイス数値+筋力ポイント)×精度効果}×後衛攻撃力減衰+筋力ボーナス−防御側防具重量

遠距離攻撃
{(ダイス数値+筋力ポイント)×精度効果}+筋力ボーナス−防御側防具重量

魔法攻撃
{(ダイス数値+魔力ポイント)×精度効果}−防御側防具重量

ガード
上記各数式の「防御側防具重量」項に「×2」の補整

※特殊な地形によって、この数式に更に補整が加わる事もあります。
小数点以下の数は切り上げます。

[イベント出撃宣言について] No.8(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月18日(17:19)
NAME : ゾンドPL
以下、「イベント出撃宣言」のBBS投稿テンプレート及び記入例です。
--------------------------------------
▼投稿テンプレート(戦闘員版)
投稿題名:PC名(愛称)+出撃宣言
投稿内容:
PC名(フルネーム)
所属部隊名+部隊戦闘配置(オールラウンダーの場合、初期配置を記入して下さい)
パラメーター設定
・体力(配分ポイント/合計ポイントを記入して下さい)
・筋力
・精度
・魔力
使用武器設定
・メイン武器名+メイン武器重量
・サブ武器名+サブ武器重量
使用防具設定
・防具名+防具重量
武器・防具合計重量/自Cの体重
備考
--------------------------------------
▼記入例(キャラクターは架空です)
投稿題名:キャラA出撃宣言
投稿内容:
キャラクターA
要塞待機部隊オールラウンダー(前衛)
パラメーター設定
・体力 7/22
・筋力 8
・精度 5
・魔力 5
使用武器設定
・斧 10kg
・弓 10kg
使用防具設定
・鎖帷子、手甲、脚甲 12kg
32kg/65kg
最後に、イベントに臨む意気込み等を備考に一言記入して下さい。
--------------------------------------
▼投稿テンプレート(非戦闘員版)
投稿題名:PC名(愛称)+出撃宣言
投稿内容:
PC名(フルネーム)
所属部隊名+職種
備考
--------------------------------------
▼記入例(キャラクターは架空です)
投稿題名:キャラB出撃宣言
投稿内容:
キャラクターB
要塞待機部隊軍医
最後に、イベントに臨む意気込み等を備考に一言記入して下さい。
--------------------------------------

簡易ダイスの判定練習用に、仮想敵として要塞内訓練室にゾンドを置いておきます。
好きに殴ってやって下さい。ライフは無限なので手加減する必要はありません。
練習投稿の際は、まず訓練室に入室ロールを回してから攻撃して下さい。
PCが攻撃ロールを投稿すると、こちらで判定を返信投稿します。
--------------------
ゾンド
要塞待機部隊後衛
パラメーター設定
・体力 無限
・筋力 1
・精度 1
・魔力 1
使用武器設定
・腕部攻撃質量 5kg
・脚部攻撃質量 5kg
使用防具設定
・腕部防御質量、脚部防御質量 10kg
20kg/46kg
-------------------

■第零章 ミッションブリーフィング No.9(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月18日(17:21)
NAME : ゾンドPL
「バージェス」
ハイランド・ゼフィユ両国に分轄統治なされている土地。
ただでさえ小さい表面積が中央から東西に隔てられ、
ハイランド方面に45%、ゼフィユ方面に55%がそれぞれ委託支配されている。
どちらの国にとっても最近併合されたばかりの新領土、
当然、現地の要塞は戦闘によって荒廃し、使用に耐えうるものは僅かだ。

現在、ハイランド要塞待機部隊、及び各随行部隊は、
バージェス地方南部近隣ハイランド国所属の要塞に居を構えている。

バージェス寄りの要塞だけあって内部機構には妙なものが多い。
例えば夜間の照明。
強い光源が必要な配置ではともかく、一般通路にはランタンやランプ等が存在しない。
代わりに壁面に蛍光色素が一面に塗布してあるのだ。
ここの人間に言わせれば、「その方が効率が良い」との答えが返って来る。

この地に来て「科学」という聞き慣れない概念を前に戸惑う者は多い。

……
………
…………
それぞれに、それなりの日常を過ごしていた彼等(彼女等)も、一応は軍属。
軍属であるならば、命を捧げてでも責務を果たさねばならない。
そして、務めはやってくる。

「エンデュミリオン命令」

ハイランドに所属する兵士にとって、絶対服従せねばならない言葉である。
拒否の許されない命令。その意味する所は「生存率」

出撃の日はすぐそこまで来ている。

【要塞:屋外訓練場】 No.10(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月18日(17:25)
NAME : ゾンド
控えめな大きさの木のテーブル、
同じく木の椅子にゾンドが腰掛けて紅茶を飲んでいる。

(攻撃投稿の練習用にゾンドCを置いておきます。
訓練する場合はまず入室ロールを回して下さい。)

[ディー出撃宣言] No.11(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月19日(23:10)
NAME : ディー
ディアヴォル・ディディア
傭兵部隊・前衛

パラメーター設定
・体力  7/22
・筋力  7
・精度 10
・魔力  1 

使用武器設定
・カタナ 重量17kg
・バゼラード 重量2kg

使用防具設定
・陣鉢×2(額と首)、鎖帷子(チェインメイルではなく、細い鎖の縫込まれた服)、黒い布製長外套、鋲打ちの革鎧(肩当て付き)、籠手、臑当、長靴、鞘 重量22kg

武器・防具合計重量 41kg/82kg

「…任務は…完遂する……それが…俺の仕事だ」

[ディー出撃確認] No.12(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月19日(23:56)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

ステータスオールグリーン確認
作戦開始まで猶予を与える、要塞内にて待機せよ

(GM注:出撃確認しました。第一章開始まで、
バージェス付近要塞内にて通常生活ロールを回して下さい)

【シィア出撃宣言】 No.13(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月20日(09:38)
NAME : シィア
シーディセイア・ルーンブレード
要塞待機部隊・オールラウンダー(前衛)
パラメーター設定
・体力:5/20
・筋力:4
・精度:6
・魔力:10
使用武器設定
・メイン武器名:白銀の大鎌 重量6kg
・サブ武器名:ロングソード 重量1kg
使用防具設定
・防具名:ハーフプレートメイル、ガントレット、グリーブ 重量20kg
武器・防具合計重量:27kg/53kg
備考
よーしっ、頑張るぞ〜♪

セオ出撃宣言 No.14(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月20日(12:00)
NAME : セオ
セオ
エクセルド護衛部隊・後衛

パラメーター設定
・体力 8/23
・筋力 4
・精度 10
・魔力 3

使用武器設定
・チャクラム 16kg

使用防具設定
・仕込みコート(防刃仕様) 8kg

武器・防具総合重量  24kg/48kg

「さてさて・・・それじゃあ、脇役の務めを果たしに行こうか」

[シィア 及び セオ出撃確認] No.15(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月20日(12:25)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

両戦闘員ともステータスオールグリーン確認
作戦行動開始時刻まで要塞内にて待機せよ、行動は自由

[シグルド出撃宣言] No.16(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月20日(14:04)
NAME : シグルド
シグルド・ハイメタル
竜騎士部隊第6小隊隊長・前衛

パラメーター設定
・体力 5/20
・筋力 9
・精度 8
・魔力 3

使用武器設定
・火霊の槍 10kg
・ユニコーンエッジ(攻撃) 1kg

使用防具設定
・ハイメタル家の兜、全身鎧、篭手、臑当、ブーツ、マント、ユニコーンエッジ(防御)、おまもり 26kg

武器・防具合計重量 37kg/75kg

「駆けるぞラスタード、この戦いの先に平和があるのならば!」
「グルルッ・・・(了解です、主殿)」

[ヴィッツ出撃宣言] No.17(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月20日(15:46)
NAME : ヴィッツ
ヴィッツ・ランカスター

要塞待機部隊 オールラウンダー(前衛)
パラメーター設定
・体力 10/25
・筋力 4
・精度 10
・魔力 1
使用武器設定
・曲刀 9kg
・エストック 3kg
使用防具設定
・軽量鎖帷子、篭手、リングアーマー、防布、鋼仕込靴 9kg
21kg/42kg

「基本前衛心持ちオールラウンダー、特攻行きまっす!」

[シグルド及びヴィッツ出撃確認] No.18(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月20日(21:38)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

両部隊隊長共にステータスオールグリーン
貴殿等の尽力を期待する。作戦開始まで待機せよ

[リゼ出撃宣言] No.19(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月20日(22:05)
NAME : リゼ
リゼ・キーオーン
要塞待機部隊 アルケミスト

「未熟者ですが…、全力を尽くします!」

【エンガ出撃宣言】 No.20(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月21日(01:40)
NAME : エンガ

エンガ=ファンディ
傭兵部隊 前衛

パラメーター設定
・体力 5/20
・筋力 9
・精度 9
・魔法 2
使用武器設定
・カタナ 10kg
・小刀  2kg
使用防具設定
外套(防刃繊維仕様)篭手、雨しのぎ用笠、革性ブーツ、半分ほど酒の入った酒瓶、20kg

合計重量 32kg/64kg

「往くぞ「源楼」。・・・存分に鳴くがよい。」

「ジュート出撃宣言」 No.21(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月21日(15:52)
NAME : ジュート
ジュート・バーメイル

エクセルド護衛部隊 オールラウンダー(前衛)
パラメーター設定
・体力 5/20
・筋力 5
・精度 10
・魔力 5
使用武器設定
・ショートソード 10kg
・マインゴーシュ 4kg
使用防具設定
・黒金の胸当て、黒金の小手、脚甲、マインゴーシュ(防御)、外套 12kg
26kg/52kg

「自分に出来ることを果たします。…足手まといにはなりません。」

[リゼ、エンガ及びジュート出撃確認] No.22(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月21日(16:20)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

各個ステータスオールグリーン
アルケミスト職の前線は技術環境が劣悪な可能性が高い
貴殿の奮闘努力を発揮せよ
戦闘員両名、最前線の主要攻撃力は貴殿らに依存す
敵に我等が火力を存分に知らしめよ

【要塞:屋外訓練場】 No.23(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月21日(21:39)
NAME : ディー
訓練場に現れた長身の男。髪を無造作に束ねているほかは、実戦さながらの武装をしていた。
くるりと辺りを見回し、ゾンドの姿を見つけると静かにそちらへ向かう。
軽量化と消音を重視して金属を極力減らした防具は、大男の歩みにもほとんど音を立てなかった。

「…ここで訓練しろと…言われたのだが…」

ゾンドの側に立つと、それだけ言った。

【アルベルト出撃宣言】 No.26(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月21日(22:54)
NAME : アル
▼記入例(キャラクターは架空です)
投稿題名:キャラA出撃宣言
投稿内容:
アルベルト・イェーガー
要塞待機部隊・後衛
パラメーター設定
・体力 4/19
・筋力 10
・精度 10
・魔力 1
使用武器設定
メイン:ロングボウ(複合弓) 12kg
サブ:シュヴァイツァーサーベル 3kg
使用防具設定
ハードレザー、鎖帷子、厚手の服(衝撃吸収用)、ブーツ、竜鱗のお守り 10kg
25kg/70kg

「ん、仕事ですかい。……一服してからでいいですかね?」

[アル出撃確認] No.28(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月21日(23:31)
NAME : ゾンド
>▼記入例(キャラクターは架空です)
>投稿題名:キャラA出撃宣言
>投稿内容:
(GM注:この文はイベント出撃宣言には不要です。)

■個人宛エンデュミリオン命令■

ステータスオールグリーンを確認
作戦の射撃的支援に期待す、戦果は貴殿の如何なり

【要塞:屋外訓練場】訓練戦開始 No.30(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月22日(20:23)
NAME : ゾンド
『…ここで訓練しろと…言われたのだが…』

近づいて来た男の静かな言葉に、
ゾンドは紅茶を置き、テーブルと椅子を場外へ戻した。

訓練場は、要塞内の敷地にある一辺約30m四方の正方形をした広場だ。
地面に白線が引かれて場外を示し、
場内中央から東西にそれぞれ3mづつ離れた場所にやはり白線が引かれている。
場外の更に外には、南方向に要塞からの出入り口がある他には
数本の木々がまばらに散らばる程度の何も無い荒野が広がっている。

少年は自分よりかなり大柄な男を見上げ、
「了解。」
とだけ呟くと訓練場内の中央へと移動して行く。
訓練場内の東側の白線まで歩み行き、立ち止まるなり、
「一応正規の手順は、両側の白線に両者が対面してから審判が合図するけど。」
「今回は複数の人間が集まる可能性があるので自由。」
「攻撃の密度、時間、回数は貴方のコンディションに依存。始めて。」

----------------------------------------------------
ENEMY ENCOUNTER!
PLACE:バージェス付近要塞内訓練場
地形効果:無し

■敵戦力
・ゾンド
・体力 無限/無限
・筋力 1
・精度 1
・魔力 1
MW 5/5
SW 5/5
防御値10


■ハイランド軍戦力
▼前衛ユニット
New!
・ディー 22/22 C性能参照:No.11
▼後衛ユニット
・不在

----------------------------------------------------
(GM注:入室ロール受領しました。攻撃ロールを開始して下さい。
ダイス判定と被ダメージ計算はこちらで行います。)

【要塞:屋外訓練場】 No.31(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月22日(21:40)
NAME : ディー
『了解。』

あっさりと返事をして、試合場の中央に行く少年を、ややあっけに取られて見ていた。しかし、この少年がやるというのならやるのだろう。倣って西側の白線に立つ。
説明には黙って頷き―…ふと首をかしげた。
「複数……後から誰かが来たら…組め、と…言うことか?」

今、この場には相手と自分しかいない。
「…よろしくお願いします」
立礼して、刀を抜いた。

久々の完全武装の重さを量るように、摺り足でゆっくりと右へ移動していく。そして、地を蹴った。

なんの躊躇いも無い袈裟切りが放たれる。

【要塞:屋外訓練場】訓練戦1ターン目先攻 No.32(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月23日(01:05)
NAME : ゾンド
------------------------------------
・先攻:ディー
・判定数式:直接攻撃

{(10+7)×1.5}−10
=15.5
(GM注:小数点以下のダメージは切り上げます。)

敵戦力、ゾンドに16ダメージ。

判定結果
■敵戦力
・ゾンド 無限/無限 C性能参照:No.8
------------------------------------

無防備に立つゾンドに手抜き無しの斬撃が襲い掛かる。
比重の軽い肉体はあっけなく左肩口から斬り裂かれ、
胴体と別れた左腕は衝撃ですぐ下の地面に叩き付けられ、
無残に形を失って黒いぬかるみを作った。
本体も同様の反動を受け、左膝をつき、右手でどうにか姿勢の安定を保つ。
暫く体内でディーの一撃によって生まれた波紋を消化していたが、
やがて何事も無かったかのような表情で立ち上がった。
左腕部の再生にはまだ時間がかかるようだ。

(GM注:後攻、ゾンドCのターンですが、攻撃は行いません。
再度攻撃を行うかは自由です。)

【要塞:屋外訓練場】 No.33(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月23日(21:11)
NAME : ディー
確かに捕らえ、的確に振りぬいた。誤差はない。
満足げに頷きかけ…て、相手の惨状にやっと気が付き、なお平然とした表情の少年にぎょっと立ちすくんだ。それより、切り落とした腕はどこに行ったんだろうか。

「…大丈夫か………必要なら、医務室に…運ぶが…」

混乱した頭でそれだけ言う。全力で斬っておいてそれはないだろう…。
服の裾で刀をぬぐって、鞘に収めた。

(PL:練習終了とさせてください。ありがとうございました)

[ソル出撃宣言] No.34(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月23日(21:41)
NAME : ソル
ソル・ディア・バルド

要塞待機部隊 前衛
パラメーター設定
・体力 10/25
・筋力 6
・精度 5
・魔力 4
使用武器設定
・長剣 20kg
使用防具設定
・プレートメイル、ガントレット、グリーブ 22kg
42kg/85kg

「出来ることをやろうと思う。前で、盾になる事しか出来ないんだが…」

[ソル出撃確認] No.35(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月23日(22:14)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

ステータスオールグリーン確認
前線の守備の要となり、己が役割を存分に果たせ

■第一章 無人戦線 No.36(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月23日(22:34)
NAME : ゾンド
作戦開始時刻。
晴れやかな朝だった。
ハイランド軍の一団は廃墟と化したバージェス旧市街地の、
中心付近にある揚陸ポイント、BP−01へ無事に上陸を果たす。
その昔は軍港として使われていた地点で、多くの物資を引き揚げるのに何の不足もなかった。
見張りが厳つい目付きで遠くに目配せをし、一般兵や兵站要員が忙しなく動きまわる。
これまでに作戦上の支障は見られない。
数十分後にはこのゼフィユとの国境沿いを北上しつつ、先遣隊の通ったルートを探索する予定だ。

しかし、元々人口の少ない土地ではあるが、現地人や猫の子一匹どころか、
虫一匹見付からないのはどうしてだろうか?

