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第五章 払暁 No.562(親記事)

DATE : 2006年09月27日(23:03)
NAME : ゾンド
レイとジュートがそれぞれ敢行した自身の命すら顧みない渾身の一撃は、
オリジンの纏う瓦礫の装甲にある影響を及ぼした。

実の所、オリジンは無造作に周囲のがらくたを抽出した訳ではない。
極度の指向性を持った波動は、それこそデリケートな射線の調節の元に発射されている。
整えられた筈の体内のサーキットが、レイの死を賭した一撃によって狂わされたのである。
装甲に反射されて延々と内部を焼き続けた波動によって、
オリジンの内部に蓄えられた水分が一気に沸騰、爆圧が衝撃波と化し、
本体が内部から砕け散り、周囲の瓦礫の山が瞬く間に掃き散らされて本来の床が露になる。

その床はまるでDT−04のような姿を持っている。
違うのは材質が全金属製で円を成している事だ。
その円舞台は最初こそゆっくりだが、確実に上昇し始めている。
このまま上昇スピードが速くなっていくのなら、竜騎士は常時上昇を強いられ、
また地上の戦闘員もGによって敏捷さに負荷がかけられる。

そして、爆破によって肉体の殆どを失ったかつての制御中枢オリジンは、
自らの胎内に保護していた新たな進化の段階「第二世代」をカタパルトに残した。
その「第二世代」の形は初めてオリジンを確認した時の姿そのもの。

このカタパルトによって地上に「第二世代」オリジンが射出されれば、
また地上は酸鼻を極め、混迷に陥るだろう。

【00000:カタパルト】戦闘開始 No.564(No.562への返信記事)

DATE : 2006年09月28日(13:24)
NAME : ゾンド
地形効果:地上戦闘員精度-1
竜騎士精度-1

■敵戦力(敵識別“オリジン-2”)
・体力:107
・筋力:1
・精度:10
・魔力:32
・防御値:10
ADS指向性生体マイクロウェーブ(遠距離攻撃) 24/32
備考:4回連続攻撃

【00000:カタパルト】 No.565(No.562への返信記事)

DATE : 2006年09月29日(21:40)
NAME : アル
二人が活路を開いた。
攻撃を尽く弾き返したあの鉄壁の防御は崩れ、敵は霧散。
そして産み落とされた新たなる種。

「は、最後の悪あがき、ってか?
 …冗談じゃねぇ、ここで火葬にしてやる」

上昇速度によって精密射撃は難しい上に、矢筒も大分軽い。
ならば多少狙った場所を逸れても、確実にダメージを与えられる方法を選ぶしかない。
何を思ったか服の裾を小刀で引き裂き、鏃に堅く巻き付ける。
次にスピリタス…度数96度、火気厳禁のウォッカの一種を
布地に沁み込ませ、マッチで着火。
瞬く間に燃え上がる炎の矢で、あの巨体を焼き尽くそうというのだ。

=====
オリジン-2に直接攻撃

【00000:カタパルト】ハイランド軍ターン終了 No.566(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月07日(01:32)
NAME : ゾンド
-----------------------
・アル
・判定数式:遠距離攻撃
{(10+10)×0.9}+5
=13
敵識別:オリジン-2に13ダメージ
-----------------------

集計:オリジン-2に626ダメージ

【00000:カタパルト】敵攻撃ターン No.567(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月07日(02:03)
NAME : ゾンド
地上の人間達を、戦える者・戦えない者を選ばず、
残らず引き摺って上昇する鉄塊。

オリジンにとっては、地上に放たれるまで
その生命を維持していられれば“勝ち”だ。
しかし、その生き物らしき何かは、「焦り」を見せた。
全力を以ってして敵勢力を駆逐すべく動いたのである。

極めて狭い範囲にのみ効果を及ぼすマイクロウェーブを自分の器官内に射出。
敵個体の体内まで次元潜移動させ、軸を合わせると同時に波動を発現。
敵生命体の内臓そのものにダメージを与える。