ここはあまりにも生の密度が薄い地だった。

【BP−01:旧軍港】 No.37(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月23日(22:37)
NAME : ゾンド
■ハイランド軍戦力
▼前衛ユニット
・ディー 22/22 C性能参照:No.11
New!
・シィア 20/20 C性能参照:No.13
New!
・シグルド 20/20 C性能参照:No.16
New!
・ヴィッツ 25/25 C性能参照:No.17
New!
・エンガ 20/20 C性能参照:No.20
New!
・ジュート 20/20 C性能参照:No.21
New!
・ソル 25/25 C性能参照:No.34

▼後衛ユニット
New!
・セオ 23/23 C性能参照:No.14
New!
・アル 19/19 C性能参照:No.26

▼非戦闘ユニット
New!
・リゼ アルケミスト
New!
・ゾンド 多目的運用

■作戦行動指針■
沿岸部旧市街地を北上、第一補給地点[GP−02]方向へ進軍せよ。

(GM注:戦闘員、非戦闘員に限らず、進軍ロールを開始して下さい。
進軍ロールは必ず投稿しなくてはいけない訳ではありません。
自Cの可能な範囲で世界観を作って下さい。)

【BP−01:旧軍港上空】 No.40(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(00:18)
NAME : シグルド
白銀の飛竜・ラスタードに乗って上空を旋回し、シグルド・ハイメタルはその不気味なほど静かな戦場を見渡す・・・。

「焦土作戦か・・・?いや、この場所の気候では考えられない・・・。しかしここは異常だ。罠に気をつけなければ・・・」

罠というものは本来読めないから罠と言うのである。
ヴィッツやセオ、リゼといった知り合いの若い者たちや、ゾンドやジュートといった初めて見た彼らを上空から眺めつつ、シグルドは全滅だけは避ようと心に誓う。
彼女らも戦場に立つ限り戦士だということは理解している。が、何度戦場に立っていても未来がある若い者たちの命が奪われていくのは忍びない。敵でも、味方でも。

戦場で誇れるものは敵兵を屠った数ではなく生かした数だと考えるのは甘いかもしれない。
そんな自覚をしながらも、シグルドは竜と共に空を駆ける。

ラスタードが、何か嫌な予感に小さく唸った。

【BP−01:旧軍港上空】 No.41(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(01:40)
NAME : エンガ
降り立った時、始めに感じたのは虚無感であった。

何もない。

単調で率直なその一言で今の状況が表される。
「あまりにも何もなさ過ぎる。元軍港にしては何の賑わいもなされてはいない。兵法でいうところの「空城の計」と言うやつか・・・はたまた本当に人がいないだけか。」
軽い考察を加えつつも、結局は自分はカタナを振るうだけなのだろうと考え直してその思考をやめる。

「どのような目におうても・・・そなたと共に斬り抜けるだけよ。「源楼」。」

ある意味戦友とも言うべき己の武器にそれだけ告げるとすたすたと歩きだす。

その目は罠を恐れる目ではなく、カタナを信じ、己を信じる信念に満ちた目で・・・。

「風が・・・変わるか・・・。」
近くの家の風見鶏の方角が変わったのを見て、す、と被っている笠を抑えた・・・。

クロム出撃宣言 No.42(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(01:47)
NAME : クロム・ヴァラダイン
クロム・ヴァラダイン

竜騎士部隊前衛

・体力 10/25
・筋力 10
・精度 4
・魔力 1
使用武器設定
・棘鉄球棍棒 32kg
使用防具設定
・全身鎧(兜、胸当て、篭手) 33kg
65kg/130kg

「俺が出りゃあ負傷者も減るってもんだ。ガハハハ!」
「……(沈黙のグルージ)」

【BP−01:旧軍港】 No.43(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(02:41)
NAME : アル
サァ…

穏やかな空の下、心地よい風が吹いている。
しかしそれはこの静寂の世界にはあまりにも不似合いな穏やかさであった。

「……なんなんだよ、こりゃ…」

タバコの灰が落ちた事にも気づかぬまま、呆然と辺りを見渡す。
人間どころか獣の気配すらない市街地、なんとも言えない不気味な印象。
長い間戦場で培った勘が、激しく警鐘を鳴らしていた。

「なんてぇか、思いっきりヤバいカードをつかまされた気がするな…。
 …慎重にいこうや」

と、近くの仲間に声をかけた。

[ティア出撃宣言] No.45(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(12:02)
NAME : ティア
ティア・F・トスカーナ
要塞待機部隊 慰安兵

「人手が足りなそうだったら言って。頼まれれば大体の事はやるわ」

【BP−01:旧軍港】 No.46(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(12:25)
NAME : ヴィッツ
「…あかんね、これは。耳が痛い」

降り立ったバージェスの大地には、もちろん先任の巡回の兵たちがいた。
しかし、しかし。
きん、と音でない音を聞くこの耳は、生き物がこの地に少ないことを知らせていた。あまり、いい空間でないということも。きっと目がよければ、何もない大地が遠くまで見渡せたのだろう。そんなことを目の代わりに耳で思えば、ぐーっと伸びをしてから、

「慎重にったって、こうも何もないと興奮もできないというかー…。
 ま、ヤバい所に飛ばされるのが俺ら待機の仕事ですよ、アル兄。あきらめんさい」

アルに返した。そうして、伸びの続きの――無意識の準備運動を続ける。久しぶりに防具でがちがちに武装された、自分の手。それを眺めながら、握ったり開いたりを繰り返している。

[クライド出撃宣言] No.47(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(16:15)
NAME : クライド
クライド・ウォールウィンド
竜騎士部隊第6小隊・後衛

パラメーター設定
・体力  4/19
・筋力  7
・精度 10
・魔力  4 

使用武器設定
・コンポジットロングボウ 重量20kg

使用防具設定
・黒のバンダナ(鉢金付)、鎖の着込み、黒のサーコート、焦茶色のマント、イーグルガントレット(左手)、革のブーツ 重量12kg

武器・防具合計重量 32kg/64kg

「いっちょ弓士で一仕事っと。行くぜ、ミネルヴァ!」

【BP−01:旧軍港】 No.48(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(16:31)
NAME : ジュート
今回の作戦の第一歩。上陸した元軍港は、静かだった。
しかし、風は吹いてもその風に生気を感じるとはとても言えないだろう。

「あまり…長居はしたくない場所です……」

上陸した土地には危険は見られなかった。だからといって安堵したわけではない。
なにか異様な空気がそこにはあった。

「何もないにこしたことはないんですけど……それにしても静か過ぎる…」

同じく上陸した待機部隊の面々のやり取りを耳にして、誰に言うでもなく呟く。
いつもより重装備、それがより重たく感じるのは緊張のためだけではない。
落ち着き無く歩いては、空を仰ぎ見て。
――――その空さえもいつもと違って見えた。

[クロム、ティア、及びクライド出撃確認] No.49(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(17:42)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

竜騎士両名ステータスオールグリーン確認
空中機動による偵察、三次元攻撃は貴重である
非戦闘員、現地に於ける兵站は不抜
戦闘員等の体調の如何なるは貴殿の掌握なる

【BP−01:旧市街】 No.50(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(17:55)
NAME : ゾンド
ハイランド軍の一団は旧軍港を抜け、
バージェスの旧市街地へと入る。
その地にもやはり生物の気配は無い。

しかし、建造物には徹底的な破壊の爪跡が残されていた。
旧軍港の建物はほぼ無傷であったのに。
地面にも幾つもの亀裂があったが、
何故か炎による類焼の気配は見られなかった。
普通、この手の大規模破壊には炎の手を借りる筈だが。

風が変わり、ぽつぽつと小雨が降り始めた。

やがて「彼等」も感じるだろう。
命の雨を。命の祝祭を。

【BP−01:旧市街】 No.51(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(18:00)
NAME : ゾンド
■ハイランド軍戦力
▼前衛ユニット
・ディー 22/22 C性能参照:No.11
・シィア 20/20 C性能参照:No.13
・シグルド 20/20 C性能参照:No.16
・ヴィッツ 25/25 C性能参照:No.17
・エンガ 20/20 C性能参照:No.20
・ジュート 20/20 C性能参照:No.21
・ソル 25/25 C性能参照:No.34
New!
・クロム 25/25 C性能参照:No.42

▼後衛ユニット
・セオ 23/23 C性能参照:No.14
・アル 19/19 C性能参照:No.26
New!
・クライド 19/19 C性能参照:No.47

▼非戦闘ユニット
・リゼ アルケミスト
・ゾンド 多目的運用
New!
・ティア 慰安兵

■作戦行動指針■
バージェス旧市街を通過、第一補給地点[GP−02]方向へ進軍せよ。

【BP−01:旧市街】 No.52(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(21:26)
NAME : ディー
雨が地面に黒いしみを描いていく。
進軍にあまり良い条件とは言えないだろうが…、自分にとっては、天が味方したとしか思えなかった。
日が陰り、ようやく本来の視力を回復した。これなら戦闘に問題は無いだろう。

そうして、辺りを見回した。
破壊の跡に、違和感を覚える。かつて目にした戦禍のあととは、何かが…違う。

「…人間の仕業…なのか?」

自分の発した言葉に、自分でも驚いて首をかしげた。
独力で原因に思い当たるまでには、もう少し時間がかかるかもしれない。
湿ってきた髪を鬱陶しそうに横に流し…また、もとに戻した。

【BP−01:旧市街】戦闘開始 No.53(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(22:57)
NAME : ゾンド
雨足が段々と強くなってゆく。

やがて訪れる、地殻を唸らせるかのような大振動。
地面が轟き、ぼこぼこと走った亀裂から褐色の蔦が生えて来る。
蔦は巨大だ。太さは約80cm、長さは4m近くもあるだろうか。
先端にはこれも巨大な嚢が付いており、
黒く映った内部にはごろごろと、まだ消化されていない生物の名残が跳ねている。

また、嚢の中からは、外殻を植物に食われたままの、
内蔵と骨格を剥き出しにした昆虫らしき物体が飛び出して来た。

巨蔦は鎌首をもたげ、蟲は不快な羽音を撒き散らしつつ、
ハイランド軍につかみ来る!

----------------------------------------------------
ENEMY ENCOUNTER!
PLACE:BP−01旧市街地区
地形効果:無し

■敵戦力
大型植物A類(敵識別:壱)
・体力:40
・筋力:15
・精度:10
・魔力:7
・防御値:7
MW 10/10
SW 5/5

大型植物A類(敵識別:弐)
・体力:40
・筋力:15
・精度:10
・魔力:7
・防御値:7
MW 10/10
SW 5/5

飛行大型生物B類(敵識別:参)
体力:20
筋力:13
精度:9
魔力:9
防御値:5
MW 10/10

(GM注:先攻はハイランド軍です。
戦闘員各員、大型生物に攻撃を開始して下さい
攻撃時には、必ず攻撃対象を決定してロールして下さい)

【BP−01:旧市街】戦闘開始−現有ハイランド軍戦力 No.54(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(23:05)
NAME : ゾンド
▼前衛ユニット
・ディー 22/22 C性能参照:No.11 MW 17 SW2
・シィア 20/20 C性能参照:No.13 MW6 SW1
・シグルド 20/20 C性能参照:No.16 MW10 SW1
・ヴィッツ 25/25 C性能参照:No.17 MW9 SW3
・エンガ 20/20 C性能参照:No.20 MW10 SW2
・ジュート 20/20 C性能参照:No.21 MW10 SW4
・ソル 25/25 C性能参照:No.34 MW20
・クロム 25/25 C性能参照:No.42 MW32

▼後衛ユニット
・セオ 23/23 C性能参照:No.14 MW16
・アル 19/19 C性能参照:No.26 MW12 SW3
・クライド 19/19 C性能参照:No.47 MW20

▼非戦闘ユニット
・リゼ アルケミスト
・ゾンド 多目的運用
・ティア 慰安兵

【BP−01:旧市街】 No.55(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月24日(23:40)
NAME : シグルド
破壊された市街地を見た時から気分が悪かった・・・。

殲滅戦、という言葉ができたのはいつからだろう。
かつて戦争というものは戦士たちが戦場でのみ行うものだった。己の正義を信じ、国を賭した戦いを鍛え抜いた力と技で勝利に導く・・・それが戦争だった。
だが、いつからか敵国の人間を根絶やしにする殲滅戦が戦争になった。そこには正義も何もなく、ただ勲章と名誉のためだけに無関係の一般人を虐殺し、上の命令には絶対服従という人間の汚さだけが残った・・・。

低空飛行している途中、シグルドは地面にボロボロになったぬいぐるみが落ちているのを見つけた。
この持ち主にも未来はあっただろう・・・が・・・。

轟音。
巨大昆虫が不愉快な羽音を立てて眼前に現れた。

「ラスタード!!」

白銀の旋風が高速で空中に展開した敵陣の真ん中に突っ込む。
火の精霊の住む突撃槍が戦いの気配に呼応し、高熱を放ち始めた。

「うおおおおおおおおっ!!」

突撃槍の一閃が火焔を吐きながら標的の顔面を襲う。
素顔を隠した鉄仮面はいつもと同じように無表情だった。

*******

対象:飛行大型生物B類(敵識別:参) 直接攻撃

【BP−01:旧市街】 No.56(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(00:16)
NAME : ソル
破壊された、街並み。
痛々しいその影が、故郷と重なったが、決定的に違う部分があった。――火の気が、ない。炎に穢され尽くしたあの村とは、また違った傷み方の街の壁に、手をつく。
ここに住んでいたものは、皆どうしたのだろう。ハイランドと、あのゼフィユに分割された、このバージェス。ハイランド側がどう戦ってこの地を支配下に置いたのか、自分は知らない。だが、鬩ぎ合いの中、ゼフィユがどんな戦法を執るか――それは良く、分かる気がした。
ぽつ、と肩に、一滴雨が落ちた。それに気がついたのは、それ以降の雨が連続でプレートメイルを叩いたからだった。小気味いい音を立てるそれに、濡れるのをかまわず微笑んだ。
だが、それも長くは続かない。一瞬の足元の弛みに、震源地を思わず見やった。轟音、そして、気配を感じて空を見上げれば、あの白い美しい肢体の飛竜が交戦状態に入っていた。


慣れない道を、敵を探して走るのは、何の頼りもない自分には少しきつかった。だが、それでも何とか標的を見つけることは出来た。何せ、相手は大きい。
何の、敵なのか見分けがつかなかった。少なくとも、哺乳類では、なさそうだとしか。

「…!通すか…!!」

生き物の、残骸のようなものを入れた敵の嚢。それを見て呟いた。自分たちの後ろには後衛はもとより、自部隊の非戦闘要員たちがいる。最初から、被害が出ては幸先が悪い。音を立てて背の長剣の止め具を外し、振りかぶって構えた。

*******

対象:大型植物A類(敵識別:壱) 直接攻撃

【攻撃開始】 No.57(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(00:17)
NAME : アル
かつては人で溢れかえっていたであろう、文明の名残の中を進む。
異変はすぐに目に付いた。
無残な破壊の爪痕、徹底的に打ち壊された世界。

「おうおう、こりゃーひでえもんだ…」

倒壊した建物の名残に手を置き、考える。
…これは魔物による蹂躙か、はたまたゼフィユの新兵器か?
生きる為には的確な状況判断が必要となる、しかしその為の判断材料はあまりにも少なかった。

冷たい感触にふと空を見上げれば、いつの間にか雨が降り出していた。
思考を中断され、舌打ちをしながらタバコの火を踏み消した…
その時だった、突然の振動と共に、巨大な化物が大地から飛び出してきた。

「…何ッ!?」

背後をとられ一瞬相手に隙をさらけだす、そのままであれば恐らく先手を取られたであろうタイミング。
しかし次の瞬間、まるでそれを阻止するかの如く、竜騎士の炎が敵の周囲をなめつくした。
慌てて背後を向きなおせば、炎に包まれた巨大な虫に素早く矢の切っ先を突き付け、ニィと不適に笑う。
仲間のファインプレーに対する賞賛の笑み、といったところか。
借りは返しておかなければ。

「先の手も後の手もくれてやるかよッ!」

叫ぶと同時に、瞬く間に一の矢二の矢を放つ!

===
目標参に対し直あ接攻撃をしかけます。

セオ・攻撃開始 No.59(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(00:23)
NAME : セオ
 強くなっていく雨。降り注ぐ雨が他の音をかき消していく。
 雑音と雑音がぶつかりあって消えていく、そんな感覚。
 けれど、そんな雨音が奏でる静寂を、無粋に破る闖入者。

「うわぁ……いきなり、とんでもないのが出てきたなぁ」

 ……みんなの予感や推測は当たっていたわけか。
 うんざりしたような顔をして、少年は一歩、後ろに下がる。
 後退ではなく、状況を見極めるための位置取りを。
 そして構える。己の武器と――それから、心を。
 
「こちらセオ。チャクラムで援護する! 隙ができれば追撃を!」

 前衛に向けて叫び、チャクラムを敵に向けて、投擲した。

  
大型植物A類(敵識別:壱):後衛からの遠距離直接攻撃

【BP−01:旧市街】 攻撃開始 No.60(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(00:49)
NAME : クロム
「徹底したもんだなァ」

 何事もないような言葉。
 廃墟の上を進む黒い塊。全身鎧に包まれた騎手の表情をうかがうことはできないが、彼を知るものならば決して笑顔を浮かべていないことは想像できるだろう。

「上から見下ろしゃ戦いも楽になると思ったのによ……胸糞悪いな」

 雨粒が鎧に当たり音を立てる。どんな水も戦争の傷跡を洗い流せはしない。それは自分自身がよく知っている。
「どう思う?グルージよ」

 騎竜は答えない。ただ……唸っている。怒りか、闘争本能かは騎手にも分からない。

 眼前には不気味な昆虫。そしてシグルド……
 
「さて……おっぱじめるか。攻撃を後ろに逃がすんじゃねえぞ!」

「グオオオオオオオオオオ!」
 
 竜が啼いた。クロムは渾身の力で鉄球棍棒を振るう。
 
*******

対象:飛行大型生物B類(敵識別:参) 直接攻撃

【BP−01:旧市街 攻撃開始】 No.61(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(01:40)
NAME : ディー
突然地を割って、蛇が…否、異常なまでに成長したツタが鎌首をもたげた。そして、腐った羽虫。馬鹿げた光景だ。

いち早く反応したソルが、ツタの先にぶら下がった袋に剣を向けるのが目に入る。

『こちらセオ。チャクラムで援護する! 隙ができれば追撃を!』
続いて、少年の声が響き、何か投擲武器が後方からツタへと飛んでいく。

「…了解した…ッ」

セオのチャクラムを追うように、無音で地を蹴った。
走りながら抜刀し、嚢と対峙するソルの横を走り抜ける。攻撃を受ける危険を覚悟の上で、うねるツタの根元へ。

断ち切る自信はない。しかし、多少行動を鈍らせることは出来るだろう。…大きく横に振りかぶり、駆ける勢いのまま斬りつけた。


大型植物A類(敵識別:壱):直接攻撃

【BP−01:旧市街 攻撃開始】 No.63(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(05:19)
NAME : クライド
ほつ、ほつ、と。
雨が頬を滑り落ちた。
生物の吐息の感じられぬ街に、唸るミネルヴァの首を軽く叩いてやる。
他の竜たちの唸り声も聞こえる。
背筋に冷たい緊張が走った。
命の雫がマントを濡らして行く感触に「嫌な展開だねぇ」と呟きかけた途端。

現れた巨大な羽虫。そして地上を蠢く奇妙な生き物。
竜騎士は空中の敵に主に有利。
ロングボウに矢をつがえ飛行生物に放とうとしたが、すでにそこには攻撃が注がれている。
――援護は要らない。
そう判断し、己と同じ竜騎士と、同じ弓士に賞賛の視線で一瞥する。
と、すぐさま竜の首を返して植物に向けて、「会」の姿勢。

「援護するッ!」

短く宣言した。
鮮やかな赤髪の長剣使いとチャクラム使いの少年、そして銀髪のサムライの攻撃により、蔦の動きが鈍くなっている。
その隙を突こう。
……そして、巨大な嚢の蠢きを認め、ギリッと奥歯を噛み締めた。

「この野郎…何を食ってやがる……ッ!」

すっと伸びた背筋、狂いのない矢が二つ、上空から蔦に向かって放たれた。


対象:大型植物A類(敵識別:壱)  直接攻撃

【BP−01:旧市街戦闘】途中経過 No.65(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(10:27)
NAME : ゾンド
-----------------------
・シグルド
・判定数式:直接攻撃
{(10+9)×0.8}-5
=10.2
敵識別:参に11ダメージ
-----------------------
・ソル
・判定数式:直接攻撃
{(6+6)×0.5}-7
=-1
敵識別:壱に0ダメージ
-----------------------
・アル
・判定数式:遠距離攻撃
{(7+10)×1.5}+5-5
=25.5
敵識別:参に26ダメージ
-----------------------
・セオ
・判定数式:遠距離攻撃
{(3+4)×1.5}-7
=3.5
敵識別:壱に4ダメージ
-----------------------
・クロム
・判定数式:直接攻撃
{(9+10)×0.4}+5−5
=7.6
敵識別:参に8ダメージ
-----------------------
・ディー
・判定数式:直接攻撃
{(10+7)×1.5}−7
=18.5
敵識別:壱に19ダメージ
-----------------------
・クライド
・判定数式:遠距離攻撃
{(9+7)×1.5}−7
=17
敵識別:壱に17ダメージ
(GM注:クライドCの攻撃。直接攻撃との申告ですが、
ロールと使用武器によって、GMは遠距離攻撃と判断しました。)
-----------------------
集計
敵識別:壱に40ダメージ 撃破!
敵識別:参に45ダメージ 撃破!

昆虫じみた生物は焦げ臭い臭いと共に粉砕、空中で四散する。
蔦の片割れも切り刻まれ、ものの数秒で地に倒れ伏した。

(GM注:この投稿は途中経過を表したものです。
ハイランド軍の攻撃はまだ続いています。
まだ書き込んでない方はお早めにどうぞ。
〆切は25日24時00分です。)

【BP−01:旧市街戦闘】 No.67(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(12:33)
NAME : エンガ
雨よけの笠を少し上に上げて視界を広げる・・・。
目に入ってきたものは仲間たちの戦う姿であった。
直後感じ取るのは武者震いをしている自分の血潮と静かに鳴っているカタナの「鳴り」であった。

「ふむ・・・。久々の戦を垣間見て、我もこやつも少々いきりたっておるようだ。」

雨音を耳にしながら呟き・・・そして駆け出す。

「久々の戦だ。力の限り鳴るがよい・・・。」
カタナに話しかけながら間合いを詰めていく。
自分のカタナの間合いに相手が届くか届かないかの距離で一気にカタナを振りぬき、植物を断ち切ろうとする。

対象:大型植物A類(敵識別:弐)

【BP−01:旧市街戦闘】 No.69(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(13:16)
NAME : シィア
静かな中で聴く雨の音は嫌いではない。
そして、雨に濡れるのもネレイドの彼女には心地よくすらある。
しかし、そんな落ち着いた時間は異形のものに破られた。

「何よ、こいつら…っ」

その見た目の気色悪さに一瞬身を引いたものの。

「やる気なら…相手するわよっ!」

小さく口の中で詠唱すると、植物の真下から先のとがった氷柱を生やした。

対象:大型植物A類(敵識別:弐)

【BP−01:旧市街 攻撃開始】 No.72(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(16:07)
NAME : ジュート
旧軍港から市街地へ歩を進めると、景色が一変した。
崩れかけた屋敷や、破壊された商店。
それらがここで起こった戦闘を物語っているようだ。
ただ気にかかるのは火災の跡が無いことである。

「…つまり、ここを襲った輩は火を使わなかった…と」

その敵に対して思考を巡らせた時であった。
地面に雨粒が黒い跡を残していくのに気づき、再び空を見上げた瞬間、感じる地面の震動。
見回せば得体の知れないモノが地面から現れるのを捉える。

「くっ…これは…!?」

少したじろぐが、すぐに気を取り直して。
鞘からショートソードを抜くと、戦況を確認する。
二体の植物らしきモノのうち一体は、味方の集中攻撃で倒されるのを見た。
一匹、虫らしきモノを視界に捉えたが、竜騎士部隊と弓の援護によって空中で四散したのが分かる。

「あとは…アレだけですか。……行きます!」

まだ残っている一体に向けて、剣を右下方に構えると駆け出す。
エンガの反対側に回り込むと地を蹴り、左手を剣に添えて左上方へ斬り上げを放つ。

大型植物A類(敵識別:弐) 直接攻撃

【BP−01:旧市街戦闘】 No.74(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(16:19)
NAME : ヴィッツ
雨は嫌いだ。
髪が濡れれはへばりついて気持ち悪いし、服も鎧も必要以上に重く感じる。地面が濡れて滑りやすくて勢いが付けられなくなれば、視界が悪くなり音にも雑音が混じる。
何でこうも俺の出る戦闘任務には雨が降るのかと舌打ちしながら、ああ、お父様のくれる罰か、と心が冷える。
お父様は戦いが嫌いだから、戦好きの俺が嫌いなんだね。
そんな呪いに似た思いで、雨を見上げた。しかし、雨で下がったテンションは、すぐに向上した。揺れた地面と、音。周囲で戦闘に入る音が聞こえ――

「おつかれさま!あと一匹!?」

どうやら、何体かいたうち2体は自分が沈んでいる間に瞬殺された様だ。倒れた壱の方から弐の方へと自然と体が向き、曲刀を抜いた。
シィアの放つ氷柱を、器用に避けつつ走る。味方の魔法でも全く耐性のない自分は当たれば大怪我だ。ごつん、といつもより硬い音のするブーツで弐へと詰め、他の剣士たちと同じく間合いに入り転瞬、逆袈裟に斬る!


対象:大型植物A類(敵識別:弐) 直接攻撃

【BP−01:旧市街戦闘】ハイランド軍攻撃ターン終了 No.75(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(22:11)
NAME : ゾンド
-----------------------
・エンガ
・判定数式:直接攻撃
{(3+9)×0.9}-7
=3.8
敵識別:弐に4ダメージ
-----------------------
・シィア
・判定数式:魔法攻撃
{(6+10)×0.6}-7
=2.6
敵識別:弐に3ダメージ
シィアに魔法負荷、1ダメージ
-----------------------
・ジュート
・判定数式:直接攻撃
{(7+5)×1.5}-7
=11
敵識別:弐に11ダメージ
-----------------------
・ヴィッツ
・判定数式:直接攻撃
{(9+4)×1.5}-7
=12.5
敵識別:弐に13ダメージ
-----------------------
集計
敵識別:弐に31ダメージ

[セレス出撃宣言] No.76(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月25日(23:38)
NAME : セレス

セレス・ボーヴォルト・ハウレス
要塞待機部隊後衛

パラメーター設定
・体力 6/21
・筋力 4
・精度 5
・魔力 10

使用武器設定
・マンゴーシュ 重量3s
使用防具設定
・コート(特殊加工)、手甲(金属板付)、ブーツ(金属板入)、チョーカー 重量7kg
武器・防具合計重量10kg/60kg

「・・尽力する。当然だが。」

[セレス出撃確認] No.77(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月26日(00:08)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

出撃承認。ステータスオールグリーン
前線では既に戦闘が開始されている模様
急行せよ。我らに敗北の文字は不要である

【BP−01:旧市街戦闘】敵大型植物攻撃ターン No.78(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月26日(00:11)
NAME : ゾンド
凍結され、斬り刻まれてすらなお活動を続ける捕食植物。
最寄の敵、ヴィッツへと有刺の蔦が真横から薙ぎ払うが如く打ち込まれる。

【BP−01:旧市街戦闘】敵大型植物攻撃ターン終了 No.79(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月26日(00:19)
NAME : ゾンド
-----------------------
・大型植物A類(敵識別:弐)
・判定数式:直接攻撃
{(1+15)×1.0}-9
=
ヴィッツへ7ダメージ
-----------------------

【BP−01:旧市街戦闘】2ターン目開始:現有ハイランド軍戦力 No.81(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月26日(00:31)
NAME : ゾンド
▼前衛ユニット
・ディー 22/22 C性能参照:No.11 MW 16 SW2
・シィア 19/20 C性能参照:No.13 MW6 SW1
・シグルド 20/20 C性能参照:No.16 MW9 SW1
・ヴィッツ 18/25 C性能参照:No.17 MW8 SW3
・エンガ 20/20 C性能参照:No.20 MW9 SW2
・ジュート 20/20 C性能参照:No.21 MW9 SW4
・ソル 25/25 C性能参照:No.34 MW19
・クロム 25/25 C性能参照:No.42 MW31

▼後衛ユニット
・セオ 23/23 C性能参照:No.14 MW15
・アル 19/19 C性能参照:No.26 MW11 SW3
・クライド 19/19 C性能参照:No.47 MW19
New!
・セレス 21/21 C性能参照:No.76 MW3

▼非戦闘ユニット
・リゼ アルケミスト
・ゾンド 多目的運用
・ティア 慰安兵

(GM注:ハイランド軍、2ターン目の攻撃を開始して下さい)

【BP−01:旧市街戦闘】 No.82(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月26日(15:49)
NAME : クロム
 昆虫が爆散すると同時、すでに竜は降下を始めていた。目標は一体、残りの敵。
 竜は唸りを上げ雨よりも速く地表に接近する。

「どけろおッ!」
 
 植物に攻撃を加えていた地上の仲間に声ががかるや否や、衝撃が大地を揺るがした。
 巨体の体重をエネルギーに変えた落下攻撃。技術も照準もない、それは力そのものだった。


対象:大型植物A類(敵識別:弐) 直接攻撃

【BP−01:旧市街戦闘】 No.83(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月26日(22:18)
NAME : ディー
目の前の敵が完全に沈黙した。ぐらりと崩れ落ちるのを潜り抜け、もう一本のツタの化け物へ目をやる。
動きの鈍り始めたツタが…誰か、小さな奴を打ち据えたのが見えた。
舌打ちして、駆け出す。その視界を、大きな影が走った。

『どけろおッ!』

轟音と共に、巨石の落下したような竜騎士の攻撃が敵を押し潰した。

刀を握りなおす。竜の姿を見て、動揺していた。いやにざわつく心も、しかしその巨躯を恐ろしいと思わないのも、己の血の所為なのだろうか…。
そのままクロムたちに突っ込むように駆けた。

「…足場を、借りる…!」

一歩、二歩。行く手を塞いでいた竜を踏み越えて、跳躍。

竜の下敷きにされてなおしぶとく生きていたツタに刀を突き入れ、力任せに横へ切り裂いた。


対象:大型植物A類(敵識別:弐) 直接攻撃

【BP−01:旧市街戦闘】戦闘終了 No.84(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月26日(23:44)
NAME : ゾンド
-----------------------
・クロム
・判定数式:直接攻撃
{(9+10)×0.4}+5-7
=5.6
敵識別:弐に6ダメージ
-----------------------
・ディー
・判定数式:直接攻撃
{(8+7)×1.5}-7
=15.5
敵識別:弐に16ダメージ
-----------------------
集計
敵識別:弐に累計53ダメージ 撃破!

【BP−01:旧市街】戦闘終了:現有ハイランド戦力 No.85(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月26日(23:50)
NAME : ゾンド
竜の巨体と重量を活かした質量攻撃により、
植物の躯体がいびつに歪む。
それに加勢した剣士の追撃によって蔦が両断され、
遂に植物は活動を終えた。

それぞれの敵の屍骸は瞬く間に腐敗、大地に消えてゆく。
雨足はますます強まってゆく。当分止む気配はない。

▼前衛ユニット
・ディー 22/22 C性能参照:No.11 MW 15 SW2
・シィア 19/20 C性能参照:No.13 MW6 SW1
・シグルド 20/20 C性能参照:No.16 MW9 SW1
・ヴィッツ 18/25 C性能参照:No.17 MW8 SW3
・エンガ 20/20 C性能参照:No.20 MW9 SW2
・ジュート 20/20 C性能参照:No.21 MW9 SW4
・ソル 25/25 C性能参照:No.34 MW19
・クロム 25/25 C性能参照:No.42 MW30

▼後衛ユニット
・セオ 23/23 C性能参照:No.14 MW15
・アル 19/19 C性能参照:No.26 MW11 SW3
・クライド 19/19 C性能参照:No.47 MW19
New!
・セレス 21/21 C性能参照:No.76 MW3

▼非戦闘ユニット
・リゼ アルケミスト
・ゾンド 多目的運用
・ティア 慰安兵

(GM注:ハイランド軍の勝利です。
GP−02を探索します。再び進軍ロールを開始して下さい。)

【BP−01:旧市街】 No.86(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(00:53)
NAME : ヴィッツ
「…っひゃー…」

まず、色々なものに対してこう呟きが漏れた。
敵を切り上げ、あのよく分からない有刺の蔦で反撃を受け――ここまでは脳内で正常に理解できた。しかし、空を裂く音に反射的に目だけで見上げた空から、竜が――竜と人が――降りてくると言うより落ちてくるといった風に、恐らく弐に攻撃をした。竜騎士と地面との衝突の衝撃を間近で食らって竦み、その後の前衛の追撃をやはり超至近距離で目の当たりにして――

「お、俺…兄さんたちの敵にはなりたくねぇかもしんね…」

棘でやられた左肩と頬の切り傷に手をやって、はははと意味のない笑いが出た。少し前にクロムと組んでディーとやったが…あれはあれでまた別の話だ。
雨に混じって生暖かい自分の血に渋い顔になって、抜けている腰に力を入れる。よっ、と立ち上がり、

「…俺以外は無事みたいさな?やだぁ、カッコ悪ー…」

軽口を叩きつつ、得物を鞘に納める。――雨、は、止まないらしい。

【BP−01:旧市街上空】 No.87(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(01:20)
NAME : シグルド
仇はとった・・・。

「戦乱に巻き込まれた罪なき魂たちよ。どうか安らかに眠りたまえ・・・」

自分は聖職者ではない。が、亡くなった人々のために祈ることは出来る。
これ以上こんなことを繰り返させてはならない・・・そんな思いを胸に、シグルドは次のポイントを目指す・・・。

そして、反省。
今の戦い方は最悪だった。噴き出す熱い感情のまま敵陣に突っ込んでいた。一小隊を預かる身としてあってはならないことだ。
今の敵は知能を持たない烏合の衆だったが、もしあれが洗練された兵士だったならば自分は死んでいた。そして、隊に混乱を引き起こしてしまっていただろう。

「結果、攻撃にムラができヴィッツ殿に無駄な傷を負わせてしまったようだ・・・」

次のポイントでも十中八九戦闘は起こるだろう・・・。
編隊飛行のフォーメーションと戦法を考えつつ、白銀の飛竜と鉄仮面は雨の中を進軍する。

[ポット出撃宣言] No.88(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(01:30)
NAME : ポット
ポット・ジャー・ランプ
要塞待機部隊 非戦闘員護衛兼雑用