効果が分散するとはいえ、外部の衝撃防御のみを念頭に置いた防具が、
「内部」からの爆圧にどれだけ耐えられるか。

オリジン-2
攻撃対象:クロム
レイジ
シグルド
セオ

【00000:カタパルト】敵攻撃ターン終了・ハイランド軍攻撃開始 No.568(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月07日(02:13)
NAME : ゾンド
-----------------------
・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(3+32)×1.0}-33
=2
識別:クロムに2ダメージ
-----------------------
・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(3+32)×1.0}-16
=19
識別:レイジに19ダメージ
-----------------------
・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(3+32)×1.0}-26
=9
識別:シグルドに9ダメージ
-----------------------
・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(3+32)×1.0}-8
=27
識別:セオに27ダメージ
-----------------------

Re:第五章 払暁 No.569(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月10日(01:05)
NAME : レイ

 「へっ、ざまあ見やがれってんだ・・・・ハァッ・・グ!?」

 ハルバードを振り下ろし、敵の外装を引き剥がして少し気が緩んだ所でいきなり襲い来る重圧に思い切り地面に倒れ伏した。
 上昇し続ける足場、新たなる『種』つんだカタパルト・・・どうやら次の戦いが始まったらしい

 (この馬鹿が!こんな状態で相手につけこまれやがって情けねえ・・相手の息の根を止めねえ内から油断しくさってなんてザマだよ・・・さっさと立ちやがれ!!)

 疲労困狽の体に活をいれ、思い切り目を見開いて新たな敵を見る。もう目が霞んであまりものは見えないが、アルベルトが放った火矢が標的の場所を教えてくれた。後先など先ほどから考えていない・・・落ちているハルバードをなんとか拾い上げ、普段の全力とは程遠い速度でカタパルトの上部分に向かってに走る。
加圧された重力に逆らい、刃を振り上げる力はもう残っていないのならば、石突を敵よ砕けよとばかりに突き入れるだけだ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

レイ オリジン-2に直接攻撃

【00000:カタパルト】 No.570(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月10日(09:50)
NAME : ビッツ
「……なんで、俺たちに拘るんだ」

圧倒的な勢いで上昇していくカタパルトの上で、上昇によって産まれた押し付ける力と蓄積されたダメージによって膝を僅かに揺らしながら、それでも男は剣を離すことなく立っていた。
漏らした言葉は、「敵」の行動に感じた疑問である。
このままの勢いでカタパルトが地上に飛び出せば、もう自分たちに用など無いはずなのだ、あの敵は。
これまで散々、自在にその姿を変化させて此方を翻弄してきた存在である。
地上に到達するまで防御を固め、到着次第鳥にでも何にでもなって逃げ去ってしまえばいいのである。
ここでわざわざ攻撃を仕掛けてくる必要はないはずなのだ。

僅かに朦朧とした頭をそれでも回転させて、はじき出した答えはこれだった。

「――怖いのか。俺たちが」

呟き、男は前進する。
握り締めた剣を振り上げ、振り下ろすのはその脳天。

【00000:カタパルト】 No.571(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月11日(00:00)
NAME : シグルド
血液が沸騰して、身体の内側から焼きつくようなその攻撃。

共に受けたラスタードが未知の苦しみに咆哮を上げ、飛行速度が落ちる…が、持ち前の根性でカバーし再び加速。
止まれば死…かつての第六小隊が全滅した時、同じような状況下にあった為か…死が隣に見えているようであった。

一方シグルドはと言えば、妙な違和感を感じていた。

相手の見えない武器…魔法の類か、手品の類かは分からないが…それを受けた部分がおかしいのである。
削られた所は相変わらず熱にも似た激痛が走っているのだが、金属の鎧に覆われた部分はそれが皆無である。
炎や何かの類ならば、熱伝導ぐらいはするはずだが…。

「私の推理が正しければ…いや、今はこれに賭けるしかない!」

ラスタードを急速上昇させ、オリジンの上空を取る。
先ほどの攻撃の発生源らしき部分を見極めロックオン。そのまま重力加速を加えた突撃をぶちかます。
そして、攻撃の発生部分に金属の鎧を押し当て…炎を纏った突撃槍でボディを突き続ける。