「ま、オレ様も手を貸してやろう。せいぜい頑張って任務を遂行するのだ!」

[バード出撃宣言] No.89(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(01:44)
NAME : バード

イグナツィオ
竜騎士部隊  生活管理官(竜騎士調査員)

「…竜が怪我をしたら、わたくしが治療します。どうか…そんなことになりませんように…」

(PL補足:ロールのみで、実際の治療は出来ません)

【BP−01:旧市街】 No.90(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(01:46)
NAME : アル
「隊長、大丈夫ですか!?泣いておうちに帰るなんてなごめんんですぜ?」

そんな軽口を叩きつつも、誰か治療できる者はいないのかと辺りを見回す。
と、先程化け物にトドメをさした二人の姿が目に映った。

「……それにしても…」

先ほどの見事な連携に思わず、感嘆の声が漏れた。
17年も戦場にいたが、あれほどの使い手を見たのはほとんど無い。

どれだけ訓練を積んでも、どれだけ戦いを経験しても、
現場での即興でのコンビネーションというのはやはり一種の卓越したセンスが必要なのだ。

ムラはあるが、やはりこの部隊は…強い。

「…と、感心してる場合じゃねぇな。」

多目的のサバイバルナイフを胸の鞘から取り出すと、力尽きた植物の嚢へ突きたてようとそばへ寄った。

「よぉし、初戦の直後になんだが、こいつらの『食いかけ』に調査隊の連中が混じってないか調べようじゃないか。
 ちょっとばかしアレな作業だが、我慢して誰かそっちを……ッ!?」

そこまで言いかけたところで、急激に漂い始めた悪臭に思わず口元をふさいだ。
毒の匂いかと一瞬表情に焦りの色が見える。

見れば、目の前の巨大な化け物たちが、まるで溶けるかの様に消えていったではないか。

「……なんだってんだ、本当に…」

ナイフを持ったまま、呆然とその場に立ち尽くす。
雨は更に激しく防具を叩き始めた。

現有ハイランド戦力について訂正 No.91(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(01:47)
NAME : ゾンド
投稿No.85ですが、
ヴィッツCの被ダメージが回復されていませんでした。

正しくは
・ヴィッツ 23/25 C性能参照:No.17 MW8 SW3

です。

また、後衛ユニットのセレスCに、
未だに「New!」表示がくっ付いてますが、
本来の投稿では必要ありません。

関係者各位には大変失礼しました。
投稿を続けて下さい。

[ポット及びバード出撃確認] No.92(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(01:57)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

戦争の事実とは総力である
支援もまた攻撃なり
各位のニッチェを意識せよ

【BP−01:旧市街】 No.93(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(02:46)
NAME : クライド
片方の巨大な植物がのたうち回り、地に倒れ伏すのを視認すると同時に、もう片方の植物へ目を向ける。先ず目に入ったのは、有刺の蔦になぎ倒される小さな影。瞠目した。

「……ヴィッツ!」

隊長、も付けずに叫ぶ。
すぐさまそちらに向けて急降下を開始するが、すぐ傍らを大きな黒い塊がそちらへ落ちて行く。ぶわっと、その風に髪が煽られた。
滅多に見られるものじゃない地上での見事なコンビネーションに、思わず口元でにぃ、と笑う。
竜に潰されることもなく、そこまで大した怪我ではなさそうなヴィッツを認め、降下する速度を緩めた。

「ッとと、隊長を付け忘れたとさ。――女はカオ怪我しちゃいかんぜぇ?」

自分は治療はできない。から、軽口を叩いた。

『よぉし、初戦の直後になんだが、こいつらの『食いかけ』に調査隊の連中が混じってないか調べようじゃないか。
 ちょっとばかしアレな作業だが、我慢して誰かそっちを……ッ!?』

そんな声が聞こえ、無言で竜からひらり、と降りた。
腰のベルトに差した小型のナイフを取り出し、嚢へ突きたてようとしたが。
――こちらも、立ち尽くすしかなかった。
悪臭にミネルヴァが唸る。

「歯痒いねぇ…」

彼女の首に手を回し、横目で地面に溶けてゆく植物を睨んだ。――ぼたぼたと、雫が顎を伝う。

【BP−01:旧市街】 No.94(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(18:01)
NAME : セレス

戦闘が終わって、周りが怪我をした自隊長に声をかけているのを聞いた。
どうやら軽いものらしい、と聞こえて、安心した。
そんな中で自分は、先ほどの見事な連携で倒された敵の謂わば観察に足を運ぶ。
・・・・ほんの数秒だけ、形を残している所を見れた。
そのあとは雨の雫が染み渡る大地に溶けて、雨よりもゆっくり染みていく。

「さて、次は自分も役に立たなければ、な。」

腐った骸と雨の匂いが鼻を掠める。
やはり不穏な空気・・・髪から伝い始めた水に、顔を顰めた。

【BP−01:旧市街】 No.95(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(21:53)
NAME : ソル
壱のいた位置からほぼ動くことなく、爆散する参、次いで討たれた弐の結末を見た。

「ヴィッツ、ヴィッツ…!」

それらが、終わった後。
腐って朽ちていく弐の残骸でのやり取りや、彼女にかけられる声の中で、やっと地に根を張った足が動いた。長剣は抜いたまま、情けのない笑顔で立ち上がった彼女に、駆け寄る。

「お、お前…大丈夫か、血が…。
 得体の知れない…敵に…」

気をつけろ、隊長が真っ先に負傷してどうする。
言葉がいくつか出かけるが、それは、全部終わってからにしよう。
肩から、頬から。小さな体から流れる血を見て、仕方のないことだと思いつつも、彼女の怪我をしていない肩に手をかけ、

「…怪我、診てもらえな」

空からの雫が傷に沁みないだろうか。そう思いながら、進軍の指示と非戦闘員を探す。

【BP−01:旧市街】 No.96(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(22:57)
NAME : エンガ
切った相手が倒れる直前。確かに感じた快楽と、それに伴う狂気・・・。

「われ等も・・・飲まれぬようにせねば・・・な。」

うちに秘める狂気。それは自分に流れる血のなす業。武人として生きる者の宿命。
カタナを鞘に収めて雨空を見つめる。
「まっこと・・・戦とは悲しきものよ。」
ふと聞こえるのは隊長が負傷したとの報せ。
す、と隊長に歩み寄り、そして一言。
「我らが隊長が死ぬとあっては指揮系統に支障をきたす。以後気をつけてくれ。ヴィッツ隊長殿。」

普段の目とは違い、鋭い、冷たい視線を向けながら淡々と呟いた。

今、彼を冷酷に至らしめているのは、ここが戦場であるという緊張感と、戦場にて人を斬る事に快感を覚えているという自分を恥じている心。・・・そしてほんの少しの戦闘により顔を覗かせた狂気である。

【ニーア出撃宣言】 No.97(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(23:19)
NAME : ニーア

ニーアティス=ザンドウィン=ラスティウヌス
要塞待機部隊 文官

「新しい理論の構築、敵の動向探知。やらなきゃいけないことは山ほどあるね・・・。」

【BP−01:旧市街】 No.98(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(23:22)
NAME : クロム
『…足場を、借りる…!』

 迫る気配、ただ身を任せる。どの道それしかできない。

『お、俺…兄さんたちの敵にはなりたくねぇかもしんね…』

 ヴィッツの声を聞くとゆっくり辺りを見回す。止めを刺したのはディー。負傷したのはヴィッツのみ――か?派手に落ちた割りに効果は薄かったようだ。
 と、グルージが動き出す。敵の屍骸が溶け始めたようだ。

 「……味方を巻き込まなかったのはいいが、もっとスマートにできねえか?」

 突然の急降下を決行したグルージに注意をしてみる。言える立場のクロムではないのだが。
 
『隊長、大丈夫ですか!?泣いておうちに帰るなんてなごめんですぜ?』
『ッとと、隊長を付け忘れたとさ。――女はカオ怪我しちゃいかんぜぇ?』
『お、お前…大丈夫か、血が…。得体の知れない…敵に…』
 
 ヴィッツを気遣う声が聞こえる。グルージはヴィッツから少し離れ、背を向けている。
 
「お嬢……じぇねえ、ヴィッツ殿。乗って行きやすかい? ……シグルド隊長殿、いいですか?」

 グルージの頭を叩きながら、2人にそう声をかけた。

 雨は止まない。この先の激戦を予告するかのように。

【BP−01:旧市街】 No.99(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月27日(23:45)
NAME : ディー
悪臭を放って崩れ落ちたツタに、思わず顔を逸らした。
目線の先に、負傷者。それがヴィッツだと、駆け寄ってきた隊員たちの声で知れた。舌打ちする。
…総大将を初戦で負傷させるとは…何たる失態だろうか。
二度目は、させない。あってはならない。

刀を雨で洗い、服の裾で軽くぬぐって納めた。ふと振り向くと、ちょうどこちらを向いているグルージがいる。

「…踏んで悪かった」

言葉が通じるかは解らないが、そう声をかけ、歩き出した。

だんだんと強くなる雨が、装備を重くする。進軍の足まで重くせねばいいが。
ざらつく心を落ち着かせようと、刀の柄頭に手をかけて、微かに息を吐いた。

[ニーア出撃確認] No.100(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月28日(00:23)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

戦況判断能力は死活問題である
貴殿の情報処理に期待す

【BP−01:旧自然公園】 No.101(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月28日(02:12)
NAME : ゾンド
幾つかの苦い教訓はあったものの、この地で初めての遭遇戦を終えた一行。
それから一時間程前進すると、やや建造物の少ない自然公園の様な場所に到達した。
建物が少ないとは言え、破壊の程度は同じようなものだった。
枯れた木々が薙ぎ倒され、所々に倒木が転がっている。

エンデュミリオンからの命令書によれば、
補給ポイントGP−02はこの近くに存在している可能性が高い。
砦や陣地という程の大きさでもなく、
半地下構造で石造りの「補給物資倉庫」とでも呼べるような規模らしい。

■作戦行動指針■
第一補給地点[GP−02]を発見せよ。

【BP−01:旧自然公園】現有ハイランド軍戦力 No.103(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月28日(02:26)
NAME : ゾンド
▼前衛ユニット
・ディー 22/22 C性能参照:No.11 MW 15 SW2
・シィア 19/20 C性能参照:No.13 MW6 SW1
・シグルド 20/20 C性能参照:No.16 MW9 SW1
・ヴィッツ 23/25 C性能参照:No.17 MW8 SW3
・エンガ 20/20 C性能参照:No.20 MW9 SW2
・ジュート 20/20 C性能参照:No.21 MW9 SW4
・ソル 25/25 C性能参照:No.34 MW19
・クロム 25/25 C性能参照:No.42 MW30

▼後衛ユニット
・セオ 23/23 C性能参照:No.14 MW15
・アル 19/19 C性能参照:No.26 MW11 SW3
・クライド 19/19 C性能参照:No.47 MW19
・セレス 21/21 C性能参照:No.76 MW3

▼非戦闘ユニット
・リゼ アルケミスト
・ゾンド 多目的運用
・ティア 慰安兵
New!
・ポット 非戦闘員護衛兼雑用
New!
・バード 生活管理官
New!
・ニーア 文官

【BP−01:旧自然公園】 No.104(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月28日(04:19)
NAME : アル
「ふ、む…」

この地に人の息吹があった頃は、ここはきっと沢山の人でにぎわっていたのだろう。
相変わらず著しい破壊の跡が残る公園を見渡して、腕を組む。
ブリーフィングの話では、お目当ての施設はさほど大きなものではないという。
目に付くような物がないのは少々辛いところだ。

「と、なると…数班に分かれて探索がセオリーだが…」

ふ、と振り返って、自部隊の隊長、副長を一瞥する。
応急処置も程々な腕の傷…。

「隊長、ここは前衛後衛でいくつかチームを作って探索するってのはどうでしょうかね?」

隊長だけではなく、他のメンバーにも尋ねる様に提案する。
それからスッと、副長の傍に寄って行き、

「…副長、さっきのは良くない。
 心配するにしても、注意するにしても、あんな情けない声を出すもんじゃあない。
 ……上に立つ人間ってのは、まず声で示しをつけるモンです」

小声でささやいた後、ポンとその広い背中を叩こうと手を伸ばした。

【BP−01:旧自然公園】 No.105(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月28日(14:32)
NAME : ヴィッツ
一人のみの初っ端からの負傷はみっともなかったが、そのあとに隊の人々からかけられる言葉には笑顔で応じていた。耐えられない傷ではなかったし、もしそうでなくとも耐えねばやっていけない。
『館に帰ったらもっと酷い目に遭うさ!』とか、『兵士の勲章は傷の数だべ?』やら。軽口は、いつもと同じ数だけ出てくる。
そうはしていても、副隊長にはへらり笑いを止めて、負傷していない方の肩だけ竦めて見せた。必要以上に感じやすく心配性なのもどうにかした方がいいと思う、彼。
自分なら平気だ。何故なら、

『お嬢……じぇねえ、ヴィッツ殿。乗って行きやすかい? ……シグルド隊長殿、いいですか?』

と、願ってもない言葉が、クロムから。新たな場所に進軍しつつ、適当に適当を重ねた感じの自分での応急手当をしながら、

「…!シグさん…!!乗ってもいい?乗ってもいいー?」

黒い竜を指して言う。元々動物は好きで、竜騎士小隊が同行部隊になってからというもの、竜は密かに憧れの生き物だった。




「……、広」

人の足が止まったのは、建物の開けた場所だった。枯れ木の姿が痛々しい、広い場所。最初に口を開いたのは、アルだった。

『隊長、ここは前衛後衛でいくつかチームを作って探索するってのはどうでしょうかね?』

まだ続く雨に中々血が固まらない頬をいじりながら、

「ぅんー…微妙な広さだもんなぁー…。
 ――班分けの数、二班か三班だな。各班に竜騎士を最低一人ずつ。司令塔の薄い班にニーア兄さんを入れて…、…非戦闘要員はどうするさ?」

副隊長に何事か囁いているアルと、囁かれている副隊長、それから竜騎士小隊隊長のシグルドへ向けて振り返りながら言った。

【BP−01:旧自然公園】 No.106(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月28日(16:03)
NAME : シグルド
「あー、うむ、クロムとグルージがいいなら私は・・・ん、なんだ、ラスタード?」

何だかヴィッツの目が輝いている。ここでダメだと言えば意気消沈して次の戦闘に支障をきたすかも知れない。
許可をしようとした時、ラスタードに尻尾で突かれた。そして小さな唸り声・・・意訳すると・・・。

「(グルージみたいな荒くれ者にあんな女の子乗せても大丈夫?
 ミネルヴァさんか僕の方が安全だと思うけど・・・)」

「はっはっは、クロムが一緒ならきっと大丈夫さ。ヴィッツ殿、竜をあまり刺激しないようにな」

軽く笑って許可した。
相変わらず白銀の飛竜は心配そうな顔をしていたが・・・。



そして旧自然公園に到着した。ここも戦禍の跡に鉄仮面の奥の顔をしかめる。

落ち着け・・・。先程の様な戦い方は繰り返すな・・・。

アルとヴィッツの提案に、竜騎士代表として同意する。

「それが妥当な所だろう・・・。少々時間はかかるかも知れないがここは敵地。単独行動は危険だ。非戦闘員は・・・一班に二人か三人ずつに分けよう」

頷いて、竜騎士隊の方へと振り返った。

「おやっさん、クライド。竜の目からも探すよう、ミネルヴァとグルージにも言っておいてくれ。それから・・・」

クライドの狼、ロアを探し始めた。
こういう時こそ彼女がいてくれれば助かるのだが・・・。

【BP−01:旧自然公園】 No.107(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月28日(17:55)
NAME : ジュート
何とか敵は全て倒せたらしい。
気になるのは待機部隊隊長ヴィッツの負傷だが、本人の様子からそれほどひどいものではないらしい。

「…ほんとなら男が前で攻撃を受けなければいけないんですが…」

もちろん自分は打たれ弱い…が精神だけは一人前ということだろうか。
そんなことをぼやきながら、徐々に周囲の建物の数は減っていき、開けた場所に出た。
待機と竜騎士の面々の会話から、班分けをする模様。

「これだけ個性豊かな部隊だと…戦力の均等化は難しそうですね…」

周りの隊員を見回してそう呟く。
戦力にムラができるのは避けたいが、自分が口出しできることではない。
各隊長たちの話し合いが終わるのを待つ……。

【BP−01:旧自然公園】 No.108(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月28日(18:13)
NAME : ゾンド
竜騎士達が高空から眺めると、
この付近は大体四つ程のブロックに分けられている様に見えるだろう。
たった今、ハイランド軍が踏み入った地域は、スポーツの競技場の様な場所だった。
中央には平地が整備され、周囲には観客席に使われていたのか、
小高い丘が平地を囲むように造られている。


■探索可能地区

▼A区:
現在地であり、競技場らしき一画。
ここにGP−02があるようには思えない。
この地点を中央に置き、放射状にそれぞれ、
東にB区、北にC区、西にD区が分けられる。
ハイランド軍はこの地区の南側から進軍して来た。

▼B区
貯水池がある。
水源が近いのは補給地点として有利だが、
大部隊を置ける程の広さは無い。
雨によって地面がぬかるんでいる。

▼C区
A区の北側にあり、距離的には最も前線に近い。
他区と比較するとやや建造物が多く、視界を遮られているのが難点。
道路が舗装なされており、補給が容易である。

▼D区
森林が多い。
燃料に使える薪の入手が簡単で、木々によって建造物が隠される為、
敵から発見され難いのは大きな長所である。
反面道が整備されておらず、物資の搬入や通行が阻害されている。