「第六小隊!手を休めず、一気呵成に攻め続けろ!!」

もし自分の予想が当たっていたならば、金属の鎧で相手の攻撃は跳ね返せるはずだ。

*******

オリジンに直接攻撃

【00000:カタパルト】 No.572(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月13日(19:20)
NAME : ジュート
手ごたえはあった。
だがその後に体にかかったGに、攻撃を放った直後の体は耐えることができなかった。
ふら、とバランスを崩し金属の床の上に上に倒れ転がった。

「っ…!…まだ…か…!」

疲労した体に鞭打ち、Gに逆らい、剣を支えに立ち上がる。
始めは歩くスピードで、徐々に足の動きを速め、上体は少し低めにとる。
剣は引きずる一歩手前、もうそんな派手な動きはできない。
敵に駆け込み、下段から上段に勢いで振り抜いた。

−−−−−−−−−

オリジン-2に直接攻撃

【00000:カタパルト】 No.573(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月16日(01:57)
NAME : バード
数え切れぬ攻撃を受けてなお、それはまだ倒れずに、竜の皮膚をも焼く不可視の熱線を仲間たちに放つ。
そして、足場が動き出したことに、戦慄した。こんな化け物を、地上に解き放つつもりか。
なんという恐ろしい考えを――これが、本当に人間の成したことなのか。
「……だとすれば、我ら竜が滅び行くのも道理、ですね…。
 でも、今ここで滅ばなくてはならないのは、あの異形」

傷ついた竜に寄り添い、果敢に脅威へと立ち向かう戦士たちを、一人ずつ確認するように見つめていく。
誰にとはなく呟く声に、迷いや恐れはもう無かった。

「ええ…そう、成し遂げられるに決まっています。彼らは誉れ高き、ハイランドの勇士なのですから」

【00000:カタパルト】戦闘途中経過 No.574(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月17日(09:34)
NAME : ゾンド
-----------------------
・レイ
・判定数式:直接攻撃
{(5+10)×0.3}+5-10
=0.5
敵識別:オリジン-2に1ダメージ
-----------------------
・ビッツ
・判定数式:直接攻撃
{(10+10)×0.9}+5-10
=13
敵識別:オリジン-2に13ダメージ
-----------------------
・シグルド
・判定数式:直接攻撃
{(10+9)×0.7}-10
=3.3
敵識別:オリジン-2に4ダメージ
-----------------------
・ジュート
・判定数式:直接攻撃
{(10+5)×0.9}-10
=3.5
敵識別:オリジン-2に4ダメージ
-----------------------

集計:オリジン-2に648ダメージ

【00000:カタパルト】現有ハイランド軍戦力 No.575(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月17日(09:40)
NAME : ゾンド
▼前衛ユニット
・ディー 戦闘不能
・シィア 19/20 MW6 SW1
・シグルド 11/20 MW4 SW1
・ヴィッツ 25/25 MW9 SW3
・エンガ 20/20 MW8 SW2
・ジュート 20/20 MW3(危険域) SW4
・ソル 戦闘不能
・クロム 19/25 MW29
・レイ 1/25 MW13
・レギ 4/20 MW7 SW2
・レイジ 2/21 MW13 SW4
・エル 戦闘不能
・ビッツ 8/20 MW4 SW3
・カル 18/23 MW10 SW3
・ユーリ 8/22 MW4(危険域) SW1
・ルーイ 23/23 MW11 SW10

▼後衛ユニット
・セオ 戦闘不能
・アル 8/19 MW1(危険域) SW3
・クライド 19/19 MW11
・セレス 17/21 MW3

▼非戦闘ユニット
・リゼ アルケミスト
・ゾンド 多目的運用
・ティア 慰安兵
・ポット 非戦闘員護衛兼雑用
・バード 生活管理官
・ニーア 文官
・ブリギット 軍医

【00000:カタパルト】 No.576(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月17日(23:20)
NAME : セレス
また被害が拡大してゆく。
あと一押しのところで足掻き、見知った人たちを痛めつける生き物。
それが突きつける光景はどうしようもなく惨かった。
普通の戦場とは違うそれだが、人々が倒れていくのに違いはなかった。見慣れた、しかし嫌な光景に段々ぼやけてくる思考の中、竜騎士小隊の詩人の呟きがやたらはっきりと聞えて・・・同時に、敵に走り続ける人々を思い出す。

「・・・・・・・」

どれだけの人が倒れようと、隣の人が刃を握り敵を見る限りは――――

「・・・屠れ。」

自分も唄を失せることはしない。
何度目かの闇が湧き起こり、敵である生き物を殺そうとその表面を広がり始めた。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

対象:オリジン-2 ‐魔法攻撃

【00000:カタパルト】 No.577(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月19日(21:10)
NAME : クライド
『第六小隊!手を休めず、一気呵成に攻め続けろ!!』

「……ッ、了解ッ!援護するッ」

いつもより返事が数瞬遅れたのは、自部隊の隊長の突撃が無謀なものにも見えたから。
奇を以って、勝ちを得るあの人だから、何か考えがあるのだろう。

エルは大丈夫なのか? 先ほど、攻撃を受けたユーリは?

盾になりたいと言う、後衛としてあるまじき思いを押しとどめつつ。
感覚の鈍くなってきた指、ぐっ、と手を一度握り、開いて。
――残る力で集中を高め、当てる場所を絞り込み。
いくつもの矢が白銀の竜を追い抜いて、地上の敵へと降った。

+++++++++++++++++++++

オリジン-2に遠距離攻撃


【00000:カタパルト】ハイランド軍ターン終了 No.578(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月30日(02:10)
NAME : ゾンド
-----------------------
・セレス
・判定数式:魔法攻撃
{(10+10)×0.4}-10
=-2
敵識別:オリジン-2に0ダメージ
-----------------------
・クライド
・判定数式:遠距離攻撃
{(10+7)×0.9}-10
=5.3
敵識別:オリジン-2に6ダメージ
-----------------------

集計:オリジン-2に654ダメージ

シグルドの行動は彼の思惑を外れ、
現在ハイランド軍が戦っているカタパルトの動力源に甚大な影響をもたらした。

蒸気カタパルトの壁面。オリジンの後方と、
その向こう(ハイランド軍側背後)には長大な繊維状の装置が遥か下から敷設され、
毛細管現象を利用し構内最下層から取水している。

シグルドの敢行によって反射させられた波動は、
この機構の水源となっているラインを直撃。
水蒸気爆発によってオリジン側の繊維水路そのものを破壊してしまった。
これにより、カタパルトの駆動力は半減。
戦闘員にかかっていた急激なGも緩和された。

しかし、この状況でハイランド軍直背の取水ラインが破壊されてしまえばカタパルトは停止。
上に戻るには水路の真横にある申し訳程度の梯子で地上まで昇る他無い。

(GM注:今ターン以降、地形による補正はありません。)

【00000:カタパルト】敵攻撃ターン No.580(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月30日(02:40)
NAME : ゾンド
彼のものが消えれば、この地はまた原初に還るだろう。
土と水。もう、ここには何も無い。
彼のもの。生命の輪から弾き出されたものに、最早同胞はいない。
生を維持すべく、飢餓や枯渇、損壊という出来事に抗うだけだ。
目に見えて活動が弱まりゆく彼のものはまだ抵抗を止めない。
怖れがそれを駆り立てるのだ。
そこにある全てが自らを全否定している恐れ。
知性あるものが生まれるとき、最初に覚える感情は、「恐怖」であるという。

産声と断末魔の混じる波紋を吐き続ける。

オリジン-2
攻撃対象:シグルド
レイ
シィア
エンガ

【00000:カタパルト】敵攻撃ターン終了・ハイランド軍攻撃開始 No.581(No.562への返信記事)

DATE : 2006年10月30日(02:47)
NAME : ゾンド
-----------------------
・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(10+32)×1.0}-26
=16
識別:シグルドに16ダメージ
シグルド戦闘不能!
-----------------------
・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(10+32)×1.0}-15
=27
識別:レイに27ダメージ
レイ戦闘不能!
-----------------------
・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(10+32)×1.0}-20
=22
識別:シィアに22ダメージ
シィア戦闘不能!