【BP−01:旧自然公園】 No.109(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月28日(20:16)
NAME : クライド
軽口を返す少女隊長に安心し、騎竜と共に空に戻る。ここは戦場だ。そうそう心配そうな顔ばかりもしていられない。年下の、しかも総大将にまず怪我をさせたことは、深く省みつつ。

妙に開けた場所に出た。相変わらず、どこか不可解な破壊の痕跡。先ほど倒した動く植物らが、街やこのような無残な姿に変えたのだろうか…、と自問する。
目的の補給地点はこの近くにあるとのこと。

「俺、ちょっと上から見てくるッ」

自隊の隊長に声をかけて、ひとり高い空へと上昇した。
上空から周りの地形を偵察する。こういうときにも、自分の視力は役に立つ。雨が降っていなければ、もっと良く見えるのだが……。
ぐるりと空を巡って部隊の方へと戻り、視認できた地形の概要を皆に伝える。

「見た感じでは、一番補給地点がありそうなのは北。だけど他も可能性は十分ありそうだ」

と自分の意見を付け加えた。

『おやっさん、クライド。竜の目からも探すよう、ミネルヴァとグルージにも言っておいてくれ。それから・・・』

「うぃ。了解っす!」

と返して、「ミネさん、見逃さねぇように!特に最近の人間の痕跡」と竜に声をかけた。不機嫌そうな唸り声が返される。見逃すような失態はしない、と言いたいようだ。

空中戦では主人とタッグを組めないロアは、非戦闘員の中に混じっている。一応、護衛になるといいのだが。この雨で彼女の嗅覚や聴覚の威力も半減しているが、役に立つかもしれない。

【BP−01:旧自然公園】 No.111(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月28日(21:51)
NAME : セオ
 ――隊長の負傷を気遣う者。
 ――敵の死骸から、情報を得ようとする者。
 ――先程の戦いを振り返り、思考の中に沈む者。
 様々な思いの元、それぞれの行動をするものたちを見ながら

「やれやれ・・・負傷者あるも、現状勝利。
      ――――進軍に問題なし、というところかな?」

 そんな、どこぞの報告書に書くような文句を、苦笑と共に呟いて。
 脇役を自称する少年は、得物を収めながら、そんな部隊の仲間を遠めに眺めていた。
 ――どこか、主役である彼らと、壁を作るように。

 ―――そして、舞台は変わり、自然公園跡―――

 部隊を分けての探索ということで、なにやら話し合っている隊長たち。
 それがどういう方向に行くのかは、現時点ではわからないが――

「ま、誰とどこで組もうとも――脇役のやることに、代わりはないしね」

 小さく呟いて、くるり、仕掛みコートから取り出したチャクラムを、
 指先で回転させる。そして

「主役のために――脇役の全てをかけて、援護するだけだし、ね」

 告げた少年の顔には、自信に裏打ちされた笑みが浮かんでいた。

[レイ出撃宣言] No.112(No.1への返信記事)

DATE : 2006年02月28日(22:16)
NAME : レックス
レックス・レイヴン
傭兵部隊 前衛
パラメーター設定
・体力10/25
・筋力10
・精度4
・魔力1
使用武器設定
・ハルバード 17kg
使用防具設定
・鉄の胸当て、手甲、鉄板入り安全靴 計15kg
武器・防具合計重量:32kg/65kg

「戦い、ね・・・そんじゃあ戦獅子の金色の爪牙、存分に揮わさせて貰おうか!」

[レイ出撃確認] No.113(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月01日(00:05)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

ステータスオールグリーン確認
貴殿の働きに期待す。全力を持ち、敵に報いよ

【BP−01:旧自然公園】 No.114(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月01日(00:25)
NAME : ゾンド
やや後方にて進軍しつつ、周囲にどこか亡羊した視線を泳がせていた。

暫し迷ったが、指揮権を持つ人間達に進言する。

「偵察は竜騎士に任せ、本隊はここに待機した方が良いと思われる。
万一敵と遭遇しても、竜騎士ならすぐさま撤退、本隊へ報告が可能。
戦力を分散して探索活動すれば、各個撃破される可能性もある。」

いつもとは違って声に熱が篭っている。
更に、どこかそわそわした様子だが、気付く者は居ないだろう。

【BP−01:旧自然公園】 No.115(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月01日(02:40)
NAME : クロム
『…踏んで悪かった』

 ディーに鼻を鳴らすグルージ。「あんなの踏まれたうちに入らない」


『…!シグさん…!!乗ってもいい?乗ってもいいー?』
『はっはっは、クロムが一緒ならきっと大丈夫さ。ヴィッツ殿、竜をあまり刺激しないようにな』

「ほら、頭を下げろ」

 頭にヴィッツを乗せ、颯爽と歩き出す黒竜。まるで王冠でもかぶったかのように。
 ……つまり偉そうに。
 
「……ケッ、悪知恵だけは働きやがる」

 元々、鎧やクロムが重過ぎるので飛ぶのに疲れていた所だったらしく、ゆっくり歩けて満足といった表情。しかも待機の隊長を乗せて得意気。

「……誰に似たんだか……」

 ヴィッツに聞こえないように愚痴を漏らすクロムだった……。



 無事、旧自然公園に着く。ヴィッツを下ろすとゆっくりと羽ばたき、俯瞰するグルージ。

『おやっさん、クライド。竜の目からも探すよう、ミネルヴァとグルージにも言っておいてくれ。それから・・・』

「了解。単なる探索ならいいんですが……」
 
 顎を撫でる。ヴィッツを下ろしてから、どうにもグルージの息が荒い。戦闘の気配を感じ取っているのか……?

【BP−01:旧自然公園】 No.116(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月01日(12:40)
NAME : シィア
「私も、上から見てもらってそれらしいところに全員で行った方が良いんじゃないかと思うけどなぁ…」

分かれて行動して、さっきのように複数の敵が出ては負傷者が増えるのでは。
そう思ってか、ゾンドに同意した。
そして…

「あーっ、いいな〜いいな〜隊長っ。
 私も乗りたいな〜…」

グルージに乗せてもらっているヴィッツに羨望の眼差し。
そしてグルージとクロムに、私も乗せて〜、という視線を熱烈に送り始めた…。

【BP−01:旧自然公園】 No.117(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月01日(19:08)
NAME : ゾンド
上空の叩きつけるような雨の中。
竜騎士の比類なき視力ならば、
C区の、建物からやや離れた場所に、
入り口だけが地上に露出した奇妙な建造物が見えただろうか。

それは、平べったい石が何層にもわたって積み上げられ、小規模なトーチカの様相を呈している。
地下構造がある様にも見受けられ、地上にある入り口は高さが2m超しかない狭さだ。
地下から伸びているのか、高さ3m弱の煙突もある。
戦闘の跡こそ見受けられないが、屋上には土嚢が積まれて即席の陣地が構築されていた。
鉄製の扉には施錠されておらず、半開きのまま放置されている。

【BP−01:旧自然公園】 No.118(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月01日(23:18)
NAME : クライド
「行ってこいっつーなら、一仕事してくんぜ?」

この状況では確かに、竜騎士が最も探索に向いているだろう。
特に指示が出たわけではないが、再び竜とともに上空へ馳せる。
明確な指示が出るまで、本隊の上空で待機しているつもりだったが。

「…………ん?」

北側のC区、自分が怪しいと思った地点に、何か建物のようなものが認められた。地下に何かしらの施設がありそうなことはわかるが、入り口の有無までははっきりと見えない。

「あそこ…何かあるッ!行ってみようぜ!」

同じ竜騎士である二人に言う。
静止しないと、今にも単騎でそこに近づきそうだ。

【BP−01:旧自然公園】 No.119(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月01日(23:51)
NAME : シグルド
「うむ、君がそう言うのならば、我々が向かおう。皆はここで待機していてくれ」

ゾンドの提案に頷き、少々探索に竜騎士だけでは時間がかかりすぎるかとも思う・・・が、安全性を重視した場合、彼が言う方法を取るべきだ。
そしてラスタードに乗りクライドと同じ程度の高度まで上昇する。そのまま回りを見渡せば・・・建造物の密集地帯を指してクライドが声を上げた。
確かに補給はあそこならば道が舗装されていて容易である。だが、あからさまに怪しい。

『あそこ…何かあるッ!行ってみようぜ!』
「クライド、見通しの悪い場所は絶好の奇襲地点だ。迂闊に近寄るな。建物の陰など特に警戒しろ」

部下にそう忠告し、ゆっくりとラスタードでC区に向かう。

【GP−02:旧自然公園】 No.120(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月02日(00:13)
NAME : ゾンド
騎竜の斥候達が赴いたそこは、紛れも無くGP−02だった。
幸い、建造物の傷跡に比べて舗装には損傷は無く、
先に遭遇した異形の植物が地下に根を張っている可能性は低い。

内部に竜ごと入れる隙間こそ無いが、
隣接する廃墟は壁と内部が破壊されており、
野営竜舎とするには適していそうである。

土嚢が積み上げられた陣地に戦闘の痕跡は無かった。
半開きとなった鉄の扉はキィキィと虚しく音を立てている。

【BP−01:旧自然公園】 No.121(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月02日(00:45)
NAME : ニーア
「現状の戦力は・・・これか。」
部隊に追いついた後、ぺらぺらと書類をめくりながらお目当てのものを見つけ出す。そして状況と敵戦力の把握を行い始める。
「敵戦力の詳細が分からない以上、今の時点では何も立てられる策はない・・・。とはいえ、これだけの戦力が揃っていれば大抵のことには立ち向かえるね。」
と、少しだけ安堵する。

あとは、偵察に向かった竜騎士たちの帰りを待つばかりだ。
パイプたばこをふかしながらこれからの考えうる限りの状況を思案して・・・青年は待つ。

【BP−01:旧自然公園】 No.122(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月02日(01:11)
NAME : ヴィッツ
「りょーかい、いってらっしゃーい」

気をつけてねー、と空を行く竜騎士たちに地上から手を振り、言わずもがなその場で待機。
そして、敵地で気が立っている割にはやる事のない今、落ち着くためなのかなんなのか一度近くの倒木まで歩いて行っては帰ってきた。

「シィア姉、竜好きさ?
 だったら今度、シグさんとかに乗せてもらうといいさーっ。馬より面白い」

現在もほぼ所在無さ気にちょろちょろと移動しつつ、シィアの側を通りかかってはそう。副隊長の側を通り、ゾンドの近くの側に行っては、

「…ゾンちゃんもこういう所は興奮すんのさ?」

様子はいたって変わらないように見えたが、声の質のみ普段と違う彼に言う。言って、すぐに通り過ぎてしまう辺り興奮が冷めいらないのは自分の方だったが…。

【GP−02→BP−01:旧自然公園】 No.123(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月02日(01:16)
NAME : クライド
『クライド、見通しの悪い場所は絶好の奇襲地点だ。迂闊に近寄るな。建物の陰など特に警戒しろ』

「うぃーっす…」

と返事をし、ラスタードの後に続くようにしてゆっくりと飛行する。念のために矢筒に右手を添え、周囲にその並外れた視力をもつ視線を向けることを忘れない。
しかし本当は、早く行きたくてうずうずしているようだ。
脳裏には、激しい雨に濡れていた非戦闘員と、仲間たちの姿がある。
補給地点があるのならば、早く。

鉄の扉が風に煽られ立てる音に眉をしかめた。苦手な音だ。
竜も落ち着いているし、周りに敵兵の影もない。
とりあえずここに危険はなさそうだと判断する。

「こんなわびしそーな場所で女子供が休めるんかねぇ…。ま、ここも戦場、贅沢は言ってらんねぇか」

肩をすくめて、すぐさま竜の首を元来た方向へと巡らせる。

「俺、皆に知らせてくるッ!」

今度は、躊躇わなかった。止めたとしても聞こえないだろう。
風を巻き上げ、全速力で本体へと竜を駈けさせる。

「補給地点、発見ーッ!」

仲間たちの元へ戻ると、呆れるほどの明るい声で知らせた。

【BP−01:旧自然公園】 No.124(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月02日(17:08)
NAME : ゾンド
『…ゾンちゃんもこういう所は興奮すんのさ?』

「…………。」

通り過ぎた声に無言で立ち尽くす。

人間寄りの立場から見てこそ、無残な風景だが…
この懐かしさは一体どこから沸いてくる。
走り出してでも先に進みたい心境だった。
しかしその衝動を心の奥で捻じ伏せる。

幸い、すぐに苦悩を忘れさせる朗報が届いた。

『補給地点、発見ーッ!』

上空からの明るい声。

「見付けたらしい。安全な内に到達すべき。」

竜騎士達の飛んでいった方角から察するに、北方だろうか。
思惑を捨て、歩みだす。

【BP−01:旧自然公園】 No.125(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月02日(18:12)
NAME : ジュート
『補給地点、発見ーッ!』

目的地を告げるその声に、思わず空を見上げて。

「あの声は…クライドさん。…通行の安全確保、といきますか」

空を舞うように飛ぶ竜騎士たちを羨ましく思いながら、竜が飛んできた方向へ歩を進める。
辺りを注意深く警戒しながら、それでも確実に。
雨は相変わらず降り続いている。
体力の消耗は如何ばかり――――。

【BP−01:旧自然公園】 No.126(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月02日(21:13)
NAME : ティア
上空から、空の色に似合わない声が聞こえた。
補給地点を、見つけたと。
行軍の列の一番端で、じっと突っ立って動かずにいたが、空の声には身動ぎをした。
見上げれば、竜。
感無量――

声を出すのも億劫で、そのまま視線を下げた。前衛が進みだすのを確認して、あと少ししたら自分たちも歩き出すのだな、と、他人事のように思った。

【BP−01:旧自然公園】 No.127(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月02日(22:02)
NAME : アル
石造りの手すりに腰掛けて暫し後、上空の騎士から発見の報が伝えられた。
部隊に竜騎士たちがいたのはラッキーだった。
更にラッキーだったのは、建物が上空からでも分かる位置にあってくれた事だった。

「早いな…よしっ、それじゃあいくかねぇ」

丁度吸い終えたタバコを地面に捨てて踏み消すと、
ゆっくりと立ち上がる。

…少し、辛かった。
一時間かそこらの行軍でこれとは…ああ、やはりそろっと歳という事だろうか?
そんな風に思いながら、補給地点へ向かう。

【BP−01:旧自然公園】 No.130(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月02日(22:19)
NAME : ポット
『補給地点、発見ーッ!』
「フン、そんなに喜ぶことでもないだろう。オレ様にとっては補給などせずともこのまま任務を・・・ぇくしっ!」

非戦闘員護衛(兼雑用)という役職に当てはめられておきながらそんな偉そうな独り言、その後クシャミ。
さすがに人間よりかはいくらか頑丈な悪魔と言えど雨でびしょ濡れになれば身体も冷える。風邪を引くこともある。
鼻水をずず、と啜りつつ、補給地点に向けて歩き始めた人たちに着いていく。そんな中、辺りを見回せばバックアップに務める非戦闘員は少なくない・・・体力が戦闘員より劣る彼らは、雨の中で風邪など引いていないだろうか?

そんなことを考えつつ・・・気付く。

「な、オレ様が何故人の心配などしているのだ。いかんいかん、関係ない。オレ様はただ自分のことだけを考えておればいいのだ。悪魔なんだから・・・」

しかし、雨風をしのげる補給地点に着いたら足手まといになられても困るので火を起こしてやることにする。

【BP−01:旧自然公園】 No.132(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月02日(23:49)
NAME : レックス

「あー・・完全に出遅れた上に出来る事が少ないってのは辛いなー・・・」

 後ろからの攻撃に備えてかなり後ろの方まで独断で物見をしてきた男。戻ってみるともう戦闘は終わっており・・・・。
 雨に濡れた髪をクシャリと撫で、所在無さ気にボーっとしていると、ふいに上空から声が響く。

『補給地点、発見ーッ!』

声につられて上空を見上げて目を凝らすと、そこには黒灰色の鱗の竜に跨った少年の姿があった。

「なるほど・・本来の竜騎士の格好だと凛々しいじゃねえかよ。きっとアレがあいつらの本当の姿なんだろうな」

 ほぉー、と腕を組みながら感心する。竜騎士とは幾度か戦ったことがあるが果たしてあの少年はどれほど強いのだろうか・・・竜騎士の状態で少年と戦うところを想像して体が興奮し始めるが、ハッとしたように首を横に振り

「おっといけねえ・・・敵がいるのに味方と戦う姿想像してどーすんだよ・・・さーて移動移動・・・」

 一度肩をすくめ、移動の準備を始めた。自分の準備はすぐに済む。なので何か手伝いが必要なら喜んで手伝いに行くことだろう。

【GP−02:補給ポイント】 No.133(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月03日(00:12)
NAME : ゾンド
竜騎士が補給地点を発見し、地上部隊が移動を開始してから約30分。
視界は悪いが、それだけ進むと肉眼からもはっきり確認できた。
奇襲に備え、安全確保にゾンド一人が歩み出て鉄扉を開ける。

地下一階のフロア。奥に調理用・暖気用の暖炉があるのが見える。
天井には蛍光色素が塗布されており、何も明かりが無くても薄ぼんやりと内部がわかる。
壁のランプに火を灯せば更に快適になるだろう。
内部は意外と広大で30人程の人数でもある程度の期間ならば居住するのに何の問題も無い。
多くの寝台があり、天井にはハンモックが釣り下がっている。
暖炉の傍には簡素な机があり、机の上にはこの付近の地形図などが無造作に置いてある。
地下二階には大人数でも一ヶ月は持つ程度の食料が保存されている筈だが、
現在は何者かが使用した形跡があり、備蓄が三割程減っている。
流石に生の食品は無かった。その代わりに保存食の干し肉やジャガイモ、
バター、小麦粉等は充実している。希少ながら酒類も置いてあった。
医薬品も簡単な物なら豊富だ。ガーゼや包帯、消毒用アルコール程度なら完備してある。
他には補充用の矢や、剣の研磨剤、暖炉の燃料となる薪などが揃えてあった。

■非戦闘員による補給行動
・リゼ アルケミスト
戦闘員の武器を初期耐久値の50%回復できます。
回復できる武器は三つまでです。
武器の耐久値が特に減少している戦闘員は各位リゼCに申告、
修理ロールを依頼して下さい。

・ゾンド 多目的運用
戦闘員が負ったダメージを最大体力の50%回復します。
回復できる戦闘員は三人までです。
ダメージを負っている戦闘員は各自申告して下さい。

・ティア 慰安兵
・ポット 非戦闘員護衛兼雑用
・バード 生活管理官
・ニーア 文官
その他の非戦闘員による兵站行動は特に規定しておりません。

【GP−02:補給ポイント】現有ハイランド軍戦力 No.134(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月03日(01:27)
NAME : ゾンド
▼前衛ユニット
・ディー 22/22 C性能参照:No.11 MW 15 SW2
・シィア 19/20 C性能参照:No.13 MW6 SW1
・シグルド 20/20 C性能参照:No.16 MW9 SW1
・ヴィッツ 23/25 C性能参照:No.17 MW8 SW3
・エンガ 20/20 C性能参照:No.20 MW9 SW2
・ジュート 20/20 C性能参照:No.21 MW9 SW4
・ソル 25/25 C性能参照:No.34 MW19
・クロム 25/25 C性能参照:No.42 MW30
New!
・レイ 25/25 C性能参照:No.112 MW17

▼後衛ユニット
・セオ 23/23 C性能参照:No.14 MW15
・アル 19/19 C性能参照:No.26 MW11 SW3
・クライド 19/19 C性能参照:No.47 MW19
・セレス 21/21 C性能参照:No.76 MW3

▼非戦闘ユニット
・リゼ アルケミスト
・ゾンド 多目的運用
・ティア 慰安兵
・ポット 非戦闘員護衛兼雑用
・バード 生活管理官
・ニーア 文官

(GM注:現在の時点で最も武器耐久力が減少しているのはディーCとクロムCです。
また、被ダメージの面ではヴィッツC、シィアC二人のみライフが減少しています。)

【GP−02:補給ポイント】 No.135(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月03日(20:06)
NAME : ソル
「……」

閑古の公園で声をかけられて以来、物言うことなく補給地点までの進軍を終えた。
やはり、気弱だっただろうか、身内にかける言葉は。笑顔が痛々しい彼女に、しかし喝を入れるよう厳しい声を、かけるべきだっただろうか。
叩かれた背中が、重かった。彼には、何かと情けない姿を見せる。経験が浅いためか、元々の自分の性質が弱いのか――

戦闘から進軍、竜騎士の発見からそう時間もかからずに着いた補給先、GP−02。自分には特に負傷も損傷も、ない。
仲間の子供たちは皆訓練された正規兵で、傭兵たちはいくつもの戦地を渡り歩いた戦士だ。口出すことなく自分に必要なことは分かるだろう。
仲間たちを眺めながら、出入り口のすぐ隣に立ち、番になる。目を泳がせた先に暖炉を見つければ、暫し見つめて、そこに火の精を呼び起こすだろう。
未だ、黙ったままだ。次に出す声が指示なのか私用なのかは分からないが、相応しい声にと、思う。

【GP−02:補給ポイント】 No.136(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月03日(21:53)
NAME : バード
補給地点に到着した。安全確認を待って中に入り、ずぶぬれの衣服を気にもせず、真っ先に備蓄食料を吟味する。
竜の負傷が無い今、兵たちのために自分が出来ることは、雨で疲弊した彼らに食事を作ることくらいしかなかった。

「んん…小麦粉があっても…流石に卵はないですよねぇ…。まあ、熱いスープだけでも、無いよりはましでしょう。」

道具と材料を暖炉そばまで運び上げると、座ってジャガイモの皮をむき始める。
ジャガイモを煮溶かし、小麦粉でとろみをつけたスープ。誰かの手伝いがあれば、それだけ早く出来上がるだろう。

暖炉に火をくべてくれたソルに礼を言い、皮むきを再開。手を動かしながら、ギルドの派遣員としての仕事…竜騎士の戦闘の報告書の文面を考え始めた。

【GP−02:補給ポイント】 No.137(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月03日(22:15)
NAME : シグルド
「あとは干し肉をバターなどでどこまで調理できるかだな・・・」

バードの背後からそう声をかけたシグルドは鎧を脱いでおり、代わりにいつの間にかピンクのエプロンで武装していた。
汚れた手を洗い干し肉を手に取る。そしてどこからか鉄板を調達して来、固い干し肉をどうにか美味く調理しようと試行錯誤を重ねる。

「バード、私が手伝おう。その代わり、竜たちの体調は常に万全で頼むぞ?」

少々冗談っぽくそう言った後、ソルに言葉を投げかける。

「ソル、確かに先ほどの戦闘前後における反省は必要だが、それを引きずれば単なる枷でしかない。今は自分と皆の体力の回復だけを考えろ」

ピンクのエプロンを纏ったハイメタルの男は、背中越しにそう言った。
美味そうな焼肉の匂いがしてくるだろうか。

【GP−02:補給ポイント】 No.138(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月03日(22:54)
NAME : クロム
『あーっ、いいな〜いいな〜隊長っ。
 私も乗りたいな〜…』

「ちょっと待て、こいつが唸ってる間は……っと!?」

『補給地点、発見ーッ!』

 クライドの声と同時にグルージが一直線にそちらに向う。敵か、と思いきや、ウサギのような小動物を捕らえて得意げな顔をするのだった。

「……お前、食う寝る戦闘しかないのか……」



 補給地点に入ったのはだいぶ遅い。両手には野草や木の根、木の芽などが抱えられている。荒れ果てた地でも探せば食料は確保できる……傭兵上がりのクロムならではの特技だった。

「俺の装備は頑丈だからな、修理は要らんぞ」

 笑顔でリゼに声をかけ、鍋で煮込み始める。バードやシグルドから余った材料を分けてもらいつつ、戦場料理を作り始めた。

【GP−02:補給ポイント】 No.139(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(00:27)
NAME : リゼ
身体から容赦なく体温を奪う雨からようやく解放され、思わずほっとした。体力に自信はないが生命力には自信があるので、そうそう風邪をひいたりはしないだろう。しかし、行軍にはあまり慣れていない。
ついふらふらと暖かな火の近くに、手をかざしてしまう。急激に温まったせいで紅潮した顔をそのままに、火を起こしてくれたポットや赤髪の副隊長に礼を言う。

しかし、自分の仕事はここからだ。
事前に調査した隊員たちの使用武器の情報が記されたノートと、持ち込んだ独自の修理道具を取り出し、雨水を拭いた。
早々に火の傍を離れ、補給用の武器や材が収納されている一角に訪れた。早速物資をチェックする。
自分が修理すべき武器の申告を促そうとしたとき、頭の上のかなり高い位置から声が聞こえた。

『俺の装備は頑丈だからな、修理は要らんぞ』

一瞬、その人物の大きさにぽかん、と目を開けた少女だったが、言葉にする反応した。いかめしい棍棒に真剣そのものの視線を走らせる。にこり、と笑顔で見上げる。

「あ、はい。…そのようですね。了解いたしました、えぇと…大きな竜騎士さん」

そして周囲を見渡して、少し声を張り上げた。

「武器の修理や補充の必要な方ー!こちらまでお願いいたしますっ!」

こちらと言っても、背の低い自分は周囲から見えづらいだろうか…と不安に思いつつ。
ちなみに彼女の調査では、クロムと同じように武器を消耗しているディーと、もともと耐性が低めなヴィッツ隊長の武器などが気になるところだ。

そして、次第に漂ってくるいい匂いに、珍しく強張り気味の表情が、ふわっと和らぐだろう。

【GP−02:補給ポイント】 No.140(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(00:54)
NAME : ディー
竜騎士たちが発見した補給地点は、予想していたより遥かにまともな場所だった。
鎧を脱いで、雨を吸いに吸った服と髪を絞る。ようやく、人心地ついた。
ロープを探してハンモックや梁に通して張り、そこに、濡れたコートをかけた。ロープはかなりの長さで、他の隊員たちの衣服も十分にかけられるだろう。部屋を横切っているため、多少邪魔になるではあろうが。

『武器の修理や補充の必要な方ー!こちらまでお願いいたしますっ!』

暖炉に向かおうとしたところ、直ぐ側からリゼの声を聞く。

「…俺は不要だ…」

戦場では他人に武器を預けない。切迫した状況に追い込まれない限り、この男が刀を身から放すことは無いだろう。
料理の匂いに顔を緩ませたリゼを見てしまい、つられて僅かに緊張を解く。

「…先は、長い。食える時に食って、休めるうちに休め…」

暖炉への歩みを再開しつつ、そう言った。

ブリギット出撃宣言 No.142(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(10:08)
NAME : ブリギット
PC名:ブリギット=アストレイア

所属部隊名+職種:エクセルド護衛部隊・軍医

備考:え?先遣偵察が医務官なしで出て行ったぁ?・・・持つわけ無いじゃない。私が追いかけるわ。皆、怪我で納まっている内に

【GP−02:補給ポイント】 No.143(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(12:14)
NAME : セレス

暖炉の火は他が点けたらしい。
漂い始めた匂いに自然と笑みを浮かべた。
壁際をつたいながら、各所のランプに火を灯していく。
明るくなった室内を見渡し、よし、と一人頷いた。
思っていたよりも全然早く着いた。
食料もそれなりにはあるようだし、休息をとるには十分だろう。

「場所、借りるぞ。」

誰が張ったかは見ていないロープに、脱いだコートをかけながら言う。
それなりに大きい声だったから、聞えただろう。
濡れた髪をかきあげて暖炉の方に向う。
何か手伝う事があれば勿論やるつもりだ。
料理は大体出来る。

「何か手伝う事はあるか?」

暖炉の周りで料理をしている竜騎士たちに声をかける。
人数を見る限りは足りている方だろうか。
料理に携わるよりも・・・

「人数を確認して、食器探し、かな・・」

考えて、呟き。
辺りをぐるりと見渡し、人数を確認し始めた。

因みに、見知っている小隊長の格好には敢えて気にしないように努めた。
多分、場を和ませるための配慮なんだと考えて。

【GP−02:補給ポイント】 No.144(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(13:43)
NAME : ティア
部屋の中は、あまり見渡さないことにした。何もわざわざ暗く押し黙った副隊長を見ようとは思わなかったし、場違いを超えた格好の竜騎士の隊長を観察しようとも思わなかった。
地下二階の食糧庫へ行きがてら、見ないようにしながら、

「あんたって…そういう趣味だったのね…」

ぼそりと、シグルドのピンクエプロンの背中に呟いた。


倉庫の中身は長期備蓄を重視したものばかりが集められていて、ハイランド領下とは言えど、定期的な補給が行われていないようだった。ここへ来た目的は別だが、貯められた食材たちを見て、乳製品が過度に少ないことを憂う。ここに食糧を持ち込んだ部隊は、栄養などは眼中になし、食べられればいいという思考だったのか。どの道、篭城をするための場所ではなさそうだと思う。
備蓄の品々を見て、もしや無いのではと不安が過ぎったが、奥の方からようやく酒瓶を見つけた。水とは違って腐らないそれを、一応一つ開けて味を確かめる。――問題は、なさそう。
強引に判断して、必要分程度のそれらを抱えて上の階へ戻る。体を温めるための酒は、銘柄も揃わぬような状態だったけれど、ないよりはいい。上に器になるものがあるのなら均等分に配せるが、ないなら悪いが回し飲みになる。元々、酔えるほどの量はない。
地下二階から上がってきて、まず、暖かい暖炉の側へ。自分でも、雨に打たれれば冷たいとは感じるものだ。暖炉の脇に一度持ってきたもの全てを置いて、一本すでに料理を始めている彼らの方へ無言で寄せた。どうやらまだ杯の類は見つかっていないようだから、酒を配るのを後にして、暖炉の明かりの届かない暖炉の脇に座り込んだ。熱だけ、届けばいい。
それぞれに行動している状態の十数人の部隊の者に、一人ひとり酒を回していくのは手間がかかる。食前・食中酒にしてしまおうと言う考えだった。

【GP−02:補給ポイント】 No.145(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(17:18)
NAME : ジュート
地下に出来た空間。独特のその空気を身体で感じながらも、やはりほっとするのは幼さ故。
濡れた外套をディーが張ったロープにかけると、頭を振って水気を払う。

『武器の修理や補充の必要な方ー!こちらまでお願いいたしますっ!』

比較的元気そうに見えるリゼの声に、腰の剣に視線をやって。

「まだ大丈夫のようですね……あまり使ってはいないですし…」

剣の柄を軽く叩くと、てくてく暖炉の前を横切っていく。
暖炉から遠からず近からじのところに座り込む。パチパチと爆ぜる火の音と暖かさが心地よく感じて自然と気が緩んでしまう。
コク、コク…と頭を揺らしだしたのはそれから間もなくであった…。

【GP−02:補給ポイント】 No.146(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(18:03)
NAME : レイ
部屋に入ってからとりあえず色々と見てまわる。隠し扉や、通風孔に何か仕掛けが無いか確認し・・・ようやく少し気を緩めた。 自分が敵方の軍師ならば、ここに人が入った時点で外側から扉を閉め、毒薬でも流すか爆発系の魔法を連発して・・などという薄ら寒い戦法を選択するかもしれない。
敵が密集しているのならまとめて葬る策を使うのは当たり前なのだから、なので前の戦闘に参加しなかったおかげで疲労の少ない自分が警戒にあたるのも当たり前だと思う。

「細工が無いとはいえ、やっぱり見張りぐらいつけたほうがいいな・・・おい、ちょっくら何か来ないか外で見張ってくらあ。誰か休憩済んだら代わってくれな」

そう暖を取っている味方に告げ、外に出ようと。体力は人並み以上にある、休憩は人よりも少なくて大丈夫だろう。

【GP−02:補給ポイント】 No.147(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(20:59)
NAME : ヴィッツ
雨の降らない地下に入り、ほぅっと大きなため息が洩れた。ため息というより、安堵の一息だったかもしれない。
さすがと言うか、手馴れているというか。皆、ぱっぱと手際よくやる事はやっていて、何も言うことはない。好き勝手にやらせてもらおう。
まず、やりたかった事――濡れた装備を外すこと。全部脱いでしまうわけにはいかないので、篭手類と防布、上着だけを外して、ディーが張ったロープに結ばせてもらう。重くて撓んでしまうかとも思ったが、大丈夫そうなので放置だ。
そうしてから、寝台が群れている方に今までよりさらに軽くなった体で駆けて行った。吊り下げられているハンモックを珍しそうに一度叩いて、大揺れするそれを放ってすぐに寝台に突っ伏した。濡れた体で突っ伏したそれも濡れてくる。寂しそうに濡れた跡を一瞥してから、ゆっくりと起き上がった。寝台の群れのところにおいてある毛布の類を、あるだけ全部集めて抱えて、人のいる暖炉の明るいところへ戻っていく。濡れていて寒い…温まりたい。普通はそう思うと思っての行動で、しかし闇雲に動いてる感は自分でも否めなかった。


「……っ!し、シグさ…!!すげぇ!どこにそんなもん隠してたのさ…ッ!
 …と、とりあえず…クロ兄、ここに毛布置いときます…」

まずは、暖炉の料理チーム。どエライ格好になっているシグルドに一通り絶句してから、目を泳がせてクロムの側に数枚毛布を置いておく。竜騎士ってホントすごいなぁ、なんて無体な感想を抱きつつ、次は暖炉の側の少年たちのところへ。寝ているらしいジュートがいて、近寄って顔を覗き込むように座った。しばらくじーっと見入った後、何を思ったかばさりと彼の頭から毛布をかぶせた。次、ティア。彼も仕事が速い。こういう寒さが大敵な事態の定番の、ブランデーなのかどうかは分からないが、すでにいくつか酒が用意してあった。

「お疲れさまー、ティア。…なぁ、歩くスピードとか。今のままで大丈夫さ?そういう事、あったらすぐ俺とか他の人とか、ゆってくれな。ティアたちが無理する事あったら、俺ら指揮官失格なんだから」

そんなことを言いながら、彼にも毛布。彼は普段、自分たちに彼らの不満も辛さも言ってくれないから、先制の言葉を言わなくてはならない…。
そうして、最後の暖炉組。ディーの背中を見つけては、無言で大きく振りかぶり、その大きな背に毛布を丸めた玉を投げつけるだろう。振り返ってそれを受け止められれば笑って逃げ、被弾してもやはり笑いながら走って逃げるだろう。
暖炉を離れて、次はリゼのところへ。アルケミストの役目を果たそうと声を張った彼女のところへ、やはり毛布を渡しに行く用事で向かう。
ずいっとそれを差し出しながら、