・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(10+32)×1.0}-20
=22
識別:エンガに22ダメージ
エンガ戦闘不能!
-----------------------

【00000:カタパルト】現有ハイランド軍戦力 No.582(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月06日(23:27)
NAME : ゾンド
▼前衛ユニット
・ディー 戦闘不能
・シィア 戦闘不能
・シグルド 戦闘不能
・ヴィッツ 25/25 MW9 SW3
・エンガ 戦闘不能
・ジュート 20/20 MW3(危険域) SW4
・ソル 戦闘不能
・クロム 19/25 MW29
・レイ 戦闘不能
・レギ 4/20 MW7 SW2
・レイジ 2/21 MW13 SW4
・エル 戦闘不能
・ビッツ 8/20 MW4 SW3
・カル 18/23 MW10 SW3
・ユーリ 8/22 MW4(危険域) SW1
・ルーイ 23/23 MW11 SW10

▼後衛ユニット
・セオ 戦闘不能
・アル 8/19 MW1(危険域) SW3
・クライド 19/19 MW10
・セレス 16/21 MW3

▼非戦闘ユニット
・リゼ アルケミスト
・ゾンド 多目的運用
・ティア 慰安兵
・ポット 非戦闘員護衛兼雑用
・バード 生活管理官
・ニーア 文官
・ブリギット 軍医

【00000:カタパルト】 No.583(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月08日(23:20)
NAME : シグルド
ラスタードが、墜ちた。

相手の攻撃を跳ね返せる…。その賭けは外れてはいなかったが、それを攻撃に転ずることは出来ず…厄介なこのGを緩和する結果にはなったが、それに対する代償で大きなダメージを受けた。

血液の沸騰する激痛に神経が一時的に麻痺、苦しみ咆哮を上げてラスタードの飛行速度がどんどん遅くなっていく…そこへ、波紋が効かないと学習したのか…敵の直接攻撃。
咄嗟にガードした突撃槍がメキメキと悲鳴をあげ、その巨大な力に騎竜共々上昇する地面に叩きつけられた。

鉄仮面の下で額から流血し、薄れゆく意識の中…元第六小隊隊長の姿が見える。
死ぬ間際ではない。まだ十分痛いし、意識もしっかりしている。立ち上がれはしないが…。ならば、この幻影の意味する所は何か…。
自分たちの前で決して倒れなかった彼の幻影に、ひとつ思い出した。

立たなければならない。

「…隊長たるもの決して倒れてはいけない…!ユーリ、クライド!決して振り返るな!攻撃を緩めるな!勝利は目前だ!!」

突撃槍を杖代わりに、苦しむラスタードに肩を貸して立ち上がり…大量出血に意識が遠のく中、命令。
その後、立ったまま…繋いでいた意識が断ち切れた。気絶しながらもただ立っていた。

【00000:カタパルト】 No.584(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月09日(22:52)
NAME : クライド
隊長が、落ちる。

噴き上がる水蒸気の中、ただ視認することしか出来なかった。
急激な上昇を緩和しつつ、伸びた敵の体は、ラスタードを落とし、更なる波紋が地上の戦士たちに降り注がれる。

「隊長ォッッ!?」

『…隊長たるもの決して倒れてはいけない…!ユーリ、クライド!決して振り返るな!攻撃を緩めるな!勝利は目前だ!!』

「…………ッ」

思えば、いつもそうなのかもしれなかった。
前で盾となる人達の数に比例して、自分たちの生存率が高くなるこのポジションを、疎ましく思うこともある。
しかし、違う。
最後まで戦場に残される理由は、最後まで生き足掻き、勝利を皆に齎すためのはずだ。
目の前の生物の上げる断末魔。その中に含まれた恐怖を感じて、唇が歪んだ。
若草色の目でそいつを見据える。

「――まあ、この程度であの人たちが死ぬ訳ゃあないんさ。…怖いか?そりゃ、ガキだからな。かわいそうに。……今、終わらせてやる」

呟くように言って、一矢を番える腕は震えやしない。
どこだ?どこに打ち込めば彼の者の命を抉ることが出来るだろう?
流石に息の荒いミネルヴァを、滑らすように上空で飛行させる。
一つ目の矢を放すと同時に、叫んだ。

「行くぜぇッ!!ユーリッッ!!!」


********************

オリジン-2に遠距離攻撃

【00000:カタパルト】 No.585(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月13日(19:44)
NAME : レイ

ズ グ ン と己の内が弾ける音がした。

 ──体内で爆発した何かは内蔵を侵し、全身の穴から体外に吐き出される血と供に霧散する・・・・鎧を脱ぎ捨てた為防御も叶わず血を滴らせ、倒れながらも這いずるようにある目的地へと移動を試みる・・・心臓の鼓動が弱々しいと体の中がこんなにも静かなのだと久しぶりに実感した。

「・・・・いいぜ、残りカスくらいくれてやる・・・だがなバケモン、テメーは近くの灯に怯えるあまりでっけえ炎を見逃したことを忘れんな・・・・・・・」

目的地は自分を狙ったカタパルトの『瞳』。幾たびも攻撃を受けた代わりに割り出したその位置に体をかぶせ、ニヤリと笑えばそれまでだった。

「・・・・・ハッ、眠るのは確定だがよ・・・テメーの目をひとつもらってくぜ・・・・!」

空中からオリジンを攻め立てている希望(ほのお)と自分が倒れた後も地に立ち、敵を滅ぼさんと戦っている希望(ほのお)・・・その温かみに背中に感じながら、意識を手放した──

【00000:カタパルト】 No.586(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月14日(00:08)
NAME : ジュート
周りの状況が把握できない。
わかるのは自分は攻撃をまともには受けていないことと、また仲間が倒れたことぐらいだった。
さながらそこは地獄、前線で戦う兵士のみが実感する死と隣合わせの世界である。
肉が焼ける臭い、血の色の赤。
剣が一撃ごとに悲鳴を上げている…それでも、握る手は緩めない。

「…もう…壊れ…ろっ!」

剣を高く持ち上げ…突き刺す。
深く、砕き、斬り裂かんと。

−−−−−−−−−

オリジン-2に直接攻撃

【00000:カタパルト】 No.587(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月17日(11:44)
NAME : シィア
「−−−−−−−っ!!」

一瞬だった。
全身の体温が一気に上がったかのような感覚。
痛みという範疇を通り越したそれに、声すら出なかった。
手から大鎌が滑り落ち、左手で右腕を押さえるようにしながら…両膝を地に着き、そのまま倒れた。
薄れていく意識の中で、仲間たちを見て…

「…ごめ、ん……」

最後に思い人の姿を視界に入れると、小さく呟いた。
また、心配させてしまうだろうと。

【00000:カタパルト】 No.588(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月21日(22:48)
NAME : ユーリ
「隊長ッ…!」

直撃か…フン、やられても尚暑苦しい男だ…。
…俺の出世の為に、貴様にはまだやってもらう事がある…そこまで大口を叩いたからには、情けなくくたばるなよ。

「隊長に代わって、俺が指揮を代行する。…巧く隙を作ってくれよ…!」

そして号令一下、黒い翼がはためいた。
クライドの矢に続く様に、突撃のモーションに入る騎士と竜。
大ダメージを与える為には、ある程度の直線軌道が必要不可欠、隙は大きい。
しかし、背後のクライドがその隙をカバーすれば…!

敵の頭上まで飛翔し、自由落下より遥かに速いスピードで、その醜悪な肉体にランスを叩き込む!