「…ディア兄とか、クロ兄とか。前衛、いいのー?武器。後から後から消耗来るぞー?」

彼女以外へと声を投げた。そうして、

「俺、先に怪我見てもらってくるからさ。それでもまだ余裕あったら、俺のエルドラドよろしく」

リゼに向けて、こそっと言った。エルドラド。フィズフェスタのエルフの刀匠が、『望む者の理想郷』と名づけた、自分の生まれ年の曲刀だった。
まだ、人がいる。毛布もある。行く先々に声をかけつつ、渡しつつ。出て行ってしまったレイを見咎めて、後ろをこそっとついて行った。そうして、やはりこそこそと後ろから彼に向けて、ディーにしたように、投げた。被弾の否応は確認しない。したところで、怒られるのがオチだ。
そんなことをしながら、地下へ戻ってきて。
入口の側で内番になっている副隊長にも毛布を差し出す。彼が何で無言になってしまったのか、よく分からない。
彼に渡してから、ジュートにしたように自分でも毛布をすっぽりと被り、副隊長の逞しい脚に寄りかかるように背中を寄せた。毛布越しなので、冷たい鎖帷子も平気だと思う。服を破って結んでの、即席1分手当てを外し、傷口を見る。副隊長の言うとおり、得体の知れない相手の攻撃に当たるのは、色々と怖い。でも今回は、毒も何もなかったようで、至って普通の赤い血肉がそこにあった。毛布の下でごそごそと動きながら、

「ソルー、どうかしたのか?実は怪我しましたとか、そういうのさ?
 …なんか言えよー、ソルの声が聞こえないの、落ち着かないから。ソルは知ってるさ?俺、あんたの声が聞こえないの、大ッ嫌いさ」

…お説教も大嫌いなんですが、というのは言わずに置いて、やっと動くのも喋るのもやめた。
――疲れた。痛い。寒い。それも黙ったまま、一番安心できる副隊長のすぐ隣で、毛布の作ってくれる真っ暗な中で、丸くなった。

[ブリギット出撃確認] No.148(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(21:42)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

ステータスオールグリーン確認
血の流れぬ戦場は存在しない
貴殿の敏腕、しかと見届けさせて貰いたい

(GM注:ブリギットCが戦線に加入された為、
ゾンドCによる治療は凍結します。
この書き込みが確認され次第、医療活動を始めて頂いて構いません。)

【GP−02:補給ポイント】 No.149(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(22:06)
NAME : ゾンド
奇想天外というか、明らかに異次元の衣装を身に纏い、
料理に勤しむ竜騎士を、瞳孔すら微動だにしない眼光で暫し追う。
この目ですら事実は擬態であり、
本来の眼球の役割を果たしていないのは確かなのだから。

火の側で活動や休息を憩う隊員達の傍ら、
先遣隊の忘れ物か、机の上に乱暴に置いてある地図を手に取り、眺めた。

かつて栄華を誇ったが、今は無残に分割された
バージェス旧首都の基幹交通路が朱の字で示されていた。

現在地のGP−02から北東へ約数キロ進んだ地域、
ゼフィユ国との国境、事実上の戦力空白地域こと「レッドライン」である。

【GP−02:補給ポイント】 No.150(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(23:28)
NAME : セオ
 結局、部隊分けをすることなく、偵察に出た竜騎士が発見した補給ポイント。
 もう一戦くらいあっても良かったのに、などと不謹慎なことを考えつつ。
 待機・護衛・傭兵・竜騎士の各部隊は補給地へと進軍し――

「まったく・・・下手すると、風邪引きそうだね、これは」

 ずぶ濡れになった防刃仕様の仕込みコートを脱ぎながら、少年はため息を吐く。
 仕込みコートの中。納められたチャクラムを点検し、問題ないことを確認。
 先程から皆が服などをかけているロープにコートを引っ掛ける。
 さて、何をしようかと辺りを見回すと、思い思いに休息を取る者たちの姿。
 それを見て、思う。

「ふむ・・・それじゃあ、俺は俺にできることをやりますか」

 そんなことを呟いて、先程引っ掛けたコートからいくつかのチャクラムを取り出す。
 それらを両手の指に挟んで、真上に投擲。そして、呟く。

「――奏でるは無粋なる刃。響かせるは安らぎ導く鉄の音階――」

 刃に触れれば指を落としかねないチャクラムを、両手で器用にジャグリング。
 受け止めたチャクラムを、静かにぶつけ合わせて金属音を発生させる。最初の数度は
耳障りな金属音。けれど、それは次第に音階へと変化していき――――
 ――やがて、静かな曲となる。それはまるで、鉄の打楽器で演奏されているようで。
 少年が奏でる曲は、昔、少年自身が聞いていた子守唄。単純なフレーズの繰り返し。
 ・・・たまに音を外すのはご愛嬌。ちょっとばかりの間違いは見逃して欲しい。
 そんな曲芸を隅の方で披露しながら――

「しばしの間、脇役の奏でる無粋な曲を、お楽しみあれ――」
 
 自分の響かせる曲が、少しでも他の者たちの緊張感を和らげることになれば・・・
 そんなことを考えて――少年は曲芸を続ける。
 皆が思い思いに行動している最中、静かな曲が響き渡ることになるだろうか。

【GP−02:補給ポイント】 No.151(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月04日(23:31)
NAME : ブリギット
部隊が補給地点に着いて暫く経って、
馬の急ぎ足で飛び込んでくる人物が一人。
白衣を纏ったその姿と、そして、見知った者であれば直ぐに分かるだろう・・・
軍医が単騎にて部隊へ追いついた。

「ふぅ・・・何とか、グリーンポイントで追いついたわね。ここで追いつかなければ厄介な所だったわ。」

明らかな医務官不足の噂を耳にして、遅れての出撃。それでも準備を万全にして後の追走。部隊が戦闘行軍である事を利しての強行軍・・・幾つかの幸運と少なからずの疲労と引き換えにしての到達ではあったが、どうやら目的は何とか達成されそうではあった。
本来であれば、まずは着任報告が自然な流れであろう。けれど・・・

「んな悠長な事をしてる位なら、先ずは自分の仕事をこなしてから、ね。」

ぽつり、呟いてから・・・すぅっ・・・と大きく息を吸い込んで、補給地点中に響く声を張り上げた。

「遅くなったけど、ここでキッチリ治療入れておくわ!戦士の怪我は自己申告。魔術師は全員、簡易健康診断!」

戦士の怪我は目に見えるが魔術師の消耗は目に見えない。それゆえの指示で。
到達が遅れたが故に、まだ誰が怪我をしていたり、誰が消耗していたりするのかの把握は出来ていない。
さて、数が少なければいいのだけれど・・・と心の中呟きつつ補給ポイントに簡易診療エリアの開設を始めた。

【GP−02:補給ポイント】 No.152(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月05日(14:10)
NAME : ソル
自分の立ち位置を決め、そこに石の彫像の様にして沈黙を決め込むつもりでいた。
だが、暖炉の方から、竜騎士たちから、声。

『ソル、確かに先ほどの戦闘前後における反省は必要だが、それを引きずれば単なる枷でしかない。今は自分と皆の体力の回復だけを考えろ』

シグルドから、とてもしっかりとした真面目な、そんな言葉が。しかし、彼のほうを見ると、思わず口元が緩んだ。『了解しました』と呟いてから、ゆっくりと、言葉を選ぶように、言葉の調子を選んでから彼に、

「…シグルド隊長。男のその格好は、子供が嫌がります。――皆、驚いていますよ。隊長はいつでも、威厳ある、父のようにいてください」

料理をするのにはそれ相応の格好をして、というのは基本だったが、それは性別が伴わない場合、大分その人への尊敬を挫くものらしい。自分も、昔酷く嫌がられたものだ。今は料理などと洒落込む時間はなくなったが、まだ一兵士だった頃、炊事のときも側にいた今の隊長が、自分のそんな姿を気に入ってくれたことは、一度たりともなかった。
まだ若い彼に、子育ての経験はないだろうから、子供や誰かにその格好を酷く拒否されたことはないだろう。しかしきっと、今ここにいる子供も大人も、似たようなことを思っているだろう。彼の姿を、呆れたような、微笑ましいような。



『ソルー、どうかしたのか?実は怪我しましたとか、そういうのさ?
 …なんか言えよー、ソルの声が聞こえないの、落ち着かないから。ソルは知ってるさ?俺、あんたの声が聞こえないの、大ッ嫌いさ』

その言葉を最後に、自分の足元で動くのを止めた、今まで忙しなく動いていた彼女。地下を駆け回ったり、人に話しかけたり――どうして、疲労が溜まっているのに、じっとしていないのか。そういう、訳の分からない行動も、自分勝手な行動も、今では愛おしいものだが。

「いいや、なんの怪我もしてないよ。…お前、そうだったのか?知らなかったぞ、お前のいい耳には、俺の声は煩くて嫌われていると思っていたけどな…」

優しい、声を。そう思いながら、実はあまり彼女への声は気を使っていなかった。お互い、気を使って生きてきたのは、10年前まで位なものだろう。軍医の到着を見、頭から毛布を被って大人しくなってしまった彼女の頭を、両手で掻い繰る。胸まで彼女を引き寄せ、

「痛いんだろう。先生、診てもらえ」

呟いた。
そうして、彼女を解放する。

【GP−02:補給ポイント】 No.153(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月05日(17:43)
NAME : バード
「干し肉…少しゆでたら多少やわらかくなるのでは?…って、た…隊長…」
いつの間にかエプロン姿の竜騎士隊長に、思わず脱力した。二の句が告げず、しばらく黙って料理をする。
芋と少しの干し肉、あと、貯蔵庫から見つけてきたそら豆がぐらぐらと煮立つ大鍋に、小麦粉を入れ、塩と胡椒を入れて、焦げ付かないようにかき混ぜながら、シグルドにかけられる待機の隊長、副隊長の言葉に大きく頷いた。

「さて…こんなものでしょう。いろどりがさびしくはありますが…贅沢は言わないで頂きたいです」

手伝いを申し出てくれた青年が、側で呟く。
『人数を確認して、食器探し、かな・・』

「ありがとうございます。でも、貴方もお疲れでしょう?どうか私に任せて、お休みください。…時々お鍋を見てくれると、有難いんですけど…」
そう、最後は気まずそうに、笑顔を向けた。そしてクロムとシグルドに声をかける。
「どんな食器、平皿でいいですか?」

地下の倉庫から、自分のスープ用に大きなマグカップと、頼まれた食器たちを取ってくる。暖炉の側にそれを積み上げると、声を張った。
「スープできましたよ〜!お疲れのところ申し訳ないのですが〜!とりにきてくださ〜い!」
腐っても自称吟遊詩人、声は部屋中に通るだろう。
おたまを手に、スープをカップによそい始めた。

【GP−02:補給ポイント】 No.154(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月05日(21:18)
NAME : シグルド
『あんたって…そういう趣味だったのね…』
『……っ!し、シグさ…!!すげぇ!どこにそんなもん隠してたのさ…ッ!』
『…シグルド隊長。男のその格好は、子供が嫌がります。――皆、驚いていますよ。隊長はいつでも、威厳ある、父のようにいてください』

「うむ、そうだな。やはり持ってくるなら水色の方が良かったか・・・これからはそうしよう」

驚く知り合いの兵士たちに、ピンクはやっぱり緊張感が無さ過ぎたな、と明らかに違う方向で反省しつつ干し肉を調理する。
そして一口、鉄仮面の上から味見・・・調味料がないため若干薄味だが、何とか顔をしかめずに食べれるようになった。

「腹が減った者は肉も取りに来てくれ!食べれる間にしっかり食べておこう!前線の者はこれから特にキツくなるぞ!」

バードの隣で、皿に調理した肉を盛っていく。
次の補給はいつになるか分からない・・・食べられるうちに食べておいた方がいいだろう。

「さて、次は竜たちの飯だな・・・」

ピンクのエプロンを脱ぎ、外の仮竜舎へと向かう。

【GP−02:補給ポイント】 No.155(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月05日(21:39)
NAME : ポット
子供の姿をした悪魔は暖炉にただ薪を放り込んでいた。

まず料理の手伝いをしようかと思ったら戦闘員たちがせかせか働いていて自分にできそうなことがなかった。というか足手まといになりそうだった。
諦めて毛布を配ろうかと思ったらヴィッツに先を越された。あいつは確か負傷していたのに・・・と、密かに心配する自分の感情に気付き、頭を振ってその感情を追い払う。
そしてリゼの手伝いをしようかと思ったら・・・真剣で近寄りがたい雰囲気だ。ここでも足手まといになりそうな感がある。

しょうがないから人がまばらに集まっている火の番をすることにした。地下室に保存してあった薪を暖炉の中にどんどこ放り込んでいく。

「おい貴様ら、死んだら迷惑だからちゃんと治療して、メシも食べるのだぞ?」

暖炉の周りの毛布の塊たちにそんな声をかけていく。

「いいか!絶対だぞ!?貴様らが全滅すればオレ様も危ないからな!」

動きの見えない毛布をひとつ、ツンツンと突付く。

後、竜騎士たちの呼ぶ声・・・腹は減っていないのでとりあえず部屋を暖めることに専念しようと思う。
・・・先ほど突付いた毛布の中身は一体誰だったんだろうか・・・?

【GP−02:補給ポイント】 No.156(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月05日(21:45)
NAME : シィア
雨に当たらない、地下に入るとそこは思っていたよりもかなりしっかりした場所だった。
内心感嘆しながら、周りと同じように自分のことをし始める。
鎧を外し、ガントレットやグリーブも外した。
肌に張り付くシャツを脱ぐと、下には黒のタンクトップが姿を見せた。
防具類を邪魔にならない場所におき、誰かが張ったらしいロープに遠慮なくシャツをかける。

「そういえば、おぢさん?
 さっき何か言ってたけど…何?」

グルージのことで何か言っていたようだった男性に、改めて聞きなおし。
濡れていないにこしたことは無い服を少しでも乾かそうと、暖炉の前へと寄っていく。
そして、暖炉の前に座り込んだその瞬間。

『遅くなったけど、ここでキッチリ治療入れておくわ!戦士の怪我は自己申告。魔術師は全員、簡易健康診断!』

声の方を見ると、白衣が目に入った。
どうやら軍医が到着したらしい。
自分は大丈夫、そう思ってもやはりどこか気だるさが出ていたようで。

「はーい」

返事をすると、すぐに立ち上がりブリギットのところへ歩いていった。

【GP−02:補給ポイント】 No.157(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月05日(23:00)
NAME : ヴィッツ
人は皆、この副隊長を優しいだとか何とかという。
…しかし、身内にはずい分酷い仕打ちをするんだ、こいつは!――事ある事にそう叫びたいものだったが、副隊長がヴィッツの聞きたかったような言葉を狙ったように放ち、ぐちゃぐちゃにでも頭を撫でてくれば大分その叫びたい気持ちは収まっていた。基本、彼の声は落ち着くのだ。ほとんど彼が父親と化している自分には。
それに今回は元々、口数の少なかった副隊長に対するそんな感情はなかったわけだけども。

『痛いんだろう。先生、診てもらえ』

これがトドメだ。
ぐりぐりとかいぐられた後、離されればもぞもぞと毛布の下から顔を這い出す。そしてどこかの避難民のように猫背で毛布を被ったまま、

「言われなくても行きますーッ!
 …俺センセの後リゼっちゃんとこ行くから。お腹空いたのでご飯確保よろしく!」

べ、と舌を出して言いつけて、ブリギットの方へと歩き出す。
ああそうさ、俺はあんたに気を使って生きてきたことはないよ。10年前だって、甘えるのを遠慮してただけさ!
…器用なジャグリングを披露するセオにちょっかいを出そうかどうかは、今は後だ。


軍医に傷を診てもらい、多分その後リゼが食事に行っていないならそちらへ直行するだろう。間に合わないならば――お気に入りの慰安兵独占で竜騎士たちの作ってくれた手料理を食べに行こうとか、そんなことを考えていた。

【GP−02:補給ポイント】 No.158(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月05日(23:38)
NAME : セレス

『遅くなったけど、ここでキッチリ治療入れておくわ!戦士の怪我は自己申告。魔術師は全員、簡易健康診断!』

登場した軍医の声。
自分は後者。消耗は無いので後回しで構わないだろう。
そう思いながら必要な食器の数を一人分増やした。
毛布を被ったりしていて誰だかわからない者も居たが、頭数は解った。

『ありがとうございます。でも、貴方もお疲れでしょう?どうか私に任せて、お休みください。…時々お鍋を見てくれると、有難いんですけど…』

丁度数を確認し終わった所でスープを作っていた男が言う。
別に自分は疲れていないから、と言おうとしたが行ってしまった。

「ああ・・二十人分、だ。」
と、それだけ伝えて、男が戻ってくるまで鍋を見ていることにする。
美味しそうな食事をみて少し嬉しそうにしながら。
食事が美味しければ、士気も悪くはならない。
そう教えられているから尚更だった。

『うむ、そうだな。やはり持ってくるなら水色の方が良かったか・・・これからはそうしよう』

「・・・違うと思うのだが。」

近くで調理している小隊長の発言には、聞えるか聞えないかの呟きを返しておいた。

『スープできましたよ〜!お疲れのところ申し訳ないのですが〜!とりにきてくださ〜い!』
男が戻ってきて、叫ぶ。
焦げないようにと少しかき混ぜていたおたまをバトンタッチして、邪魔にならないところに下がった。
自分は最後でいいだろう。と思いながら。