##########
オリジン-2に直接攻撃

【00000:カタパルト】 No.590(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月22日(00:10)
NAME : アル
コンポジットボウに番えた矢を最後に、矢筒が急に軽くなった気がした。
質量というよりも精神的な物だろう。
ラストの矢、これで倒れなければ、後は腰のナイフを使った白兵戦のみ。
優れた前衛たちを次々と打ち倒していくこの厚い攻撃の層に飛び込んで、やれるのか…?

「まぁ、しょうがねぇや…な!」

諦め気味に吐いた言葉、同時に最後の矢を放てば、ナイフの柄に手をかけて敵の間合いの中へと飛び込んでいく…!

##########
オリジン-2に直接攻撃

【00000:カタパルト】ハイランド軍ターン終了 No.592(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月22日(00:28)
NAME : ゾンド
-----------------------
・クライド
・判定数式:遠距離攻撃
{(2+7)×1.5}-10
=3.5
敵識別:オリジン-2に4ダメージ
-----------------------
・ジュート
・判定数式:直接攻撃
{(8+5)×1.5}-10
=9.5
敵識別:オリジン-2に10ダメージ
-----------------------
・ユーリ
・判定数式:直接攻撃
{(8+7)×0.9}-10
=3.5
敵識別:オリジン-2に4ダメージ
-----------------------
・アル
・判定数式:遠距離攻撃
{(10+10)×1.5}+5-10
=25
敵識別:オリジン-2に25ダメージ
-----------------------

集計:オリジンに697ダメージ

【00000:カタパルト】敵攻撃ターン No.593(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月22日(00:28)
NAME : ゾンド
粘膜の躯体表面が崩れ、ぬめりつく体液を垂れ流し始めている。
最早まともに狙いすらつけられずに四方八方へ熱線を放っているのみの体たらくだった。
身を裂く剣戟や食い込む鏃を受け、一歩一歩終焉に近づいてゆく。


オリジン-2
攻撃対象:クロム
レイジ
カル
ルーイ

【00000:カタパルト】敵攻撃ターン終了・ハイランド軍攻撃開始 No.594(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月22日(00:38)
NAME : ゾンド
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・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(8+32)×1.0}-33
=7
識別:クロムに7ダメージ
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・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(8+32)×1.0}-16
=24
識別:レイジに24ダメージ
レイジ戦闘不能!
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・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(8+32)×1.0}-30
=10
識別:カルに10ダメージ
-----------------------
・オリジン
・判定数式:遠距離攻撃
{(8+32)×1.0}-10
=30
識別:ルーイに30ダメージ
ルーイ戦闘不能!
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瀕死の赤子は、新鮮で無防備な肉塊が目の前に転がり込んで来た事を、
ひとしきり泣き叫び暴れた後にようやく察知した。
本体から分たれた巨大な触腕がレックスに絡み付き、内側の分泌腺が消化液を流し込む。
蛋白質が焦げる異臭の只中、既に焼け爛れている表皮を皮下組織ごと無数の刃が削ぎ落とし、

スープ状に融けだした肉汁を啜り始める。

【00000:カタパルト】 No.595(No.562への返信記事)

DATE : 2006年11月29日(01:00)
NAME : レギ
「いい加減・・・しつこいやつ、だ・・・」

片ひざついたまま、歯を食いしばって攻撃対象を睨みながら小さくつぶやく。
体のどこにダメージがあるのかそれも判別がつかないまま、痛みを無視して立ち上がる。ふらつきなど、意地でしてやらない。

「いい加減――」

片手に持った長剣を大きく振りかぶり

「――くたばれ」

放たれる熱戦を交わしながら、その肉体に切りつけた

―――――――――――――――――――
対象:オリジン-2 直接攻撃

【00000:カタパルト】 No.596(No.562への返信記事)

DATE : 2006年12月04日(14:09)
NAME : ジュート
攻撃したときに妙な違和感を感じた。
剣に振動があった気がした…攻撃の時のそれではない、なにかが。
しかし、それほど拘っていられる状況ではない。
続けざまに切り上げ、深く相手の肉体を抉る。
その時何かを捉えた…身の毛のよだつような、光景を。

「…っ!?レックス…さんっ…!」

無理矢理剣を引き抜き、その拍子によろめきながらも剣を構えると、走り出す。
そこはまさに前線の中の前線。死に近づくと言えなくもなかった。
レックスに絡みつく触腕に向けて、身体をひねり…横一文字に切り裂かんと剣を振るう。

【00000:カタパルト】 No.597(No.562への返信記事)

DATE : 2006年12月05日(19:48)
NAME : レイ

──どこか遠くで肉の焦げる音がする──

 触腕に絡め取られ、ゆっくりと消化されつつある己の体・・・・どこかむず痒い、なぜか眠り続けるには無視できないそんな感覚に目を開けるが意識はまだ覚めやらぬままだ・・・。
 ゆっくりとした動作で体を見る。溶け出している皮膚、柔らかくユルユルになったソレを容赦なく削ぎ取る刃、ジュルジュルと不快な音を立ててソレを啜る器官、そして──

『…っ!?レックス…さんっ…!』

──自分を助ける為に死地へ踏み込んだ同志の、姿。

「・ラ゛ ゥ゛ ぃ゛・・ハッギ・・・ぁ・・ぁぅぅあ゛・・・っく・・・!?ぎ・・・・ぃ・・・・!!!!」

 これが味方の隙につながっては笑えない・・・言葉にならぬ叫びを途中でなんとか噛み砕いて嚥下。危機にに仲間が助けに来るなんて最低で最高な目覚めと共に、全て思い出す──なぜ、自分が倒れ伏していたのか・・・・・・今がどんな状況であるかを。ジュートにより蝕腕から解放されたならば開口一番こういうだろう──

「・・グ・・ハッ・・おいジュー、ト・・・伝令だ・・・・こいつの近くで・・・寝てたらこう・・・・なるっ・・!!・・バァー・・全、員に・・ヒ、グ・伝えろ・・・・・俺は声が・・出ねぇ・・・・にしても・・・・スゥ・・・助かったぜ・・貸し一つ、・・ハッだ・・・・」

──と。礼よりも敵の情報を伝えるのが先だ、と。言うだけ言えばあとは這いずって戦線離脱を試みる・・・溶けかけた表皮の痛みがあちらに着くまでのいい『気つけ』になるだろうから・・・・

【00000:カタパルト】 No.598(No.562への返信記事)

DATE : 2006年12月06日(00:00)
NAME : ビッツ
「まだ、メシの時間は忘れないだけの余裕があるのかい」

肉の焼ける音と、肉を啜る音が聞こえる。
打ち倒された兵士を食らい、敵は己の傷を癒そうとしているのか?
この状況で、なお「それ」は生きるためだけに行動を起こしているように、男には見て取れた。

「まあ、どんな生き物だって…生きたいよな」

同僚の手によって救い出された「食料」のほうにちらとだけ目をやり、男は呟く。
わずかに揺れる膝を軽く叩いて踏ん張りを取り戻し、再び剣を構え、「それ」の前に立ち。

「誰だって、死ぬよりは生きていたほうが…いいよなァ」

巨大な剣、振り上げて。

「だから殺す」

振り下ろす。

【00000:カタパルト】オリジン撃破 No.599(No.562への返信記事)

DATE : 2006年12月07日(20:01)
NAME : ゾンド
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・レギ
・判定数式:直接攻撃
{(10+9)×1.5}-10
=18.5
敵識別:オリジン-2に19ダメージ
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・ジュート
・判定数式:直接攻撃
{(9+5)×1.5}-10
=11
敵識別:オリジン-2に11ダメージ
-----------------------
・ビッツ
・判定数式:直接攻撃
{(10+10)×1.5}+5-10
=25
敵識別:オリジンに25ダメージ
-----------------------

集計:オリジンに752ダメージ 撃破!
戦闘終了



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