【GP−02:補給ポイント】 No.159(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月06日(21:14)
NAME : ブリギット
かけた声に集まってくる心当たりのある兵士達。とはいえ、酷い負傷をしている者は見受けられない。これは、幸いといえるだろうか。

「ん・・・大したことないって感じるだろうけれど、ちょっち疲労の色が出てるよ?・・・はい、強壮剤。食事の後に飲む事・・・キチンとシィアに合わせて精霊バランス考えてるから安心してね。」

治療を始める前に各隊から借りた名簿・・・外見特徴と名前と種族の乗っているそれ・・・を見ながらの治療。その為に初対面の相手でも名前で呼んで上げられるのはありがたかった。なにより、診療や治療はただの技術ではない。”手当て”という言葉にあるように人と人とのふれあいでもあるのだから。
ネレイドの女性に笑み向けつつ小瓶を渡してから開放し、その数人後・・・

「ん〜・・・・毒の気配もないし、傷もそんなに深くないんだけれど・・・」

ヴィッツの傷を診ている時にちょっとだけ難しい顔をした。
左肩の可動域を確認するように、痛みのない程度に動かしていたが・・・

「ん・・・今はどうしようもないもんね。ヴィッツ隊長は、砦に戻ったら医務室に来ること・・・・え?・・・あぁ。傷はまったく持って大したことはないわ。でも、女の子の体に傷痕が残るってのは、頂けないってね?・・・砦だったら簡単に処置できる程度のソレだから、戻ったときに処置してあげるわ。」

どうやら、難しい顔は傷痕が多少なり残ることに対するものだったらしい。傷痕を消す方法、などと言うものは医師からもあまり聞かないものだけれど。
可動域の確認が終われば手馴れた手つきで消毒、塗薬、包帯、と処置を済ませる。

「これで問題ないと思うけれど、ちょっとでも動かしにくい時にはまた言って?・・・微かな違和感でも戦士のカンに引っかからないように手当てするのが軍医の腕の見せ所ってヤツだからね。」

そうヴィッツに言葉を向けるとニッ・・・と笑みを向けた。
さて、自己申告者はあと数人。それを終えたら自分も食事へ向かおう。そう心の中で呟きつつ。

【GP−02:補給ポイント】 No.160(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月06日(21:30)
NAME : クロム
『そういえば、おぢさん? さっき何か言ってたけど…何?』

「ああ、竜に乗せて欲しいなら他の竜騎士に頼んだ方がいいと思ってな……」
 煮物なのか炒め物なのか分からないモノを料理しながらシィアに答える。グルージの場合、ヴィッツを大人しく乗せたのが珍しい事態なのだ。すまなそうに断る。
 
『何か手伝う事はあるか?』
『どんな食器、平皿でいいですか?』

「ああ、これを配ってくれ……平皿でいい」
 セレスと、バードに言い、なんなのかも分からない料理を鍋から皿に豪快に盛り付ける。……味は確かなのだが。

『あ、はい。…そのようですね。了解いたしました、えぇと…大きな竜騎士さん』
『…と、とりあえず…クロ兄、ここに毛布置いときます…』

「クロム・ヴァラダインだ、お嬢ちゃん……おお、すまんな」
 忙しそうなリゼに声をかけ、ヴィッツの用意した毛布を持って部屋の隅に移動、頭からかぶる。
 特にスープや肉を食べようとはしない。初陣で疲労している者がいたらそっちに優先させるべきだと考えているからだ。
 修理を頼まないのも同様。先の見えない戦闘とはいえ、ペース配分には慣れている。なにしろこの隊の半数が生まれる前から、傭兵をやっているから。

「さて、食い物と酒が余るまで一休みするか」

 ディーと同じく、壁に身体を預け、半覚醒状態のまま身体を休め始める。

【GP−02:補給ポイント】 No.161(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月06日(23:13)
NAME : ニーア
雨に濡れながらとりあえず補給ポイントに到着する。
中では隊員たちが思い思いの時間を過ごしていた。

「まったく・・・。せっかくの白衣なのに、大雨で台無しだよ・・・。」

呟くととりあえず白衣を脱ぎ、暖炉の傍にある椅子にかけて置く。早く乾いて欲しいものだと思いつつ、机に近寄る。
「とりあえずはこの近辺の地形把握・・・。そして数人に印をつけさせて貰わないと・・・ね。」
呟くと地図を机の上に広げる。そして広げた地図を片めがねで凝視する。

「地図インストール・・・開始。」
呟くと片めがねが光り出し、地図の上をなぞらえていくように光が走る。
ガリガリガリガリピー・・・とか言う音が聞こえたような気もするがそれは気にしちゃいけない。
「インストール終了。」
片めがねの光が引くと、次はキョロキョロと辺りを見回して誰かを探す。そして見つけるとすたすたと近づいていく。

「ヴィッツ隊長。少しばかり重要なお話があります。戦略にかかわる重要なお話ですので、お耳を拝借してもよろしいですか?」

任務遂行時、特に行軍途中の彼は目上の者に対しての口調は敬語になるようだ。ともあれ、彼はまずヴィッツ隊長に話しかけることにした。

【GP−02:補給ポイント】治療確認 No.162(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月06日(23:54)
NAME : ゾンド
軍医、ブリギットによる治療行動結果。

・シィア 19/20 → 20/20
・ヴィッツ 23/25 → 25/25

上記C二人の治療を確認しました。
次回の戦闘では初期設定性能で行動が可能です。

【GP−02付近地形】 No.163(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月06日(23:54)
NAME : ゾンド
・GP−02南部
かつて自然公園を形成していた平地。
よく整備された中央の競技場から、放射状に小高い丘が造られている。

・GP−02東部
貯水池が存在し、平地が無いので大規模な部隊は置けない。
池は不気味なまでに静かだ。

・GP−02西部
森林地帯が広がっている。
竜騎士以外の兵士による行動はかなり阻害される。
反面、大規模な部隊でも隠し易い。

・レッドライン(GP−02北部)
広大な面積を持つ、バージェス旧首都基幹交通路。
破壊された建造物を縫って舗装された道路が走る。
道路はおおまかに東西にわたって造られており、
同時にハイランド領とゼフィユ領の国境線が敷かれている。
付近にゼフィユ軍拠点旧鉱山「リファレンスポイント(RP−03)」が存在する事から、
一触即発の火薬庫地域として、ハイランド側からは「レッドライン」というコードネームが与えられた。

・RP−03
レッドラインを通過すると現れる、旧鉱山の立地を活かしたゼフィユ軍拠点。
坑道から搬出された残土によって要所が固められ、防禦に長けるが、
その分拠点に配備されている兵士の数は少ないという報告もある。
ハイランド軍の最終踏破目標である。

【GP−02:補給ポイント】 No.164(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月07日(00:37)
NAME : ヴィッツ
医者にかかり、ようやくまともに白い包帯が巻かれた負傷部分を見、自分でもぶんぶんと腕を回して異常が――もとい、違和感がないか確かめる。やはり多少の圧迫感と拘束感はあったが、まあ心地いいものでもあった。が、

「ぅえっ…いいよぉ、センセ。俺別に今更傷跡一つ増えたってかわんないしー…」

ブリギットの個別呼び出しは、渋った。多分、この親切な女医さんに、自分の体を見せることになったら要らない大目玉を食らうだろう。…そんな微かな自信があった。
そんなこんなでおたおたしていると、後ろからニーアが。

『ヴィッツ隊長。少しばかり重要なお話があります。戦略にかかわる重要なお話ですので、お耳を拝借してもよろしいですか?』
「…おう。じゃ、センセ。多分、俺ってばすげぇお世話になると思うさ――今度からも。そん時よろしくさ!」

ニーアの言葉を聴けば、口早にブリギットに告げた。そして、がしりと診察中脇へ避けていた得物を手に持ち、

「兄さん、じゃ、少し離れるべ?それとも食いながらにすっか?」

彼に聞いた。
言いつつ、向かうのはリゼのところだったが。
す、と地下内を見渡す。今の自分たちの任務は、救援任務か。いや、…多分、探索任務だ。――そんなことを思いながら、後どれくらいここにいようかと、思案し始めていた。

【GP−02:補給ポイント】 No.165(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月07日(00:43)
NAME : リゼ
『…俺は不要だ…』

聞こえたのは低い声。振り向けば、見知った銀髪長身の男が立っていた。
大丈夫かなー?とちょっと眉根を寄せたが、すぐに首を振ってまっすぐ視線を向ける。

「了解ですー。あなたがそう言われるなら」

ちょっとだけ笑って、ふざけて、ピシッと敬礼した。

『…先は、長い。食える時に食って、休めるうちに休め…』

「…そうですね。今から張り切っても、ですね。先は長いでしょうし…」

そう言い返した。
この先も、皆に大事がなければ良いと思う。自分が治せるのは、彼らの武器だけだ。


『俺、先に怪我見てもらってくるからさ。それでもまだ余裕あったら、俺のエルドラドよろしく』

自部隊の隊長から囁かれた。
彼女は話しやすくって、…強くて、好きだったりする。

「了解です。えぇ、早く怪我をお医者様に見てもらってください…。お待ちしていますよ」

他に武器の修理を望む者もいなさそうなので、ヴィッツ隊長が戻ってきたらすぐに彼女の曲刀の修理にとりかかるだろう。
その曲刀を抜けば、目を細めた。力強くて、気高くて、……悪しきものも、何でも容赦なく断ち切れそうだと思った。
柄の部分を補正し、先の方の刃こぼれをここで見つけた研磨剤を用いて研ぐ。大した破損もないし、これでなんとかなるはずだ。
――途中、どこからか澄んだ音で奏でられる曲が聞こえた。誰だろう? 研ぎながら、小さく口ずさんでみる。そんな音は好きだ。昔むかし、師の打っていた鍛冶の音と被る。それを聞いてその姿を見て、この道を選んだ。

それが終われば、食事のを配っている人々の傍に行くだろう。
…お腹、すいた。

【GP−02:補給ポイント】 No.166(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月07日(01:10)
NAME : クライド
一度地下に下り体を温めた後、濡れた装備を手早く外して一通り拭くと、そのままで再び外に出た。
仮の竜舎の居心地をよくしてやるために少し作業し、一息ついて座り込む。
だるっとした姿勢で……腕だけはきれいに動いて、風変わりな印を切った。
「神なんか信じていない」と言うくせに、死んだ両親は必ずこの仕草をした。ずっと前から馬鹿みたいに戦い続けている一族なんだそうだ、自分の血筋は。孫の顔を見るまで生きる方が珍しいぐらい。

「生き延びようぜぇ。ラスタード、グルージ、…ミネルヴァ」

祈るものなどない。何かに縋ろうとも思わない。しかし、戦場では運が左右するのだと思っている。ミネルヴァが、そっと鼻を寄せた。笑う。

「あんたはまた、ガキ産まんとな」

――そして自部隊の隊長が現れたら、その姿にオーバーに仰け反った後、「あんた、そりゃ…」と言いかけて押し黙るに違いない。そして、竜の餌やりを手伝うだろう。

【GP−02:補給ポイント】 No.167(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月07日(21:12)
NAME : ジュート
ヴィッツに毛布をかぶせられても、ピクリとも動かなかった少年。
それはポットにつつかれても同じことで。
しかし、さすがに料理の香ばしい香りがしてくれば、もぞもぞと毛布の下に動きがでてくる。

「……ぷはっ…。……ご飯ですか…?」

寝ぼけ眼であたりを見回せば、くるくると働く戦闘員、非戦闘員の姿。
途端に寝入ってしまった自分が恥ずかしく思えてきて。
毛布をがばっとはねのけると、軽く伸びをする。
手伝いでもしようかと思ったが邪魔しになりそう、とまずは腹ごしらえに食事を取りに向かうようだ。

[レギ出撃宣言] No.168(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月07日(21:25)
NAME : レギ
レギアント・フレイ

要塞待機部隊・前衛

パラメーター設定
・体力 5/20
・筋力 9
・精度 10
・魔力 1

使用武器設定
・長剣 10kg
・大型ナイフ 2kg
使用防具設定
・ハーフプレート、左腕部大篭手、グリーブ、鉄骨補強のブーツ、特殊繊維の肌着 19kg
31kg/62kg

「出遅れてしまった・・・なら、それに見合う仕事はしなきゃね」

【GP−02:補給ポイント】 No.169(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月07日(22:40)
NAME : アル
束の間の休息。
調理をする面々を傍目で観察しながら…
可愛らしい前掛が目立つ竜騎士隊の長からは、とりあえず露骨に目を逸らしながら、
弓の弦を軽く引いたり戻したりを繰り返していた。


そして、聞こえてくる隊長、副長の会話。
二人はまるで兄妹の様にも見えた。

「でもよ、嫌いってワケじゃないんだぜ…」

誰にでもなくつぶやいている内に、平皿に盛られた料理が卓上に現れる。
疲れた身体にとって、それは随分と食欲をそそられる見た目と匂いを放っていた。
ま、何はともあれ腹ごしらえだな。
ティアが倉庫から運び出してきた酒瓶の一つに手を伸ばす。

[レギ出撃確認] No.170(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月07日(22:49)
NAME : ゾンド
■個人宛エンデュミリオン命令■

ステータスオールグリーン
重大な局面は近い。砕身を以って事を為せ

【GP−02:補給ポイント】 No.171(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月07日(23:07)
NAME : ディー
普段は牛のように大食いなのだったが、今回はスープと酒瓶をひとつ手にしただけだった。
空腹は感じていないが、体温の低下は体を鈍らせる。それだけは避けたかった。そのために、熱いものと酒がいる。
すでに、戦うためだけに体の全てが機能していた。

休息の穏やかな空気になじめず、ヴィッツの投げつけていった毛布を肩にかけて外へ。
入り口で見張りをしているレックスを見つけ、

「…下で、飯を配っている…。ここは、俺が見ているから…」

と、壁に背を預け、雨の風景を眺めながら、スープに口をつけた。

相変わらず、酷い雨だ。

【GP−02:補給ポイント】 No.173(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月07日(23:31)
NAME : ブリギット
『ぅえっ…いいよぉ、センセ。俺別に今更傷跡一つ増えたってかわんないしー…』

ある意味予想の範囲内のヴィッツの反応。くすっ・・・と小さく笑ってからにっこり・・・と笑顔を向けて

「ダ・メ・よ・・・ま、実際にどうするかは別としてどう言う意図があってこんな話したか〜、なんて事も含めてのお呼び出し♪」

向けた笑顔は悪戯っぽいそれ。きっと、ヴィッツの反応を楽しんでいる部分が多分にあるだろう。と、ヴィッツに対して向けられる言葉、そしてそれに伴って返ってくる反応。

『…おう。じゃ、センセ。多分、俺ってばすげぇお世話になると思うさ――今度からも。そん時よろしくさ!』

「はーい。・・・すごいお世話するのは構わないから、いつもこれ位で戻ってらっしゃい?」

ひらり、ヴィッツに手を振って見送る。軽口めいた言葉も重傷を負ったりしないように、という祈りが言外へ込められていて。
その後、幾人かを軽く見たものの要治療者はなし。これで集まってきた全員を見終えた。
ゆえに立ち上がって自分も食事を貰いに焚き火の方へ。
スープを手に入れてから焚き火からあまり遠くない辺りで食事を始めた。

食事をしつつ周囲をぐるり見渡せば・・・武器の手入れをしているアルケミストの女性と、見知った同隊の少年の姿が視界に入る。

「さ〜て・・・邪魔にならない程度にどっちかにちょっかい出しに行こうかしら?」

【GP−02:補給ポイント】 No.174(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月08日(00:28)
NAME : セオ
 皆が思い思いの時を過ごす中、チャクラムを用いた演奏――曲芸は続く。
 誰かが何かを口ずさむ。誰かが誰かに、気遣う言葉を投げかける。
 誰かが、誰かのために何かをしようとする――――
 ジャグリングするチャクラムを視界に納めながら、そんな『主役』達の様子を・・・
 ――まぁ、やたらと可愛らしいエプロンをつけた存在は意識的に除外しているが――
 とにかく、そんな主役たちの様子を、どこかうらやましげに眺めながら

「――これにて演奏終了。私の曲が少しでも安らぎの手助けになれば幸いです」

 告げ――そして、少年は最後の音を響かせる。演奏の終了。脇役の仕事の終わり。
 
「さて、とりあえず、俺もどこかで休もうかな・・・」

 演奏を奏でていたチャクラムを、ロープに引っ掛けた仕込みコートに納めながら、
そんなことを呟く。ぶるり、一瞬寒気を感じた。
 ろくに身体を拭いたりしないまま、演奏などしたせいかもしれない。
 ・・・とりあえず身体を温めようか・・・あぁ、あとご飯も欲しいかな。
 そんなことを考えながら、とりあえず、エプロン鉄仮面の調理した肉を取りに行こうと
 そちらに向けて、歩き出した――――

【GP−02:補給ポイント】武器修復確認 No.176(No.1への返信記事)

DATE : 2006年03月08日(17:15)
NAME : ゾンド
アルケミスト リゼによる行動結果

MW 8 → MW 9

ヴィッツCのメイン武器が完全状態に戻りました。


1